日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか (徳間文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 何でもウリナラ起源を主張する韓国の、公的な文物から制度、姓氏に至るまで、ほとんどが中華帝国からの借り物で、チョゴリや焼き肉はモンゴル由来。自ら生み出したのはハングルぐらいだそうだ。そのハングルも、中国に対する事大主義から当時は普及させることができず。パクりも中国を見習っていて、サムスンは特許侵害で世界中で訴えられているらしい。
    日本が欧米に挑戦した戦争によって、大航海時代以来続いていた植民地のほとんどが独立した。事大主義の小中華、朝鮮も清から独立できた。が、独立させなかった方が、お互いに幸せやったのかも。

  • 中国、韓国の反日ムードの中、危険なタイトルの本であるが、日本の教科書に出ていない内容を知ることができて、私にとっては有益な本だった。著者が、日本人でも韓国人でもないので、公平な立場の内容だと思いたいが、かなり中国人と韓国人を嫌っている様子もあり、出来れば他の国から見た評価や史実とされるものも知りたいと思う。
    感想としては、教科書にあることだから間違いないと信じるのは危険で、本当のことは自分自身で確認すべきだということ。情報ネットワークが規制されている国の場合は得にそうだろう。日本は、大丈夫であることを願いたい。

  • 中華世界では、歴史とは「政治」なのである。

    黄色のハイライト | 位置: 2,505
    「人は日本の西洋化を論ずる。だが、それは西洋の日本化だった。日本は、理論、制度、手続きの一切を輸入した。しかし日本は、それらのものを自ら育んできたシステムと構造、すなわち江戸の社会と文人の文化に組み込んだ。事実、日本の普通教育はヨーロッパに先行していた。明治維新の成功は、西洋の日本化という視点によってのみ理解が可能である」(『ドラッカー名言集 歴史の哲学』上田惇生訳、


    黄色のハイライト | 位置: 2,665
    聖徳太子の「和を以て貴しとなす」を見るまでもなく、「和」は日本的な考え方である。「和」は多元的な価値を容認する共生の思想や風土によるものであり、中国的な考え方とは完全に


    黄色のハイライト | 位置: 2,682
    日本の「和」の思想は、どこかから伝来したのではない。縄文文化と弥生文化の共生、共存と習合の神道から「和」の原理は自然に生まれた。さらに、仏教伝来後は天台 本覚 思想である「山川草木国土悉皆成仏」(あらゆるものが仏になれる)などの衆生の思想が加わり、「和」の思想を磨き上げ、輝きを増していく。


    黄色のハイライト | 位置: 2,748
    森と水に恵まれた日本では、自然への信仰と共生からアニミズムの原始神道が育まれた。そもそも神道は「 産霊」(万物を生み育てる霊的な働き)を信仰する。


    黄色のハイライト | 位置: 2,752
    どの一神教にも戒律があり、仏教も道教も例外ではない。神道における戒律は「 禊祓」くらいだろう。豊かな森と清流はケガレを忌み嫌い、清浄を尊ぶ心を育てるとともに、日本文化をはぐくむ風土となった。


    黄色のハイライト | 位置: 2,788
    日本文明のみが唯一、地球文明になりうるのはなぜか。そこには西洋文明などが持ちえない二つの特性の存在がある。  その一つが、原始神道の神仏習合に代表される「習合の原理」である。神代からすでに、 八百万 の神はいかなる外来の神も排除しなかった。東洋文明も西洋文明も取り入れるから「衝突」はない。神道の共生の思想と仏教の衆生の思想、そして文化に寛容な日本の風土が、多元的文化を容認する土台となったのである。  もう一つが、島という地政学的条件からくる「限定空間の原理」である。はるか縄文時代から限定空間でつちかわれてきた人間と自然の調和こそ、宇宙船地球号たる地球文明の雛型となる。人と人、人と自然の関係は、多くの問題や課題を抱えている。平等と自由は両立せず、自然も無限ではないことが知られるようになってきた。  日本の縄文文明と江戸文明は、これからの人類の共存、人間と自然との調和、共生、そして資源と環境の問題におけるモデルとなる。日本化現象は 20 世紀に入って確実に拡散を続けており、1990年代のバブル崩壊後も停止してはいない。

  • ・1/27 読了.さすがに台湾人だけあって日本のだけではなく大陸の中韓の歴史的背景をよく知っていて、それをもとに日本のは正反対の民族性を詳細に説明している.水に流すという発想は神道の禊を知らない民族には理解できないという説には思わずうろこが目から落ちてしまった.なるほど.日本人の清潔好きはこのケガレを忌み嫌うところからきているのか.それにしても中韓の歴史を知れば知るほど可哀想な人達だという印象が深まって、日本人に生まれてつくづくよかったと、毎回幸せを噛み締めることになる.

  • なるほど、と思う点も多数。これ以外の歴史に関する書もあわせて読めばバランスとれるかも。ただし、日本史、アジア史という観点ではなくて世界史で見ないとミスリードする可能性高いと思います。

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著者プロフィール

1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。1994年、巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞。日本、中国、韓国など東アジア情勢を文明史の視点から分析し、高く評価されている。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』『世界から絶賛される日本人』『韓国人に教えたい日本と韓国の本当の歴史』『中国の正体知ってはいけない「歴史大国」最大のタブー』『新型肺炎感染爆発と中国の真実』(以上、徳間書店)、『もしもの近現代史』(扶桑社)など多数。

「2021年 『中国人も知らない歴史のタブー ジェノサイドの中国史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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