苦海浄土 わが水俣病 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 石牟礼道子さんはもともと運動家だと思っていました。地元の人だったのですね!彼女の視点が患者をとっても尊重しているのに心打たれました!

  • 水俣病患者とその家族の肉声を綴ったルポタージュ…と思っていたら、聞き書きではないことをあとがきで知って愕然とした。坂上ゆき女をはじめ、剥き出しの人間性、凄惨で地獄のような現実、やり場のない哀しさ、切なさ、美しさの織り成す独特の世界でした。

  • 方言が多く、イマイチ理解し辛かったです。

  • 方言が多用されており、詩のようなリズムと、生身の人間の生を描いたリアリズムがある。が、読みづらい。2巻、3巻と続くようだか、これ以上読む気にはなれない。

著者プロフィール

1927年、熊本県天草郡(現天草市)生まれ。
1969年、『苦海浄土―わが水俣病』(講談社)の刊行により注目される。
1973年、季刊誌「暗河」を渡辺京二、松浦豊敏らと創刊。マグサイサイ賞受賞。
1993年、『十六夜橋』(径書房)で紫式部賞受賞。
1996年、第一回水俣・東京展で、緒方正人が回航した打瀬船日月丸を舞台とした「出魂儀」が感動を呼んだ。
2001年、朝日賞受賞。2003年、『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』(石風社)で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2014年、『石牟礼道子全集』全十七巻・別巻一(藤原書店)が完結。2018年二月、死去。

「2023年 『新装版 ヤポネシアの海辺から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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