へうげもの(18) (モーニングコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 文庫版からコミック版に移行。とても嫌な気持ち。
    「猪熊事件」をきっかけに徳川による禁中掌握が進む。幕府と禁中、徳川と豊臣、東国と西国に亀裂が入っていくなかで、豊徳合体を織部他豊臣恩顧の大名たちは目指すが、第三勢力である大久保長安が暗躍する。
    なかなか複雑な背景をわかりやすく描いており、そこまで退屈せず読み進められるが、織部は徐々に暗躍する側から巻き込まれる側に変わっていく。暗にその末路が示唆される。

  • このマンガのオノマトペが地味なのは、狙っているのだろうか・・全体を通して、秀忠の奥さんお江の顏が怖かったのが印象的だった。殿様でも浮気がばれるのは怖いらしい。

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著者プロフィール

1968年、新潟市生まれ。大学在学中、「ちばてつや賞」に『大正野郎』で入賞。同作品でコミックモーニング(当時)よりデビュー。『デカスロン』『度胸星』『ジャイアント』など、斬新な着想、大胆な描写で、一歩先ゆく野心作を続々発表。第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第14回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作『へうげもの』では、実在の武将茶人・古田織部の生涯を描き、「日本人」の価値観を深く掘り下げる。そして興味の対象は「文化」から「文明」へ、五百年前から五百年後へ。『望郷太郎』のはてしない旅が始まった。

「2023年 『望郷太郎(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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