ゴッドファーザー PARTI<デジタル・リストア版> [DVD]

監督 : フランシス・フォード・コッポラ 
出演 : マーロン・ブランド  アル・パチーノ 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
4.24
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113829892

感想・レビュー・書評

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  • 1972年公開、マフィアであるコルレオーネ一家の抗争や盛衰を描いた不朽の名作。死ぬまでに一度は拝みたかった映画のひとつにやっと手が出せました。

    マフィアの頂点に君臨するドン・コルレオーネ。その立場であればさぞかし冷酷非道なのだろうと先入観を持っていました。しかしその強大な権力を持ちながらもドン・コルレオーネは他人の声に耳を傾ける。3人の息子に期待を寄せ、彼らの将来を憂える。時に心を揺らし表情に影を落とす。そんな人間味溢れる彼の人物像に惹かれる人も多いのだと思います。
    それぞれの人物とエピソードがしっかりと描かれ、ここぞとばかりに流れるゴットファーザーの名曲は唸るものが。3時間におよぶ超大作にもかかわらず重厚なストーリーで時間を感じさせません。

    若かりし頃のアル・パチーノが美青年すぎて衝撃を受けます。裏の世界で父や兄たちに不幸が続き暗雲が立ち込めている様子を察し、恐らく一人静かに決意したのでしょう。時間の移ろいとともに変化する表情が見事。印象的なセリフも多く、繰り返し観たくなる理由が分かります。観て良かった。

  • アメリカで財を成したマフィアのドン・コルレオーネ。息子のマイケルは堅気だったが、敵対するファミリーにドンが襲われ、復讐の嵐が吹き荒れて。

    初見です、たぶん。どの作品を観ても、アル・パチーノはカッコいい。そして、最後のセリフ。さすが新ゴッドファーザー。感服しました。

  • 名作と言われるゴッドファーザーを今更鑑賞。
    マフィアのストーリーと聞いていたので、なんとなく自分向きではないと敬遠してきたが、もっと早く観ればよかったと思うくらい、自分の中にズシリときた映画。
    マーロン・ブライドの言葉多くない役の中で感じさせる圧倒的なドンとしてのオーラに、アルパチーノの堅気からマフィアへなっていく過程の目つきやオーラの変遷。そして、細かいエピソードが、「ここで繋がるのかっ!」という巧みな伏線。
    一度観るだけだと、登場人物も多すぎて分からないことが多いが、2回観たら、この作品の素晴らしさが更に分かるようになる。
    50年以上も前の映画なのに、なぜこれが素晴らしいと言われ続けているのか、痺れるほどよくわかった。
    これだけの大作は、近年は生まれていない気がする。
    いまは動画は誰でも作れて、アップできる時代。でも、これこそプロの作品だし、映画だからできるもの。
    娯楽として人が安易に創るものではなくて、沢山の人が巧みにストーリーを演じて創る映画というものの真骨頂を見た気がする。
    3度目の視聴は、ゴッドファーザー2を観てからにしようと思う。

  • "Tell Mike it was only business, I always liked him."

    久々に見たけど、やっぱりいい…。
    この完成度の高さ!
    端役に至るまでの登場人物の一人一人、役者自身だけでなく製作側全体が丁寧に扱っているのが感じられる。
    華やかな出来事と陰惨な出来事が対になって繰り返される形式美もとてもいい。
    服装がみんな決まっていて粋なのも、見ていて気持ちがいい。
    そして今回しみじみ思ったのが、台詞がとても美しい。
    男の美学、マフィアファミリーの美学という枠を非常に上手く利用して、映画の美学を表した作品だと思う。
    好き!

  • ずっと食わず嫌いして見ないでいたマフィア映画の金字塔を、ついに観た
    若い頃に観ても、きっと今ほど理解できなかっただろうから
    たぶん見るのが今で良かったのだと思う

    すごかった
    アル・パチーロ演じる三男マイケルの人間性が変化していく様が
    有名なゴッドファーザーの愛のテーマが象徴的に流れることで印象づけられる
    冒頭の結婚式と、後半の洗礼式があることで、はっきり見える
    演出と構成が効果的なのが、すごかった

    曲だけは知っていた「ゴッドファーザーの愛のテーマ」は、映画を見たことで印象が、かなり変わった

  • 会話が少ない映画は自分にむいていないと思った。
    長い。

  • 「映画好きなら必ず見るべき」と言われる作品の中で、わりと上位にくるこの映画は、イタリアで実際に起こったらしい、実話に基づいたとあるマフィアの物語。

    70年代の映画といい、3時間の長さといい、過激なシーンといい、観るには覚悟が必要になるが、こんな世界が本当にあったのか……と思い始めたら最後まで見入ってしまった。

  • イタリア系マフィアの血で血を洗う抗争を映した作品。
    少し長めの映画だが、観るものを飽きさせないシナリオと、迫力ある演技が好みに合った。

    2も見よう。

  • 2022/10/9
    映画勉強会のために復讐。

  • 定期的に観たくなる傑作。名シーンが多い。私はPart Iが一番好きです。

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著者プロフィール

これまで六つのアカデミー賞を獲得。代表作として主に『ゴッドファーザー』3部作と『地獄の黙示録』の監督として知られる。1939年、デトロイト州に生まれ、ニューヨーク州クイーンズで育つ。幼少期にポリオ麻痺に感染し、その治療期間に物語を書くこと、そして玩具として与えられた映画投影機に没頭し、映画製作への興味を育んだ。
 ホフストラ大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で演劇と映画を学びつつ、短編小説や戯曲を執筆(コッポラ自身は己のキャリアの発端を「作家」であると見做している)。1970年、『パットン大戦車軍団』の脚本家としてオスカーを受賞、1970年代には『ゴッドファーザー』、『ゴッドファーザー PARTⅡ』、『アメリカン・グラフィティ』、『カンバセーション…盗聴…』、そして『地獄の黙示録』などの作品で監督・脚本・製作を手がけた。その間に、カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを2回、アカデミー賞では計12回のノミネートのうち5回の受賞を果たし、フィルムメイカーとして、その10年間は史上かつていない成功を成し遂げたことは疑い得ない。
 コッポラはまた35年にわたり、ナパ・バレーとソノマ・バレーにてワイナリーを経営し、ワイン生産を手がけていることでも広く知られている。その他のビジネス領域では、中米、アルゼンチン、イタリアでの豪華リゾート経営のほか、受賞実績もある短編小説を中心にした文芸誌『ゾエトロープ:オールストーリー』の発刊を手がけている。現在は、劇場、映画、テレビを組み合わせた「ライブ・シネマ」と呼ばれる新しい形式での芸術に取り組み、この新しいメディウムにおける脚本の執筆を続けている。

「2018年 『フランシス・フォード・コッポラ、映画を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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