「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのか [Kindle]

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制作 : 夏目 大 
  • CCCメディアハウス (2014年6月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (342ページ)

「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのかの感想・レビュー・書評

  • 訓練によって何も考えずにできるようになったことについて改めて考えてしまうと、何もできなくなるのである。

    細かい手順や身体の動きに注目するのではなく、外に表れる結果に注目すると、習得が非常に早くなることを実証したのである。

    実際には、報酬そのものよりも、「大きな報酬が得られるかもしれない」という期待の方が、私たちを強く突き動かしている。

    アイスクリームでもケーキでも、吐いたことがあると思い込ませるだけで食べる気が失せる。ところが、この方法がまったく効かない食べ物が一つだけあった。それはポテトチップスだ。

    カロリーのプラシーボが悪い方に作用する恐れもある。「自分はダイエットをしている」と思っていて、カロリーも脂肪も少ないものを食べていると信じ込むと、空腹を感じやすくなるからだ。

    最も美味しいのは一口目で、以降の幸福感は一口目にはまったく及ばない。

    惜しくても外れは外れなのに、被った損を考えて意気消沈することはない。逆に良い聴講と考えて元気になり、さらに賭けを続けようとする。

    意識の上ではパターンはないとわかっているのに、脳が勝手に「パターンを発見した」と思い込んでしまうのである。

    「正常な人であれば、お金が欲しいと思ってギャンブルをします。でも私の場合はまったく逆で、ギャンブルがしたいからお金が欲しいと思うようになっていたんです」

    散々「高いワインは良いワイン」と頭に叩き込み、高価なワインの味を覚えたのでブラインドでも高く評価できたということはないのか。

    同じワインをある時は「メダルなし」と評価したのに、次には「金メダル」と評価するというような極端な審査員もいた。

    J.S.G.ボッグスというアーティストを逮捕し、彼の作品を押収したのである。...ボッグスの目的は、価値がどのようにして生まれるのかを探ることにあった。

    脳が楽観的にできていることは、未来予測には邪魔になっていると言える。

    何事も永久には続かず、今の状況がいつ変わるかもわからない、それを常に意識していたら、子どもなど不安で産めない。

    マイケル・ノートンは、ある論文の中で「意味的消費」という概念を提唱した。現代の人間は商品そのものが持つ価値だけではなく、商品の持つ意味に価値を見出して、それを消費しているという考え方である。

    「この錯覚は非常に強固で、マネキンの身体が完全に自分の身体であるかのように感じてしまい、自分自身の本当の身体と相対し、握手をすることができるまでになる。自らの身体と握手しても、錯覚は解けない」

    ところが被験者である選手たちが黒いユニフォームを着ると、より攻撃的なプレーの写真を選ぶようになった。

    「偽造品」のサングラスをかけた人たちの方が、「本物」をかけた人たちに比べ、不正行為が多かったのである。

    ほとんどの人は現在の自分に与える課題は軽いものにする。しかし、来学期の自分や全くの他人には,同じように困難な課題を平気で与えてしまう。両者を明確に区別しない人が多い。

    「二重盲検法」...「順次面通し」

    ピグマリオン効果

    「賢い」と頭の良さを褒められた子の多くが易しいパズルを選んだ。反対に「頑張った」と努力を褒められた子の多くはより難しいパズルを望んだ。

    私たちは、背筋を伸ばした姿勢の人を見ると、無意識のうちに「この人には力と地位があるに違いない」と思う。

    自分に力があると感じてしまうと、たとえそれが錯覚であっても、その感覚は自分の最悪の敵になり得る。自分は何をしても許されるという気になり、悪いとわかっていたはずの行動を平気で取ってしまうことがあるからだ。

    この実験結果が示唆するのは、「これが自制心を強めるのに効く」と信じさえすれば何... 続きを読む

  • プラシーボ効果には半信半疑だったが、この本を読んでプラシーボ効果ってやっぱあるんだな、と少し信じた。

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「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのかはこんな電子書籍です

「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのかの単行本(ソフトカバー)

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