ダラス・バイヤーズクラブ [DVD]

監督 : ジャン=マルク・ヴァレ 
出演 : マシュー・マコノヒー  ジャレッド・レト  ジェニファー・ガーナー  デニス・オヘア  スティーブ・ザーン 
  • Happinet(SB)(D)
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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953061194

感想・レビュー・書評

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  • 1985年、電気工でロデオカウボーイのロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、
    自身が忌み嫌う同性愛者の病気と思われていたHIV陽性と診断され余命が30日だと言い渡される。
    アメリカには認可治療薬が少ないことを知った彼は代替薬を探すためメキシコへ向かい、本国への密輸を試みる。
    偶然出会ったトランスジェンダーでエイズを患うレイヨン(ジャレッド・レト)と一緒に、
    会費を募り国内未承認の薬を無料で配る「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立するが・・・。
    第86回アカデミー賞3部門受賞!10年ぶり、主演&助演W受賞!!
    「生きる権利」を訴え、一人闘った男の感動の《実話》!!

    2014年アカデミー賞3部門受賞、HIV宣告された男がたったひとりで社会に戦いを挑んだ実話を描く感動ドラマ。
    マシュー・マコノヒー主演。薬の承認にはこんなに時間と手間がかかることを初めて知りました。マッチョなマシューとトランスジェンダーのジャレットレトがいい演技をしています。

  • ただ生きるのに一生懸命なだけ

  •  1985年のダラスでエイズになったカウボーイが自らエイズの薬を売る商売を始めた実話を映画化。

     冒頭のエイズ告知のシーンで医師と看護婦がいそいそとマスクをつけるのに笑うが、当時は今よりもずっとエイズが怖がられてて偏見に満ちあふれていた。そしてエイズの偏見は同性愛の偏見とも重なっていた。
     マシュー・マコノヒーの痩せっぷりと迫力に圧倒される。余命1ヶ月と言われた主人公が数年も生きたのは治療法が正しかったというより治療薬を手に入れたいというエネルギーとその中での人々との交流によるものだったのだと思う。

  • wowowで録画視聴。字幕版。
    話題作、マシュー・マコノヒー主演ということで観てみました。
    享楽的な生活をしていた男が体の不調を覚えて病院へいくとHIVの宣告を受ける。HIV=ゲイの行為による感染という偏見が根強く、本人もゲイへの偏見が強かった主人公は当初、自分がHIVであると言う事自体に疑いと拒絶反応を持つが、余命30日という宣告への恐怖から未認可新薬や少しでもいい治療法を探し、病院に頼らず自分たちで信じた薬を仕入れ、それを同じ病気の人たちへ売り捌くダラス・バイヤーズクラブを立ち上げる…というあらすじ。
    実話を元にしているようですが、もうずいぶん前のことでHIVへの感染が広まってからもそれほど時間が経ったのか…と改めて実感しました。
    今も特効薬のないこの病、しかも感染経路に実際同性との行為からの可能性が高いとあれば、当時の偏見の目はいかほどだったろう…と察せられます。
    ただこの話はけしてお綺麗な展開では無く、主人公から完全にゲイへの偏見が無くなった訳でもなく、周りが変わった訳でも無い。本人の手に負えない女好きは変わらないし共にクラブを経営したゲイの男性のコカイン中毒も全く変わらない。
    自業自得と言ってしまえばそれまでだけれど、病気になったからと言ってただおとなしく必死で延命することが出来なかった気持ちも伝わってしまう。
    必死で自分たちで道を拓こうともしている。そして自分だけが良ければそれでいい訳ではないと足掻いている。
    うろおぼえですが「少しでも長く生きるのに必死過ぎてなんのために生きているのかわからなくなる」といった事をマシュー・マコノヒー演じるロンがぼやいたのが酷く胸に刺さりました。
    マシュー・マコノヒー、ジャレッド・レト、二人とも元のビジュアルを思い出せないほどに痩せこけた姿への調整は確かにすごいのですが、それ以上にどうしようもない人間の中にある魅力を見事に魅せる演技に打ちのめされました。
    その生々しい個々のいきざまが、愚かなのに愛しくなる。どうか奇跡が起きないのかと祈りたくなる。
    結果、奇跡が起きるわけではないけれど、足掻いた事、必死に取り組んだことはけして無ではないと言える結果が残って多くの人を救ったけれど、彼の中で一番はきっとそんな事ではないのかもしれない。
    愛した女がいて、バカな友がいて、最後までロデオが出来た。それが彼の生きる意味だったかもしれないし、そうであればいいと思った。

  • 若かりし頃のロバート・デ=ニーロにクリスチャン・ベイル。それに本作の主演のマシュー・マコノヒーの役柄づくりのための体重の増減に関しては見ている方がハラハラしてしまいます。

    好きな俳優さんの作品はすべて集めたいのですが、3作目に出た悪魔のいけにえシリーズの第四弾はどうしようかなぁ~さすがにシリーズ全部集める気になれないしなぁ~

    ちなみにいつまでたっても初主演作の「評決のとき」は高額のままです。

    「ダラス・バイヤーズクラブ」
    https://www.youtube.com/watch?v=vzw8b0CuIjE

    HIV感染後に発症したカウボーイのロンを演じるのがマコノヒー。「U-571」で彼を知ってからしばらく放置してから作品をかき集めたのですが、本作でオスカーの栄冠に輝いていることも遅くに知りました。

    ただ、「リンカーン弁護士」あたりからの役作りの上手さにひかれてましたね~。社会は作品も多ければスリラー作も難なくこなすし、最近はこういった役者さんは貴重です。

    自分の為でもある治療薬探しを全ての人間のために必死に有効な薬をかき集めるために違法というか完全に犯罪行為を頭脳戦で国に挑んでいく!これが実話というから凄い!

  • 第86回アカデミー賞作品賞ノミネート、実話。エイズ特効薬を求め、余命30日と宣告された患者が奮闘する。末期と言われながら生きることに必死で、そんな彼に集まってくる患者達。

    法律の規制を遵守して命を落としていく人がいるなかで、彼のアウトロー的な必死さには心打たれるものがある。

  • 自堕落な性生活が原因でエイズになったカウボーイが余命30日から奇跡的に数年生きる人生を描いたストーリー。

    アウトプット大全おすすめ映画より

  • テキサスに住む女好きでジャンキー電気技師のロン(マシュー・マコノヒーさん)は、その自堕落な性生活がたたりHIVに感染してしまう。医者からは余命30日を宣告され、数人の仲間からはあからさまに避けられる様になってしまう。入院中、治療薬であるAZTの存在を知り、藁をもすがる思いで主治医のイヴ( ジェニファー・ガーナーさん)に投薬を御願いするが、安全性の確認が出来ていない事から断られてしまう。途方に暮れるロンだが、同じ病棟にAZTの治験を受けているレイヨン(ジャレッド・レトさん)と知り合いに成り、そこからロンの運命は大きく変わる事となる。
    エイズが蔓延した80年代のアメリカの社会情勢。現在にその教訓が生かされていないのかな。。。

  • 実話っていうのが何よりすごい。なんというバイタリティ。生きるってこういうことだよな、としみじみ。

  • 自分のことになると動ける。
    『死なないのに必死で生きてる心地がしない』

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