メイジーの瞳 [DVD]

監督 : スコット・マクギー  デヴィッド・シーゲル 
出演 : ジュリアン・ムーア  アレキサンダー・スカルスガルド  オナタ・アプリール  ジョアンナ・ヴァンダーハム  スティーヴ・クーガン 
  • ポニーキャニオン
3.84
  • (24)
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  • (32)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 273
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013022980

感想・レビュー・書評

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  • メイジーに「明日」の概念が生まれたあのときが、自分の足で生きる第一歩になったんだな、、

  • 【ストーリー】(Amazonより)
    離婚した両親の家を10日ごとに行き来することになったNYに住む6歳のメイジー(オナタ・アプリール)。
    ベビーシッターだったマーゴ(ジョアンナ・バンダーハム)が、父(スティーヴ・クーガン)の新居にいることに戸惑うが、元々仲良しだった彼女にすぐに打ち解ける。
    母(ジュリアン・ムーア)が再婚した心優しいリンカーン(アレキサンダー・スカルスガルド)も、メイジーの大切な友だちになった。

    自分のことに忙しい両親は、次第にそれぞれのパートナーにメイジーの世話を押し付け、彼らの気まぐれに我慢の限界を超えたマーゴとリンカーンは家を出て行く。
    母はツアーに向かい、メイジーは独り夜の街に置き去りにされてしまうのだが──。






    子供が出来る前に観たかったなっと思った作品でした。
    血の繋がりが無くても 家族になれると思っているし 本当の親じゃなくても子供の事を最優先に思ってくれる大人がいれば子供は幸せなんじゃないかと思っています。
    思うんですが 人の親としてなんだか淋しいような気持ちになるんです。
    難しいですね。
    家族に縛られたくないと思っているけど 無下にはできない。結局、なにかしら縛られてるんでしょうね。この世は人と人との繋がりで成り立っているから仕方のないことなんでしょうね。
    メイジーの本当の両親は 無責任で自分勝手で腹立たしいんですが メイジーへの愛情はあるように思えるんですよね。ただ、2人とも自分優先なんです。
    マーゴとリンカーンは血の繋がりはないのに メイジーを優先出来るところが人として凄いなぁと思います。自分には出来ないかも…
    メイジーの瞳は そういう大人達をちゃんと見てるんですよね。

  • ”こわしたくないの”

    離婚した両親の間を
    10日間ごとに移動する6歳の少女メイジー。
    親権を奪い合おうとする両親の姿、
    仕事の都合であっちに預けられたり
    こっちに預けられたり。

    劇中、大人の前で
    とっても健気で愛らしくふるまうメイジーが
    ふと一人になった瞬間の瞳のもの悲しさ。
    両親が自分のことを大事に思っているのが
    よくわかっているから。
    困らせたくない、悲しませたくない思いで
    自分の悲しいって気持ちに蓋をする。

    大人がおもっている以上に
    子供はいろんなことを考えていて
    傷ついている。

    「家に帰りたい」

    メイジーのさす家が、母親の家でも父親の家でもなく
    昔、仲良かった頃の家族の家であることに
    心が苦しくなる作品でした。

  • 両親のケンカが絶えず離婚。家を行き来するようになるも、どちらも仕事が忙しく約束を破るようになる…というストーリー。

    あまりにも…どっちも子供を愛してはいるけど、身勝手過ぎて子供が可哀そう。
    離婚したと思ったら父親はナニーと結婚っていうのがまず最悪過ぎる…。
    主人公が「まだパパと結婚してる?」って聞いちゃうぐらい、パパは最低最悪過ぎた。
    結婚しても合鍵で家にも入れず、便利に使われてるだけ。でも主人公の事はナニーとしての仕事以上に愛してくれている。

    一方母親も、元夫がナニーと結婚した事に怒りながら、若いバーテンと結婚。
    それも忙しい自分に代わって子供を見てもらえるから結婚した、と子供に言っちゃうヤバさ…。
    バーテンくんはでもめっちゃ良い子だし、母親が子供に擦り寄って!って怒るけど仲良くしようとしてくれてるんじゃん…めっちゃ良い人だよ…。

    出張やツアーで飛び回る2人に、ナニーとバーテンくんが振り回され、何故か2人で主人公の面倒を見るという事態に。
    あ、これ愛が芽生えるやつ、と思ったらその通りなんだけど、2人とも主人公を愛してくれるし思いやりもあるし、この血のつながりのない3人が家族でいいよ…!!と思っちゃう。
    最後は売り家を勝手に借りて3人で束の間の疑似家族を味わい、迎えに来た母に主人公が行くのを拒否する。
    母親のことが嫌いで、というわけじゃないし、母もそれを分かってくれるけど、最終的に主人公はどうなるんだ…。

  • 両親の愛が正しい方向で子供への伝わらないと、結果としてうまくはいかない。
    口先だけで愛するのではなく、行いと真実を持って愛するのである。
    最近、親になるとこの手の作品にグッとくるなぁー。

  • 本物の両親にもメイジーへの愛は確かにあった。
    ただ、笑って側にいてくれる人間が子供には必要なんだなっと。

    リンカーンとマーゴを全肯定する気はない。責任の無い仮親だからこそ、あのポジションでいれたのかなっと少し思う。幸せになるかもしれないけど、ラストのメイジーの描写は少し仄暗さを孕んでいる。

  • 最近親になったからか、とても切ない。
    そしてメイジーの演技が素晴らしい。

    言葉だけではなく、向き合い、愛し、優しく、
    態度で愛情を伝えたいと強く思った。

    子供もしっかりと人格があり、
    したいこと、したくないことがあるし
    親の決めつけで選択肢を狭めてはいけない。



    親の都合だけで振り回される子供は
    「聞き分けの良い子」「極端に反抗的な子」
    に分類されるよーな気がするが、良い子の実態は
    「一番近い家族にすら遠慮して、
     嫌われることを恐れている子」なんだと思う。

  • アレキサンダー・スカルスガルドがかっこいい。そして優しい。
    それだけで星3つぶんくらいの価値があります。

    この映画は終始、6歳の女の子メイジーの視点で描かれています。
    両親が離婚し、メイジーはそれぞれの家を10日間ごとに行き来することになるのですが、パパもママも仕事で忙しく、メイジーのお世話をするのは若き再婚相手たち。

    視聴者として、また日本人としてはメイジーがとっても可哀想に思えます。両親は身勝手だし、再婚相手たちも被害者のようなもの。しかし、当のメイジーはといえば周りの大人たちが大好きで、その眼差しは澄んでいます。

    アレキサンダーのかっこよさにクラクラしつつ、メイジーがこのまま真っ直ぐ健やかに育ってほしいなと思うのでした。

  • 母親も父親も娘のメイジーを愛しているが、
    ほとんどそばに居ない。
    母親が娘と離れる場面で毎回「あなたが一番大事」とか「心から愛してる」とか言うたびに悲しくなる。

    仕事とかで子供の面倒をみる時間が中々とれないってのは
    事情的には分かっても、この母親と父親の行動や言動にはもやもや苛々してしまう。それぞれの新しいパートナーへの態度とか見てても自己中心的すぎると感じる。「あなたが一番大事」と言いつつ本人は無自覚のまま(自分の次に)がついてる感じ。

    メイジーは母親も父親も大好きだし、自分のそばに居てくれるリンカーンとマーゴも大好き。大人達の事情にたくさん振り回されても相手を見つければ大きな声で名前を呼んでハグしに駆け寄るそんなメイジーがとても愛おしくなる。

  • 子どもできてから観ると、堪らないな。
    あースカルスガルド!スカルスガルド!

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