のすりの巣(百舌シリーズ) (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 百舌シリーズの5作目。
    今までの話から随分とスケールダウンした印象が。
    倉木も津城も亡きいま、物語に刺激を与えられるカリスマが大杉しかいない分、線が細くなっているような気がします。

  • 途中から百舌はどこ行った状態の百舌シリーズ本編終了。
    スピーディな展開でシリーズ通して飽きる前に読了。
    大杉良太と倉木美希がシリーズ通しての主役でしたね。
    ハードボイルドにはエロが必要なのね(¯―¯٥)

  • 逢坂剛・百舌シリーズの第五弾。
    誤解を恐れずに言うのであれば、この作品は百舌シリーズの中で
    いちばんスッキリ出来る体を為している。ここまでの作品も
    スリリングなハードボイルドだったのは間違い無いのだけど、
    少々昔の作品であるため、テクノロジー関連の時代設定が若干古い。
    しかし、この5作目では携帯電話やICレコーダーといった
    現代ミステリーに欠かせないアイテムが普通に登場してくるので
    読んでいて安心出来るのが良い。

    主要登場人物が前作までで半減した所為か、事件自体のスケールは
    やや小さくなった(^^;)。しかし逆に展開に無理がなく、先を想像
    しながらワクワクして読めるのはさすが。もしかしたらシリーズの
    中でいちばん好きかもしれない。

    残るはスピンオフ系の一作を残すのみ。
    その後、別の作品にも手を出しちゃうんだろうなぁ、きっと・・・。

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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