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- / ISBN・EAN: 4959241753076
感想・レビュー・書評
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日本独特の八百万の神は何とも愛嬌があるなと思う。
海の中を走る電車から見える風景が好きだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10歳の少女・千尋は、何事も自分からは行動を起こそうとしないひよわな現代っ子。引っ越しの途中、両親と一緒に神々が病気と傷を癒す為の温泉町へ迷い込んでしまった彼女は、町の掟を破り豚にされた両親と別れ、謎の美少年・ハクの手引きの下、湯婆婆という強欲な魔女が経営する湯屋で、千という名前で働くことになる。
人生経験豊かなボイラー焚きの釜爺や先輩のリンに励まされながら、逆境の中、意外な適応力を発揮して働き始める千尋は、やがて怪我をしていた名のある川の主の傷を癒したり、他人とうまく交流出来ないカオナシの魂を解放へと導いていく。
そんな中、湯婆婆の命令で彼女の双子の姉・銭婆から魔法の印鑑を盗んだハクが、銭婆の魔術によって瀕死の重傷を負わされた。
ハクを助けたい一心の千尋は、危険を省みず銭婆の元へ印鑑を持って詫びに行くが、それは初めて千尋が他人の為に何かをすることだった。
お陰で、ハクは命を取り留め、しかも彼が千尋が幼い頃に落ちた琥珀川の主であることも判明する。
湯屋へ帰った千尋は湯婆婆に両親を返して貰い、無事、人間の世界へ戻って行く。
八百万の神様をもてなす湯屋に迷い込んだ千尋が、豚にされた両親を元の姿に戻すために試練を乗り越えていく。
宮崎駿さん版の不思議の国のアリス。
最初は、受け身で引っ込み思案だった千尋が、湯屋の仕事やハクとの関わりなど様々な試練に仲間の力を借りて乗り越えていきながら、成長していくのが、励まされました。 -
だ〜ま〜れぇええええ!!!
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2020年、コロナ禍で新作映画の上映が難しくなっている中での再上映。
まさか、もう一度スクリーンで「千と千尋」を見られる日が来るなんて思わなかった。
昔、宮崎駿さんが「DVDで家のテレビで見るのと、映画館で見るのとでは感動の大きさが全然違う」とおっしゃっていたけれど、その通りだと実感した。
DVDでも、金曜ロードSHOW!でも、もう何回見たかわからないくらい見たけれど、改めてじっくり見ると冒頭のお父さん・お母さんの無神経ぶりがすごく気になる(笑)
・短い時間でも、お世話になった人(釜爺さん)にはきちんとお礼を言う。
・他人の部屋に入る前にはノックをする。
・仕事を与えてもらえるのはありがたいことである。
・働かない者は食べることができない。
・雨が降ったら海ができる。
・愛する人のために精一杯のことをする。
・自分の名前を大切にする。
そして……
・一度あったことは忘れない。思い出せないだけで。
日本人が大切にしてきた礼儀とかしきたりとか、人間の真理というものがいっぱい詰まっているように思えて、やはり子どもたちにこんな映画を見てほしいなと強く思った。
スタジオジブリの今の技術ならもっと美しい風景も描けるのだろうけれど、この映画が見せてくれる海の美しさ、そして「ふたたび」の感動的なメロディーは絶対に一生忘れない。
これからも、「千と千尋」を見るたびに2001年のあの夏を思い出すのだろうな。
人生で一番の映画です。 -
アットホームな職場
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何度見ても良い……小さい頃から繰り返し見ているのに何度でも最高なのってすごいなあ
トンネルくぐってすぐある駅の待合室のような場所を友人が「聖堂かと思ってた」と言っていて、確かに神聖な空気もあるところで、素敵な解釈だなと思った 死んだ人にとっての駅なのだとしたら聖堂でもあるかもしれないね
今回は友人たちとわいわい見たから深く集中していなくて感想が薄いのだけど、
新年最初に見た映画が千尋で、友人たちがいたこと、とても良かった……良い思い出になった……辰年だし縁起がいいねコハクヌシ -
ジブリのなかでも名作と言われるほどの有名な作品。ひょんなことから入り込んでしまった不思議な世界には、主人公・千尋を翻弄する沢山の出来事があり、そのどれもが現実ではありえないような体験ばかりで見てるこっちも思わず魅入ってしまいます。
海列車に乗るシーンは本当に素敵で私自身何回も見てしまいました…!
こんな人に会いたかった、こんな体験がしたかったと思えるような体験が出来ると思います。