ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 [DVD]

  • 169人登録
  • 3.43評価
    • (8)
    • (29)
    • (33)
    • (7)
    • (2)
  • 30レビュー
監督 : アレクサンダー・ペイン 
出演 : ブルース・ダーン  ウィル・フォーテ  ジェーン・スキップ  ボブ・オデンカーク  ステイシー・キーチ 
  • 東宝 (2014年8月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104850904

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 150315-150322→150328(1450文字)

    「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」 映画鑑賞感想文


    この映画は、年老いた父親(ウディ)が宝くじに当選したと思い込み、賞金を受け取るために息子(デビッド)とモンタナ州からネブラスカ州まで車で旅をする道中を描いた作品です。

    ロードムービーというジャンルの映画を初めて見ました。


    映画好きの友人が「人生の10本指に入る作品」と感銘を受けていたので興味深く鑑賞しました。

    モノクロで静かに流れていく話なので、映画素人の私が予備知識無しに感銘出来たかどうかはわかりません。

    とても上級者向けの作品なのだろうと感じました。


    私が印象に残ったのは、登場した「車」が象徴的だったのではないかということです。

    最初親子は日本車(スバルのアウトレック)で旅を始めます。

    そして最後は父親が昔から欲しがっていたトラックを息子がその日本車と引き換えに父親名義で購入し、父親は旧友達に自ら運転している姿を見せ(つけ)ます。

    あたかも本当に夢をかなえた賞金当選者であるかのように。


    トラックは恐らくアメリカ車です。

    アメ車はスケールの大きさの象徴です。

    途中、息子のいとこ兄弟が息子に「今までどんな車に乗っていたか」を尋ねます。

    彼ははスバル、日産、それに韓国の自動車メーカーの名を答えます。

    いとこは「なんだ、みんな日本車か」という馬鹿にしたような反応を見せます。

    アジアの車は一括りで、日本と韓国メーカーの区別なんかないといった感じです。

    親子の地味な人生を象徴しているのが日本車、そしてなりたい自分の姿や憧れを象徴しているのがトラック(アメ車)なのだと感じました。

    父親は「賞金を受け取ったら何を買いたいか」という周囲の質問に対し「トラックとコンプレッサー」と答えています。

    「なぜそれが欲しいのか」という質問には「(息子に)何か残してやりたかった」と答えます。

    人生の終盤になりたい自分の姿(トラック)を獲得し、さらに息子にもそういう人間になってもらいたいという無意識的な意識を感じました。


    コンプレッサーは、お人よしな自分の性格のために損失した物事や心残りの象徴ではないかと感じました。

    もしかするとコンプレッサー(compressor)とコンプレックス(complex〉=劣等感と韻を踏んでいるのかなとも思いました。


    年老いた父親の後悔に近い様々な感情を感じますが、それに比較すると息子の方はだいぶ前向きに思えます。

    父親を不憫に思い「数日間でも夢を見させてあげようよ」と周囲の嘲笑や圧力に負けず父親の旅に付き添います。

    一言で言えば、とても父親孝行な息子です。

    私の親に対する態度と比較すると、自分がとても恥ずかしく思えます。

    最も印象に残ったのは、賞金の当選はしていないとわかった後、肩を落とす父親に対し息子が「少なくともいい景色が見れたし、一緒に過ごせて楽しかった」と言うシーンです。

    モンタナからネブラスカまでは約1300km。
    (日本の本州は1500kmだそうです)

    高い山は無く、モンタナから吹いた風がどこにもぶつかることなくネブラスカまで辿り着けるような広大で平坦な地形が続いていました。

    日本人だけでなく、アメリカ人が見てもアメリカらしさを感じられる景色なのだろうと思います。


    モノクロの映像は人生終盤の旅にふさわしい郷愁を感じさせる効果があったと思います。

    また音楽もギターやハーモニカ?などアコースティックなムードの曲が使われとても心地良かったです。

    親子(父子)のありかたを考えさせられながら、静かに楽し... 続きを読む

  • 「プレミアムシネマ」にて。半分呆けた父親と息子のロードムービー。映像はモノクロでだし、なんとも地味な映画です。主人公の老人が大金を手にしたと聞いた途端、住民たちがたかりに来るシーンが印象に残ります。田舎は怖いともいえるし、田舎の人はヒマだなとも。

  • 最後の最後に、何かどんでん返しがあっても良いと思ったが、まぁこれはこれで良い。

    追伸
    日本では何故こういうロードムービーが作れないのだろうか…

  • 音楽と白黒映画。とても良い。家族の旅は愉快。

  • 怪しげな当選賞金を受け取るべくネブラスカへと向かう年老いたガンコ親父と、その旅に付き合うハメになった息子が繰り広げる珍道中の行方を心温まるタッチで描いた全編モノクロによるハートフル・ロード・ムービー。

  • 主演のブルース・ダンは数々の映画祭で主演男優賞を受賞しました。

    100万ドルが当たったと通知が届き、それを受け取りに行こうとする父。でも、それはインチキだと誰が観ても分かる。父はそれを信じ歩いてでも受け取りに行こうとする。モンタナからネブラスカまでは4州をまたぐ。父は痴呆症きみ。息子は家族の絆を取り戻す為にそれに付き合う事にする。途中、父の故郷に立寄る。そして、父の生立ちや生き様を知る。そこで、改めて父に対する想いを強くする。


    父の故郷で身内やその当時関わりあった同僚達が当選話を信じて金に群がろとする。最後には父の思い込みと分かってしまう。そこの部分だけが釈然としない。故郷の人達は父の話を信じてしまったのだろうか。


    物語自体はゆっくりと淡々と進んでいきます。少し退屈しなくもないです。緩やかで優しい映画です。

  • 息子と父の(途中からは家族の?)ロードムービー。
    アメリカのロードムービー観ると、「ああ、私もあんなとこ走りたい~」って思っちゃう。
    最近の映画なのになんでカラーじゃないんだろうと思ったけど、白黒の方が雰囲気合ってたかも。
    もう少し突っ込んで描いてほしいとこもあったけど、割といい映画だったと思う。
    でも親がああいう状態になったら、私はあんなに優しくできないだろうなぁ(今から懺悔しとく)。

  • 父と息子の関係性がいい。
    会話しなくても伝わるというか・・・。女の私から思うと、何考えてるのかわからん、つまらんにもなるのだけれど。どこの国でもそうなんだね。
    いい映画みたなーと自然に思えた。
    父の演技が上手いし、老人を美化しないところがいい。
    演技というか、母も息子達も自然すぎて、ドキュメンタリーを見ているようだった。
    全部モノクロだったのが違和感があった。

    ロードムービー好きかもと気づかされた。

  • BSスタチャン無料録画>息子が優しい。最後の息子の粋な計らいにホロリと来てしまう。。
    軽い認知症を患っている父に対し、始めは呆れていたが、だんだんと、どこまでも優しく付き合う息子がとことん優しい。。

  • Call Saul‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎

  • お互いがお互いを知る事はそんなに難しい事ではないのかも知れない、ただ少しのきっかけさえあれば。

    父親の自尊心を傷つけまいと画策する息子、軽い認知症の父親、ゆっくりと心の距離が縮まって行く様はとても素敵でした。
    最後に手に入れた家族という賞金、とても癒されました。

  • もし自分に痴呆が入りだしたらこんなジイさんになりそうだな…と頭を抱えながら鑑賞。
    それにしても息子、優し過ぎる!
    こんなに胸のすくパンチを見たのは久しぶり!w

    3.3点

  • 痛い目(文字通り、結膜炎)で見た。でも、白黒で目に優しかった。
    それはいいとして地味な内容なのに、くすっと笑えるところが満載で、ちょっと大人向けで、通向けの感じもしたけれど、それぞれの行動に納得できる映画だった。
    特に奥さんの毒舌がよかった。
    ひどい日本映画を観たあとだったので、尚更おもしろかった。

  • わりと期待してたんだけど、眠れそうなくらいふわふわと観る映画だった。ジジイのロードムービーは好きなんだけど、モノクロはやはり一歩間違えると退屈でしかないね。
    さてさて、大金が当たったと信じ遠くまで出かけようとする父親に、呆れながらもついていく息子との旅。なかなかシュールな箇所がちらほら
    線路で入れ歯を探したり、墓でアバズレだった母はパンツの中身のことしか考えなかった男の墓石にむかってパンツをみせてみたり、ね。
    大金じゃないなにかを得られたかな。うん
    でもわたしの心には残るものがなかった。けど、ハマる人にはハマるだろうし、そのツボはわかる。退屈だなと思う時間が長すぎたのが残念、空気感はとても好き

  • 白黒の寂しい映像で、父子の旅路を描くロードムービー。あらすじから想像する通りの物語の運びであるが、親子のコミカルな会話の可笑しさと、物語が進む毎に温かみが増して行く父子の様子が印象的。

  • 大金が当選したという父と呆れつつも面倒をみてやる息子を描いた人間ドラマ。
    モノクロ映画。

    わたしはまだ学生だからあんまりピンとこないけど、もう少しわたしも年をとって、親の老化に向き合うころにみたらまた違うんだろなと思った。

  • だんだん父親が愛おしく思えた。
    息子が、父親をバカにする地元のおっさんたちを殴るところが良かった

  • 2015/1/6 ずっとモノクロームな世界でしたが…
    口数少ない 少し曖昧な認知症なのかフリなのか
    奥さんが 全く正反対で笑える 女は幾つになっても強し!淡々としてる中でコメディな要素に笑えながら…やはり シリアスなドラマだった。息子
    本当に優しい…。惚けたような父だけど…やはり子供の為に何か残したいという親心 泣けてしまいました。昔の仲間や親族までも 意地汚い奴は
    相手が 泡銭持ってるとなると…人のお金にまでたかろうとする醜さ。でも、これって、現実の小さな日常にもあるなぁ〜って観てしまった。
    最終的には親はいつまでも子供に何かしてやりたいと思いつつ、やはり育ててもらった 子供が親に恩返しするということだね。とても 良かったです。

  • じいさんの演技がマジでじいさん
    息子の父への気づかいや父の愛とか少しずつ読みとれてなんかすこーしずつあったかくなる

  • 母さんとなんで結婚したの?
    したいって言うから
    父さんはしたかったの?
    まぁいいんじゃねぇかと
    後悔したことない?
    しょっちゅうだ

    だがもってる

  • 最初は頑固な父と口の悪い母に挟まれてかわいそうだなーこの息子とか思って、でもところどころ可笑しく見てた。

    だが、父の故郷に着いたあたりから、父母の過去を明かされていくにつれ感動の波が静かに押し寄せた。

    最後はホロリ。モノクロで寂しい風景ばかりだったけど、最後は温もりを感じた。

    ただほんと田舎風景が寂しくて寂しくて…。

  • 見なきゃよかった。老人の醜さや厄介さが実にリアルで、怖くなる。思い込みが激しくなり、いくら言って聞かせても理解できないとか、ほんとにある話だ。

    100万ドル当たったと思い込んで譲らない父に付き合って、モンタナから故郷のネブラスカまで一緒に旅をする息子は偉い。そこで親類や旧友と再会するのはいいけど、大金が当たったと父が言いふらしたために、みんな一斉に「昔貸した金を返して欲しい」などと言い出し、たかろうとする。その意味でも人間の醜さが強調されていて、嫌な気持ちになった。

    観ていて、最初から最後までいらいらしてストレスが貯まり、暗い気持ちになる映画だった。

全30件中 1 - 25件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 [DVD]を本棚に「観たい」で登録しているひと

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 [DVD]を本棚に「いま見ている」で登録しているひと

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 [DVD]を本棚に「観終わった」で登録しているひと

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 [DVD]を本棚に「いつか観る」で登録しているひと

ツイートする