赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド [Kindle]

著者 :
  • かんき出版
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感想・レビュー・書評

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  • 今のところ子どもの睡眠トラブルには悩まされていないけれど、今後夜泣きがあるかも?と思いこの本を読んでみた。
    睡眠関係のところも参考になったが、個人的には最後の方のママに向けたメッセージが励まされた気がした。

  • 赤ちゃんの安眠について何冊か読んでみたうちの一冊。
    添い寝推奨。添い寝しない方法を探していたので星3つ。

    睡眠医学で考えられている夜泣きの大きな原因は、次にあげる「体内時計」と「寝かしつけの習慣」の2つです。
    体内時計が24.5時間
    ①昼寝しすぎ②夜も照明で明るい→朝は賑やか、夜は静かにして調整していく
    寝かし付け習慣は①不適切な寝かし付け(テレビ、揺り動かす、哺乳瓶など)②子どものぐずりなどから寝る時間が遅くなる③寝言で泣いてるのに授乳などで対応してしまい習慣化→2.3分は放置

    お昼寝のポイント
    ①生後 3カ月くらいまでは、赤ちゃんが眠そうにしたら寝かせるスタイルで大丈夫。生後 4カ月くらいからは、お昼寝の始まりの時間を決めて、寝かしつけるようにしてみましょう。
    ②お昼寝は、したいだけさせておくのではなく、だいたい図 2の時間くらい寝たら、赤ちゃんを起こします。起こし方は、ステップ 1の起こし方のポイントと同じで、いきなり抱き上げないように注意しましょう。
    ③夕方 5時以降は、夕食の準備などで忙しい時間帯ですが、夜の睡眠にひびくのでなるべく寝かさないように努力してください。

    寝る前30分はスキンシップ
    薄暗い部屋で下の子を授乳しながら上の子と1日の出来事などをお話する時間に。

  • 1.読書目的・課題意識
    ・夜泣き対策。

    2.takeaways
    ・「寝言泣き」の存在。泣いている原因を2~3分観察・推察し、不必要に起こさない。
    ・体内時計は24.5時間周期だが、明るさ(朝の太陽の光か電気)で誤差を解消できる。朝7時には明るい場所に移動して起こし、20時には眠るよう19:30には暗い場所で寝かしつけに入ることが重要。
    ・赤ちゃんにとって成長は「喜び」でなく「不安」の可能性もある。泣いて当然、泣き止ませるのでなく共感してあやす。
    ・パパにしかできない夜泣き対策:「赤ちゃんの眠りの邪魔をしないこと(遅くに入浴・遊びをする等をしない)」「ママの心のサポート(話を聞く、夜泣きに怒らない、家事に文句を言わない、気晴らしの外出の提案、寝かしつけする等)」
    ・「ありがとう」は魔法の言葉

    3.todo
    ・泣いても2~3分は観察し、「寝言泣き」で起こさないようにする
    ・7時起票、19:30寝かしつけ、20時完全就寝のための生活設計
    ・泣いていても泣き止ますのでなく共感しあやす
    ・「赤ちゃんの眠りの邪魔をしないこと(遅くに入浴・遊びをする等をしない)」「ママの心のサポート(話を聞く、夜泣きに怒らない、家事に文句を言わない、気晴らしの外出の提案、寝かしつけする等)」をする
    ・「ありがとう」の好循環を生むようちゃんと伝える

    4.要旨および重要と感じたフレーズ
    ・赤ちゃんの眠りのサイクルは大人(90-120分)より短い。新生児は40-50分、正誤3か月で50-60分。5歳になって大人と同様になる。
    ・よって、赤ちゃんが夜中に40-60分ごとに泣くのは、「寝言泣き」の可能性があることを頭に入れて、泣いてもすぐに抱き上げずに2~3分、収まらないか静観する。都度起こすと、浅い睡眠の定着、夜泣き発生の温床となる。
    ・体内時計は24.5時間周期。このずれを解消するのが太陽の明るさ。赤ちゃんにも朝7時までには太陽または電気で明るくして朝を体感させたうえで反応を待って声をかけながら起こす。日中は明るく生活音がする環境に置く。夜は19-20時には入眠できるよう、その30分前には暗く静かな場所で寝かしつけを行う。起きる場所と寝る場所はわける。こうして体内時計を赤ちゃんにも定着させていく。
    ・寝る前30分には、暗い場所で意識してスキンシップ・コミュニケーション(よかったことのフードバック、生まれてきてくれたことへの感謝や愛情など)をとる。授乳したまま寝せるとそれが癖になるのでやめる(授乳後に寝かしつけをして寝せるなど工夫する)。
    ・日本の赤ちゃんは睡眠不足。P&Gパンパース赤ちゃん研究所によると、0-3歳児の19時前就寝率は、ドイツは36%なのに日本は1.3%。日本は40%近くが22時以降就寝。
    ・ちょこちょこ授乳は、胃の成長の阻害、頻尿・便による赤ちゃんの不快度増進につながる。3時間程度は間隔あけてもいいかも。
    ・3時間超の授乳間隔をあけると、母乳の分泌の減少、乳腺炎リスク増加、母乳の味低下にもつながる。
    ・パパにしかできない夜泣き対策:「赤ちゃんの眠りの邪魔をしないこと(遅くに入浴・遊びをする等をしない)」「ママの心のサポート(話を聞く、夜泣きに怒らない、家事に文句を言わない、気晴らしの外出の提案、寝かしつけする等)」
    ・「ありがとう」は魔法の言葉。育児は連係プレー。妻にも子供にもちゃんと伝える。「やって当たり前」のことにも伝える。「ありがとう」の好循環を。
    ・赤ちゃんが安心してすくすく育つためには、赤ちゃんの発するいろいろなサインに反応することが大切。笑ったら笑い返す、泣いたらあやす、できたらほめる。
    ・子供は全身全霊で親を愛し、愛されないのは自分が悪いからだと思い込んでしまう。親の心に余裕がないことを理由に「笑顔のない子育て」をすると、子供をひどく傷つける(自責の念を与える)。
    ・急激な成長の時期は、赤ちゃんは一晩で世界がひっくり返ったような体験をします。今まで20センチくらいし先までしか見えなかったのが、翌朝突然1m先のものも見えだし、急に色彩も豊かになったりする。きっと大海原に突然放り込まれたような。孤独と恐怖も感じる。赤ちゃんにとっては、「成長」が「喜び」ではなく「不安」である可能性もある。泣いて当然なので、「不安なんだね。大丈夫。ぼくがついているよ」と共感する。

    5.読了時間
    2時間弱

  • 子どもがもっと小さい頃に読めばよかった。育児や子どもの寝かしつけに悩んでいるすべての親に読んでほしい。子どもが夜中に泣き出すことがよくあったが、理由がわかりました。

  • 2015年長男の出産で、夫が購入。余裕なくてその時は読めなかったが、2021年次男誕生で夜泣きに困ったため読んでみた。
    印象に残った言葉は【寝言泣き】。次男はまさに今寝言泣きで親が悩まされている。生活習慣を見直さなきゃとは思うものの、日々の家事子育てに追われていて自分でスケジュールがなかなか組み立てられない。そんな時、この本に書いてあるタイムスケジュールが助かりそうな気がした。
    早速今日から昼寝を2時間30分させてみて、夜も早寝に切り替えてみようと思う。

  • ポイントがまとめてあってわかりやすい。
    寝かせることを意識したら、少し楽になってきたかも。


    ・寝る前のジュースは、血糖値を下げようとインシュリン分泌過多→血糖値下がりすぎ→再び血糖値上げるためアドレナリン等の血糖値を上げ、かつ気分を高揚させるホルモン分泌
    =寝つき悪くなる、眠り浅くなる(日中も同じ)=当分をとりすぎていないか注意!

    「生活リズムを整える」「寝かしつけを見直す」「ママと赤ちゃん両方の気持ちを大切にする」
    1.朝は7時までに起こす
    ー太陽の光を入れる
    ーいきなり抱き上げて起こさない
    ー朝の習慣(声をかけながら)

    2.お昼寝の時間を調整して、日中は活動的に
    ー夕方5時以降はなるべく寝かさない
    ーお昼寝させ過ぎない

    3.寝る前30分のイチャイチャタイム!なるべく8時までに寝かす
    ―優しくゆっくり話す
    ーテレビ・PC・携帯は厳禁
    ―仕事のことは忘れて子どもとしっかり向き合う、スキンシップ
    ー子どもの「よかった行動」を具体的に伝える

    目安】
    ・朝寝 9時~1時間
    ・昼寝 12時~2.5時間
    ・夕寝 16時~30分くらい


    ★赤ちゃんを泣かせてはいけないのではなく、不安な気持ちを受け止めてあげる

    ★母は子どもにすべてをささげるべき、と思っているのは日本を含めてごく一部

  • ねんトレはスケジュール。ちょこちょこ授乳にならないようにとりあえず授乳はしない事。

  • 知らないことを調べるには本が一番、と身に染みる一冊だった。泣いたらオムツ変えて、ダメならミルクがぼぉ!で大体いけると感じつつあったので、いやはや危なかった。あと泣くたびにスクワットするのも今後簡素なものに変えていかなくては……。

  • 1.朝7時までに起こすこと、2.日中は活動的に、昼寝の時間を調整すること、3.夜寝る前の30分スキンシップをとること。夜泣きは確実に楽になる、と信じて私も簡単な3つのステップを試し、一週間続けてみます。と言っても2つは既に実行していることなので、あと一つを守るだけなので手軽にできそうです。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。
NPO法人赤ちゃんの眠り研究所 代表理事。
東京都立保健科学大学(現:東京都立大学)卒業後、理学療法士として病院や施設に勤務。娘が生後6ヵ月に入ったときから始まった壮絶な夜泣きと、その改善体験をきっかけに、保育士資格の取得後の2011年から夜泣きのサポート活動を開始。お茶の水女子大学大学院博士前期課程にて生活科学修士を取得、東京大学大学院博士課程を単位取得満期退学を経て、2018年より茨城キリスト教大学文学部児童教育学科で保育者養成に携わる。
夜泣きは社会課題であるととらえ、大学院在学中に子育て家庭の睡眠サポートに取り組む任意団体「赤ちゃんの眠り研究所」を設立。2016年にNPO法人化し代表理事に就任。「赤ちゃんから大人まで、みんなが眠りを大切にし、イキイキとした笑顔が輝く社会の実現」を目指し、養育者だけではなく育児支援者への乳幼児睡眠に関する啓蒙活動を続けている。
著書の「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」(かんき出版)は、マンガ版等も含め累計25万部以上のロングセラー。

「2022年 『子どもの「眠る力」の育て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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