アナと雪の女王 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

監督 : クリス・バック  ジェニファー・リー 
出演 : クリステン・ベル  イディナ・メンゼル  ジョシュ・ギャッド  ジョナサン・グロフ  サンティノ・フォンタナ 
制作 : ジョン・ラセター  イディナ・メンゼル 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
3.76
  • (278)
  • (464)
  • (415)
  • (61)
  • (13)
本棚登録 : 2620
感想 : 428
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241753489

感想・レビュー・書評

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  • 映像と音楽の完成度の高さが
    ストーリーの出遅れ感を完全にカバーしていた。

    観賞後は
    「何回でも観たくなる映画だね。」
    と、家族で言い合い、
    それぞれの部屋へと解散した後、
    かすかに聞こえる
    ♪レディゴ~の歌声が可笑しかった。

  • ディズニーやピクサーは幼少期の「美女と野獣」「アラジン」止まり。あとは「白雪姫」「ファンタジア」あたりを見たくらいか。
    3DCGアニメへの抵抗感もあり。あえて公言しなかったが、ややアンチだった。
    アラフォーにして初体験レベル。
    それも映画館でもなく、DVDでもなく、「アナ雪2」放映前のテレビ放送(オラフがピエール瀧ではなくなった版)を。
    初めて父娘で映画作品を見た。
    ズボンは穿きたくないからとパンツだけの娘3歳半を胡坐の上に座らせてひざ掛けをして。
    102分のうち70分くらいは集中して見ていた。もちろん父親による解説ありだが。
    「ケンカしたんかねー」「ドア開けてくれんかったねー」「手をこうやったら氷が出たねー」エルサが魔法で作った城を「きれーい」オラフの顔だけ取れたのを「顔取れたねー、どしたんかなー」くらい。
    あとは集中力が落ちて何かしようとするのを、父が見続けていたのを横目に「こうやったらスケートができたねー」という程度の感想だが。
    よくある合唱にはまだなっていないが、翌日も見たいと母にせがんだらしい。スカートを穿いてエルサごっこしたり。

    と、よき思い出になったが、自分の感想としては、いたってふつー。
    宇多丸のラジオムービーウォッチメンを聞く。強力なのは歌と音楽であって、それに引っ張られて話が変わって齟齬を来しているが、音楽構成だけで十分。
    ……絶賛というには若干温度は低いが賛意を示す、という、いってみれば忖度っぽい。
    荻上チキがタマフルに出て宇多丸を相手にした回も聞く。いわゆるディズニープリンセスの変遷というもの。
    ……あーそうですか、へーそうですか、という程度の。文化を社会学的に解釈するときの、なるほどー鋭い指摘ですね、でもそれ以上のものではないという虚しさたっぷり。ポリコレとかフェミとかに忖度する手腕の巧みさを、頭のいい人が見分けて腑分けして提示して社会現象として称揚する、これって公式が寄生虫に飯の種を提供するという迂遠なマッチポンプなのでは。
    と、結構ひどいことを書いてしまったが。

    伊集院光いわく
    (そうした「アナ雪」フィーバーの中で、伊集院さんが注目したのは、ワイドショーや情報番組での取り上げ方だ。伊集院さんは、テレビの取り上げ方は「とにかく松たか子の歌がすごい」「アナ役の神田沙也加の声優力があなどれない」などと紹介されるばかりで、「誰もストーリーを褒めていない」ことに「ピンときた」のだという。そこで伊集院さんは、ストーリーそのものを楽しむために、松さんや神田さんが登場しない「字幕版」を観賞したそうだ。そして、)
    「悪いところが一切ないです。いいところも一切ないです。こんな毒にも薬にもなんねえ映画、久々見たなと思いました」
    「ディズニーCG映画の作り方みたいな本があるとすれば、そこから一切はみ出ることなく、それに異議を唱える者は一人もなくできあがりましたっていう感じの映画ですわ」
    まさにそう!

    というより、話的にはヒキコモリのエルサがあんなに素晴らしく感動的な歌唱を披露した段階で、あれ、なんか筋と歌の盛り上がりがズレちゃうんじゃないの、と老婆心。
    こじれたおっさんにとってはエルサの非社会的な解放感に共感してしまって、でも世間一般的にこの感想じゃダメだろうと思っていたら、やはり社会的な修正が入って大団円、と。
    あー結局そうなのねー。
    宇多丸いわく「2」が補完する形でついに完結した、と絶賛なんだか忖度した賛意なんだかを示していたり、「2」のステマ手続き失敗疑惑とか、いろいろあって、どんなによくても結局はカネなのねとミソついた感じはあるが。 

  • えっ…何も解決してなくない…? とエンドロールを呆然と見送った…。
    見そびれてこれまで未見だったのだけど、これまで私がこの映画の内容を歌以外ほとんど知らなかったのは、単に偶然ではなかったのでは…と思ってしまった…。
    映像と音楽が一体となった力はすごい。
    映画館で見たら鳥肌立ったかも。
    しかし物語はどうなんだ…?私には響くところがなかった…。
    そもそも、王と王妃が親としても統治者としても酷い…。補佐官もいないのかこの国。他国の王子に全権移譲ぽいっとしちゃうほど臣下が無能なのか。育てとけやあああああ!!あそこで亡くなるのは予想外にしたって、ゆくゆく確実に必要になるじゃん!エルサが表に出られないんだから!
    そして家族の問題を一人の記憶を消して、一人を閉じ込もらせて放って置くってあんた…。そりゃエルサもアナも意思疎通出来なくなるわ…。そんで、ろくに対話もないまま真実の愛〜!で解決って…。愛は血縁であれば自動的に生まれるものでもなきゃ、維持出来るものでもない。ひとまず「家族だから!愛してるから!」で解決したていにしたせいで、今後も問題は続くんだろうなぁと思った。
    最後のエルサのスケートリンクも、あきらかに被差別民のトロールも、「役に立つなら存在していいよ」というマジョリティの傲慢さを感じるばかりだった。
    異性との恋愛ではなくて、女性間の情が鍵だったというのは、確かにこれまでのディズニー作品からしたら画期的かも知れないけれど、それならもうクリストフ要らなくない?「男性から愛される」はヒロインの必須条件のままじゃないこれ?
    クリストフの背景についても色々描けるところをざっくりだったので、ええー…という気持ち。
    エンドロールで、アンデルセンの「雪の女王」を元にしてるよ☆ というのを見た時には、えっ?!と思わず声が出た。そうね…タイトルから明らかだよね…でもあまりに違うからチラリとも浮かばなかったわ…。

    • 淳水堂さん
      すいさん
      こんばんは。

      レビューみて「そうそうそう」と思いました(笑)
      国としてどうなのよって。
      エルサが人前に出られないなら、...
      すいさん
      こんばんは。

      レビューみて「そうそうそう」と思いました(笑)
      国としてどうなのよって。
      エルサが人前に出られないなら、アナにも女王教育しておけ!
      「あとはハンス王子に任せます」「分かりました!いい王子様が来てよかった」って、ええ~~?!そんなに簡単に外部者が仕切れるなんて、この王家と大臣たち最初からいらなくないか?
      トロールも、森に隠れ住むとはいえ存在は認められてるんなら、エルサも遣り方によっては認めさせることはできただろうに、「大人になったら抑えられるようになるかもしれないからそれまで隠しておこう」って、ただの逃げじゃなかろうか。不良化した子供に対して「いつか落ち着くかもしれないから閉じ込めておこう」という発想みたいな…。

      やっぱり「国王」というものがいないアメリカが作るとそんなもんなのかなあと。

      なんとも突っ込みどころがあり過ぎて、歌がいいと言ってもあまり集中できなかった(笑)
      2019/01/18
    • すいさん
      淳水堂さん

      こんばんは、コメントありがとうございます!
      ですよね…。
      公開当時、絶賛の嵐だったイメージなのですが、賞賛は主に音楽と映像に対...
      淳水堂さん

      こんばんは、コメントありがとうございます!
      ですよね…。
      公開当時、絶賛の嵐だったイメージなのですが、賞賛は主に音楽と映像に対してだったのでしょうか…。
      どうしても描きたいことがあって矛盾が生じてしまったり、無理がある設定になってしまったりすることもあるでしょうが、今作はそれよりも「雑」という印象です…。
      2019/01/20
  • 姉のエルサ(声:イディナ・メンゼル/松たか子)と妹のアナ(声:クリステン・ベル/神田沙也加)は、王家の美しい姉妹。
    しかし、触れるものを凍らせる“禁断の力”を持つエルサは、自分の意志に反して真夏の王国を冬に変えてしまう。
    “雪の女王”となり、行方を絶った姉と王国を救うため、山男クリストフ(声:ジョナサン・グロフ)とその相棒のトナカイのスヴェン、“夏に憧れる雪だるま”のオラフ(声:ジョシュ・ギャッド)と共に雪山の奥深くへ旅に出るアナ。
    彼女の想いは、姉の凍った心を溶かし、世界を救うことができるのか?引き裂かれた姉妹の運命は?すべての鍵を握るのは“真実の愛”……。
    いつものディズニーアニメなら王子的な役柄がヒロインを救う展開がヒロインであるアナが物語の決着をつけるというふうに変化していて、ヒロインであるアナのピンチを救うのが王子的役柄ではなく意外な人物だったりヒロインであるアナの祖国の乗っ取りを企んでいるのが王子的役柄であったり、アナを傷つけないために独りきりになろうとするエルザと子供の頃のように姉妹仲良くしたいアナの強い姉妹愛がしっかり描いていたし、特に女性を励ますようなメッセージもあってユニークなディズニーアニメの傑作でした。

  • オープニングの氷を切り出して運ぶシーンから
    ミュージカル仕立て
    わぉ、レ・ミゼラブル?って感じ。
    すっかり映画の世界へ引き込まれていった。

    まあ早い話リア充な妹に姉がキレちゃったっていう
    壮大な姉妹喧嘩?とも言えなくもない
    とにかくエルサには「何故にそんなに生き方が
    不器用すぎるのだ!!」と言いたい。
    同じ長女として心情がわからないでもないが
    もう少しうまく生きれないのか!!
    反対にアナは・・・
    なんていうかはっちゃけすぎじゃないか!!!
    それはそれでうまい生き方とは言えない気がする。
    まぁ、ひと目で恋に落ちて結婚するってのを
    否定したら過去のディズニーのプリンセスものは
    成り立たないけれど。
    エルサの歌う レリ・ゴー。レリ・ゴー ♪ が
    一番の見せ場かな。あのシーンはよかった。

    自己肯定することって大事だよな。確かにな。

    吹き替えのクオリティ高し!!
    松たか子はもちろん、神田沙也加がよろしい。

  • ディズニーアニメ。
    王道でありながら、現代らしい挑戦も垣間見られる意欲作。

    映像のしっかりした作り込み、歌の入れ方の上手さ、飽きさせないテンポのよさなど、あらゆる点でハイクオリティ。
    その上で子どもから大人まで楽しめる作りになっていて、ディズニーって本当にすごい。

    何より日本語の吹替え声優が素晴らしい。松たか子と神田沙也加が声優としても、歌手としても本当にすごい。それだけで一見の価値あり。

    また、雪だるまのオラフもいい味を出している。コメディというより、サイコパスの領域。映画館で観た時のピエール瀧の声の方が狂気を感じられてもっと面白かったのに、残念。

    個人的には、キャラクターの目はもう少し小さくしてほしい。ぎょろぎょろしてて違和感が強い。

  • 以前、途中で意識が飛んでしまって止めた作品。人気で2も出たということもあり、もう一度チャレンジ。
    最後まで観れた。
    「愛が氷を、心の氷をも溶かす姉妹の物語」
    深読みすれば、エルサの障害受容とも関連させることもできる作品だと思う。

  • 映画館で見たのが字幕版なので、日本語版との違いに、しばらく気づかず、なぜ、こんなに受けまくっているのかが理解できなかった。歌が良かったんだな、とは思ったものの、この歌が、どうして、こんなに受けているのかも謎だった。
    今回、DVDで日本語版を見て、そもそも「ありのままで」の歌の扱いが違うのでは、ということに、あらためて思い当たった。
    映画を見る前から、「Let it go」が大人気になっていたが、これも英語の歌で聞いていたため、その時点では、あまり意味を理解できていなかった。映画を見て、そういう歌だったのか! と思ったのだが、日本語版だと、かなり意味が違ってきていると思う。

    これは、簡単にまとめてしまうと、妹のアナが姉のエルサ(魔女)を真実の愛で救う話で、エルサはアナがいなければ「Let it go」を歌いながら、自らが作った氷の宮殿・氷の王国で、たった一人で生きていくところだった。自分の力が、自分の国を凍りつかせてしまったことも知らず。
    アナが姉を思い、もう子どもじゃない、一緒にいるわ、二人なら何とかできるわ、と呼びかけ、最終的に命をかけてエルサの気持ちを溶かしたことが、国を救うことになる。本人は無邪気で、そんな大それたこととは自覚がないだろうけれど。

    「ありのままで」は、自分を「そのままで良いんだ」と肯定する歌というよりは、自分に愛想を尽かし、自暴自棄になったエルサがヤケクソになって歌っている歌、という気がしている。
    そこが人間的で、とっても良い歌ではあると思うけれど。

  •  凍った世界を救うのは、愛。
     雪の女王エルザと、その妹アナが織り成す幻想と姉妹愛の物語。
     主題歌が異常なまでに人気で、何度もテレビで流れていた。流行語にもなった。実際には、歌っている様子ほど楽しげな状況下で歌われた歌ではなかった。ヤケクソ気味の引きこもりのテーマでもあるからだ。
     全体的な評価で言えば、映像は限りなく素晴らしいが、それ以外は王道の枠を超えていない。テーマ性は「愛」という概念を「恋愛」から「家族愛(姉妹愛)」に拡大解釈できる事実を示していたが、愛というテーマである以上、食傷気味になってしまう感覚は否めない。
     だが映像に関して言えば、何よりも素晴らしいと言えるクオリティだ。日本のアニメーションはどこまでも手書きに拘るが、それ故完全にダイナミックなクオリティや表現に関してはアメリカに後塵を拝している。無論、日本アニメ特有の「引き算の論理」による簡素化することによるクオリティや表現は健在であるだろう。だか書き込みの妙や質感、映像の向こう側の世界のリアリティは、圧倒的に海外のクオリティが高過ぎる。手書きアニメには、「奥行きのない二次元の世界」という限界が感じられてしまう。この現象に日本に落ち度があると言えばあるし、ないと言えばない。全ては手塚治虫から始まった低予算アニメ制作の名残りであるし、上手くCGアニメへの以降ができなかったこと、そもそも多額の予算が得られない傾向にあることなど、どうしようもない流れの中で支配されているのが日本アニメ界の現状だ。手書きにも手書きの良さがあるものの、この映画の本物のような氷や、氷とガラスの融合体のような結晶などの表現の前には、現実感という迫力が足りない。特にラストの、アナが氷像になってしまうシーン。『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』のラストを連想させるシーンだったが、氷像の質感がたまらない。言い方は悪いが、ソーダ味のアイスバーがそのまま像になったくらい、本物の氷だった。付着した霜の質感のリアリティが、日常にある本物の氷と大差ないのだ。また幻想的な氷の城も、作り出されるところから背景として使われるところまで、とても美しい。
     氷だけでなく、雪に至るまで、「そこにある」というリアリティが非常に高い作品だった。劇場で見ればその美しさに圧倒されてしまっただろう。

    キャラクター:☆☆☆
    ストーリー :☆☆☆
    世界観   :☆☆☆☆
    テーマ   :☆☆☆
    映像    :☆☆☆☆☆
    台詞    :☆☆☆

  • 「遅ればせながらレリゴりました☆」

    レリゴ~♪レリゴ~♪
    何処へいってもこの音楽!!というのも
    少し収まり、レリゴ~旋風も少し落ち着きを見せる。

    真夏の暑い時にレリゴ~を観る気も出なかった
    ものの、少し涼しくなってきた今日この頃。
    今しかない!!そう思い観ました
    「アナと雪の女王」

    前情報がたくさんあり過ぎて
    ハードルは富士山のように高かったものの
    感想としてはおもろい!!

    女子だけではなく
    35歳のおじさんまでも虜にするこの作品。
    色々な楽しめる仕掛けが盛りだくさん。

    声優さんもセレクトが素晴らしい
    特に雪だるまのオラフ:「ピエール瀧」
    最高でした。

    ディズニーの伝家の宝刀である
    大どんでん返しも上手に存在感を見せつける。

    少し遅くなりましたが
    我が家では
    私の野太い声で
    レリゴ~♪レリゴ~♪
    が響いております。

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