新しき世界 [DVD]

監督 : パク・フンジョン 
出演 : イ・ジョンジェ  チェ・ミンシク  ファン・ジョンミン  パク・ソンウン  ソン・ジヒョ 
  • TCエンタテインメント
4.05
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4562227882617

感想・レビュー・書評

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  • <ストーリー> (Amazonより)
    「新世界プロジェクト」。その始まりは、韓国最大の犯罪組織ゴールド・ムーン会長の突然の死だった―。韓国最大の犯罪組織に潜入して8年になる警察官ジャソン。警察に戻る日を待ちわびていたが、自分と同じ中国系韓国人である組織No.2のチョン・チョンの信頼を得てその右腕となった今、組織を裏切っていることに複雑な思いが湧き上がっていた。ある日、組織の会長が急死し、後継者争いが勃発した。ジャソンの上司カン課長は、その隙に乗じて一気に組織の粉砕を目論み、「新世界」作戦を始動させるのだが・・・。





    ストーリーがとても面白い!だけでなく、ラストはめちゃくちゃスッキリして気持ち良かったです♪
    まさしく『新しき世界』‼︎
    イ・ジャソンとチョン・チョンとの絆もとても良い!
    現実の世界では犯罪組織、ヤクザ、チンピラなんて...と思ってますが なぜかヤクザ映画ってわりと好きなんですよね...
    それにしても、チョン・チョン役の俳優さん、誰かに似てるんだけど...誰だろう???

  • 韓国ノアール作品が好きで数知れず観ていますがその中でも上位の作品です。黒社会への潜入捜査官が主人公の物語は多くありますが、ストーリー展開がひと味違い、役者さんの演技力も素晴らしい。怖いシーンもありますが、正義とは?悪とは?真実とは?絆とは?根本にあるのは壮大な人間ドラマです。韓国映画の実力には度々面くらいます。

  • イ・ジョンジェやっぱり最高!
    それにストーリーもよくある潜入捜査モノだけど、面白い

    それぞれのキャラクターも凄く立っていて、『オールドボーイ』のチェ・ミンシク、『ただ悪より救いたまえ』のファン・ジョンミンも流石の演技力
    出ていて地味に嬉しかったのは『ライフオンマーズ』のパク・ソンウン、彼の演技も凄く好きです

    この作品は監督が原作・脚本もやっているらしくて才能の凄さにあっぱれです
    『THE WITCH 魔女』の監督らしいけど、他の作品も観てみたい

  • これは大傑作。韓流ノワールものの最高傑作かも。ストーリーが勿論いいのだが、何と言ってもイ・ジョンジェとファン・ジョンミンの盃兄弟っぷりが見事。笑わず冷静だが自分の立場に懊悩するイ・ジョンジェ、騙されているとわかっても惚れ抜いたブラザーを温かく叱咤し、人懐っこい笑顔が魅力的なファン・ジョンミン。エンディングに出会いのシーンを持ってくるところも憎い。そしてチェ・ミンシクの存在感。脇にまわって策士ぶりを発揮する警察課長役をやっても本当に堂に入っている。まあ見どころ満載の130分だった。

  • 主人公や周りの組員の体の線が細いのが残念。迫力が半減しているように思える。ラストは好き。

  • 韓国最大の暴力団に、8年の長きにわたり潜入捜査を強いられる警察官イ・ジュソン。バレたら惨殺されるという極限のストレスがかかるなか、ある日、会長が急死、後継者争いに巻き込まれることとなる。

    「アシュラ」「チェイサー」「殺人の追憶」など韓国ノワールは辛すぎる。暴力シーンは正視できないレベルで残虐だし、結末はいつだって暗黒レベルで一切の救いがない。
    だいたい韓国ノワールのアクションシーンは何でいつもハンマーや鉈や刀を使うのか。拳銃でやれよ。痛いじゃないか。

    「新しき世界」も確かに韓国ノワールではある。作品序盤の拷問シーンではいきなり目を覆いたくなる。でも本作は何かが、画面から醸し出される空気が、ちょっと違う。

    有名韓国ノワールの多くが常軌を逸した狂気や、歪みまくった欲望で駆動する、ある意味で理解不能な「暴力」を底流させるのに対して「新しき世界」は、警察、暴力団、あるいは登場人物それぞれが暴力に一定の思想を持っている。

    いや、もちろん、犯罪組織の「暴力の思想」なんぞに「正しさ」などない。ないのだが、作品が進むにつれ、「正しさ」の境界線が酷く曖昧に溶けだしていく。なんということばが当てはまるのか、警察が絶対に正しくて、暴力団が絶対に間違っているはずなのに。

    警察の持つ暴力思想の象徴であるカン課長、犯罪集団のそれであるチョン・チョン、両者の危うい均衡の狭間で揺れ動く潜入捜査官イ・ジャソン。3人の男たちの攻防が、そんな不思議な感覚を底支えしている。

    その中でも特に犯罪集団の有力後継者候補チョン・チョンを演じたファン・ジョンミンの演技力がものすごい。なんだ彼は。なんなんだ。ものすごい演技力じゃないか。泣いてしまったじゃないか。

  • ストーリーを簡単に言うと、ある警察官がヤクザ組織に潜入捜査、10年経過して、幹部になっているところから話は始まる。笑えるところもあって楽しく観れた。韓国映画は俳優の演技力が高いのでストーリーにどっぷりと嵌まれるのが良い。登場人物のキャラクターが立っていたのも良かったなあ。

    ヤクザ韓国映画のグロテスクさは他にもあって、似たような映画が多いなと当初は思って見ていたが、新しき世界は終わり方に爽快感があったと思う。

  • 出てる役者もよくてストーリーも面白かった、兄貴のキャラが良すぎた

  • このところ、映画か韓国の話題が出ると、ここぞとばかりに推しまくっている映画。
    人死に多いのであんまり無差別に推薦するべきでないとわかってはいるのだけどでもだってもうとにかく見てよ!!
    最高…!と見終わってしばらく絨毯でごろごろ転げていたくらいの映画なのですよ!
    「インファナル・アフェア」+「ゴッドファーザー」、なんて言い方をされていて、インファナル〜はまだ見ていないのでそこは比べられないけれども、確かにゴッドファーザーの切なさはあった。
    長年やくざに潜入している警察官が主人公で、今や幹部側近にまでなっているのだけど、抜けたくて仕方ない。
    でも、命じている警察の上司は許してくれない。
    幹部の一人とは兄弟とも呼ぶ仲になっている。
    そこで始まる跡目争い。
    彼は警察の職務を選ぶのか、「兄」への情を選ぶのか、それとも…?という話。
    キャラクターが揃って良くて、一秒も気が抜けない緊張感がある。
    細かい設定まで行き届いている。
    そして伏線がいいんだ…。
    ベタかも知れないけれども非常に丁寧に拾っていくので、最後に全て綺麗に収まった爽快感がある。
    アクションもいい。
    痛いけど。
    見てるだけで痛いけど。
    でもいい。
    そしてラストですよ…。
    余分なモノローグなんかなし、映像だけで語り尽くした最後の五分が見事。

    設定からインファナル・アフェアの焼き直しのように思う人もいるかも知れないけども、どちらも見た人は一様にちゃんと別の良さを持って作られてると言うので、是非ご覧下さい。
    インファナル見てない人も。
    もうみんな!みんなだよ!


  • 潜入捜査ものは「インファナル〜」と「ディパーテッド」を超えるものはないだろうと思っていますが、これはこれでとてもインパクトのある映画でしたね。

    暴力団のボスたちを相打ちさせて自分の部下を組織のトップに据えようとする作戦が斬新です。とにかく部下の潜入捜査官を酷使するボス(チェ・ミンスク)がクソすぎる。

    暴力団で自分を可愛がってくれた兄貴(相変わらずファン・ジョンミンの芝居は唯一無二)への義理に悩み、いつになっても終わらない過酷任務に疲弊していく主人公に同情するしかない。そしてこの手も映画にありがちな、潜入捜査官に待ち受ける悲惨な末路を想像する気分も落ち込みます。ところがところが、という終盤の展開は実に見応えがありました。こう終わるのかぁと舌を巻かざるを得ません。

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