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- / ISBN・EAN: 4527427811270
感想・レビュー・書評
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進路に迷う青年が太平洋戦争で敏腕パイロット
として活躍していた祖父、阿部久蔵について調
べるうち祖父の戦死の真相にたどり着くという
物語です。
山崎監督の真骨頂のVFXを駆使した戦闘シーン
や忠実に再現された零戦の模型にも目を奪われ
ましたが、家族の愛や平和への祈りなど現代に
も通じる普遍的なメッセージが込められていた
映画でした。原作も面白いと思って読みました
が映画化も素晴らしい内容の作品だと思って観
た作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今生きている僕らは昔戦争で国を守るために戦ってくれた方々によって生かされていて、僕らは次の世代にきちんとバトンを渡す必要がある。今をしっかり生きよう。感動しました。
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よかった
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小説に感銘を受けたから映画版も観てみた。
ただの戦争映画ではありません。
戦闘シーンより人間ドラマがメインだと思います。
時間の関係上、原作に比べてかなりはしょっているけどそれはしょうがないかな。
それでも観るべき作品と言えます -
2013年 日本
司法試験に落ちて進路に迷う佐伯健太郎は、祖母・松乃の葬儀の日に驚くべき事実を知らされる。実は自分と祖父・賢一郎には血のつながりが無く、“血縁上の祖父”が別にいるというのだ。本当の祖父の名は、宮部久蔵。60年前の太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前に特攻出撃により帰らぬ人となっていた。宮部の事を調べるために、かつての戦友のもとを訪ね歩く健太郎だったが・・・。
映画を観る前に原作を読んで号泣し、慌ててその足でロングラン上映でもギリギリの中映画館に駆け込んだ思い出がある作品です。評判が良いので期待していたけど、それ以上でした。岡田くんの言葉や仕草、感情に心揺さぶられ、結局泣きながら観終わるというものすごい爪痕を残していったよ・・・すごい映画。
迫力のある戦闘映像も十分にインパクトがありますが、それに流されない丁寧な語りがとても良い。原作を読んでいなくてもきちんと伝わる作りだと思います。宮部を知る人たちによって少しずつ明かされる宮部の姿。最初はえっ、臆病者ってどういうこと!?と思いますが、どれだけ彼の覚悟が重かったのかという事実を知ってがつんとくる。周りから理解されなくてもぴしっと通った芯のある姿がものすごくかっこいい。私、正直この作品を知るまでは健太郎の友達みたいに特攻隊は洗脳されていて自ら率先して死んだと思っていました。あの時代なら仕方ないことで、内心怖いとか思っていたとしても逃げ出すようなことは許されなかったと。でも、宮部のように強い意志を持っていた人もゼロではなかったのでしょう。立場上困難なことは多々あったであろう中、必死に生き抜いた人がいた。自分の祖先がもしかしたらそういう人生だったかもしれないと思うと、何だか不思議で忘れてはいけないなと感じます。
だんだんと戦争の時代を知る人がいなくなる中、彼らにとって現代に生きる我々はどんな風に映っているのだろう?戦争が終わった後の時代を想像するしかなかった彼らにとって今はどんな世の中に見えるんだろう?戦い守る価値のあったものだと思えるんだろうか・・・そんなことを考えてしまう。どんなときもきちんと毎日を生き抜く人でありたいなと思います。 -
2015.04.30
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伝えたいこと、物語丁寧に描かれていたし、演技も申し分ない。
特攻隊の作品は後世に残さなきゃいけないし、これはわかりやすいから息子にもいずれみせたい。
ただ私の感想は少々強引過ぎるこじ付けと、感動的なシーンもあったが、涙腺緩い私だけど、涙が流れずで減点。