それでも夜は明ける コレクターズ・エディション(初回限定生産)アウターケース付き [DVD]

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監督 : スティーヴ・マックィーン 
出演 : キウェテル・イジョフォー  マイケル・ファスベンダー  ベネディクト・カンバーバッチ  ポール・ダノ  ルピタ・ニョンゴ 
  • ギャガ (2014年10月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921400015

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それでも夜は明ける コレクターズ・エディション(初回限定生産)アウターケース付き [DVD]の感想・レビュー・書評

  •  実話をベースにしているからこそ、暗い感じが終始付きまといます。
    原題は。「12years a slave」
    そのまま、12年間、奴隷だった。

    奴隷制度のあった頃のアメリカ。
    自由黒人と、奴隷黒人の両方がいた時代。
    南北戦争の頃なんだろうか?

    日本の歴史では、奴隷を言う表現はほとんど出てきません。
    (実際には、人の売り買いがありましたが、人種差別的なものではなかった。と言うか日本人だけだしね。)

     物語の中で奴隷の生活が描かれていますが、やはり衝撃ですね。今現在も、表では奴隷制度は無くても、同等の扱いを受ける人たちは、沢山いるんだと思います。

    人間の残酷さと、強さを改めて思い知らされました。

  •  実話に基づき、12年間黒人奴隷として過ごした男の姿を描いた伝記ドラマ。

     奴隷の姿を描いたドラマで時間も150分ほどと長め。そのためアカデミー賞受賞作品とは知っていながらも最後まで見ることができるか、不安でもありました。しかし、実際に見てみるとそうした時間の長さを感じさせられない映画でした。

     全編に漂う緊張感に加え、役者陣の迫真の演技、何より作り手側のメッセージを伝えようとする意志が映画を通して、自分のそうした不安の感情を組み伏せてしまったかのように思います。

     映画で印象に残る映像は役者さんの演技だけではないんだな、と改めて思わせるシーンもいくつかあり、非常に印象的だったのでいくつか挙げると、

     まずは主人公のソロモンが白人たちによって木に吊るされるシーン。爪先立ちをすることでなんとか呼吸をすることができる姿勢で数時間ほったらかしにされるのですが、
    その後ろで普通に黒人の子どもたちが遊んでいる姿や、彼に水を飲ませても、縄を切らない黒人女性の姿が印象的。そんなことは日常茶飯事で、また助けようと思っても奴隷は「所有物」だから手が出せないのですね。

     ソロモンが爪先立ちのまま、日が暮れていき彼の姿が影だけになってしまうシーンは胸が苦しくなりました。

     ソロモンが手紙を燃やすシーンは彼の表情と相まって希望が燃やされていくように、
     そして黒人の少女パッツィーが鞭打たれるシーンもかなりきついのですが、それが終わった後にパッツイーが鞭打たれる原因となった石鹸が地面に転がっている映像もかなりくるものがありました。

     ソロモンが解放され家族と再会するシーンも、再開のハッピーエンドではなく、12年も時間が経ってしまったという寂寥感が残るもので改めて奴隷という悲劇が浮かび上がります。

     ソロモンが保安官によって助けられるのが唐突で、他の奴隷たちのロクな挨拶もできない、というのも何ともリアルでした。そして別れの際のパッツィーの悲しみの表情も忘れられないです、あれは別れの悲しみだったのか、自分たちの「夜は明けない」ことに対する悲しみだったのか。

     奴隷制度は今も世界にはありますし、もっと幅を広げて人種差別という観点で見れば、日本も他人事ではありません。

     「普通の人」の残酷さを再認識するとともに、奴隷、人種を含むあらゆる差別に対し改めて悲しみと怒りを覚えた映画でした。

  • アミスタッドを観た時も感じたけれど、自分の信念を曲げずに貫ける人がいたからこそ時代は変わっていく。もちろん、貫いても失敗した人や亡くなってしまった人もたくさんいるだろうけど。
    先人達に感謝。勇気付けられる映画でした。

  • 非常に暗いしつらい描写が多い。
    人権について考えさせられる。

  • スティーヴ・マックイーン監督による、実話を基にしたヒューマンドラマ。奴隷制度廃止前の19世紀半ばのアメリカ南部を舞台に、“奴隷”と身分を偽られすべてを失った黒人音楽家が、再び妻子と会うために希望を捨てずに生きた壮絶な12年の月日を描く。観てて辛いです、残された制度、人達を思うと助かってよかったと感じれなかった。アメリカで奴隷制度を描いたこういう映画が公開されることは意味があるんだろうな。

  • ストーリー
    1841年、ニューヨーク。家族と幸せな日々を送っていたバイオリン奏者ソロモンは、ある日突然誘拐され、奴隷にされる。
    彼を待ち受けていたのは、狂言的な選民思想を持つエップスら白人による目を疑うような差別、虐待、
    そして“人間の尊厳"を失った数多の奴隷たちだった。妻や子供たちと再び会うために生き抜いた11年8カ月と26日間とはー。

  •  南北戦争以前のアメリカ。北部の街で暮らしていた黒人が連れ去られて12年の間、南部で奴隷となった体験の手記を映画化。

     一言で言えば信じられないくらいひどい話。いきなり人権がなくなる恐怖はどんなホラー映画よりも怖い。
     主人公の黒人が当事者になるまで南部の奴隷制度を容認するかの様な態度だったり、非道な南部の白人達が敬虔なクリスチャンだったりと考えさせる部分も満載。
     しかし、自由になるきっかけがカナダ人とは自由の国アメリカにとっては何とも皮肉ですなぁ。。。

  • 実話をベースにした主人公のストーリーは、それはそれで過酷で凄惨、そこから何とかサバイバルする展開は確かに感動ものの作品に仕上がっている。
    が、やはり目が行くのは、そして考えなければならないのは、奴隷となり差別を受け続ける、その他大勢の黒人や、差別される側のことだ。
    自由黒人や、苦労の末ではあるが人権が回復された主人公の陰で、おそらく全ての人間の業ともいえる赤裸々な差別と、内なる差別、そして差別意識を自覚しどう克服していくのか、それが最大の命題だ。

  • あっという間に奴隷の身分に主人公の境遇は悲惨の一語に尽きますが、結局主人公は身分を保証する人が現れて解放されるわけで、これは言わば「勝ち組黒人」であろうと。そもそも自由黒人って何なんだろう? 黒人のなかでも階層差別があるってことなのかな。

    なにげに印象に残るのがマイケル・ファスベンダー。ドイツ人のはずなのに、どっからどうみても典型的な南部の白人というところがすごい。

  • こんなことがあったなんて信じられない。同じ人間なのに人間扱いをしてもらえない世界。それでも懸命に生きる人々。これはアメリカの忘れてはならない歴史だ。たまたま見たのに目を離すことができなかった。様々なことを訴えかける素敵な映画だと思う。

  • 反抗した後、これから地獄に突き落とされるんだと言うようなあの音がとても効果的で寒気がした。その後のシーンの凄まじさたるや…これまで色んな作品を観てきたが、これほどまでに酷く、凄惨で狂った映像は見たことがない。断末魔をあげながら苦しんでいる男を誰も気にかけていないが如く、日常を送っている。みんな気にしているはずなのに…気付いてはいけない…触ってはいけない空気が本当に怖かった…
    手紙が燃え尽きる時、そこに去来するモノとは一体どんな形容をもってして語ればいいだろうか。
    空気をも切り裂くようなムチの音をどんな心境で聴いていたのだろうか。
    二度目の依頼…その後の無言のシーン。こんなに凄いカットはそうそうお目にかかれないと思う。
    これほどまでに過酷で、これほどまでに強い男の物語を観たことがあっただろうか…生きるって何だろう。自由って何だろう。信じるとは…
    凄い作品だった。傑作だ。

  • 2014.11.04.観了。
    ブラピだけ天使みたいな役だと思ったら彼が主導して制作した映画だったのですね。

    ほんの百数十年前、このようなことが世界にあったなんて信じられない思いです。とはいえ今も人権を抑圧されている人たちは沢山いるし、私たちのちょっとした人種差別的な言動もこうしたおそろしい結果にまっすぐつながっていると考えるべきでしょう。

    印象的だったのは、カンバーバッチ演じる人間味ある主人も、その後登場する無情な主人も、そして奴隷たちも、同じ神を信じているという事実のふしぎさです。二番目の主人の聖書の解釈は、あきらかにおかしいのですが……。神を信じると口では言いながらも、神の声を聞くことなく自分の力により頼んでしまう人間の弱さを感じます。そして奴隷たちの歌うゴスペル……とても美しい場面ですが、彼らにとって神はどのような存在だったでしょうか。

    映画のはじめのほう、裕福なく自由黒人だった主人公が商店に買い物に来ていた黒人奴隷を見て見ぬ振りしていた場面が心に残ります。差別を黙認することは現状を肯定することであり、そうする以上いつか自分に厄災がふりかかることも避けられないのです。私はどんな小さな矛盾も、見て見ぬ振りをして生きたくはありません。

  • 一見『逆境にあっても希望を失わず信じ続ける事が救済を呼ぶ感動作』に見えるが、今作はそんな生易しい作品ではなく、ひたすら精神的肉体的に黒人が理不尽に痛め続けられ、信じた人間に裏切られ続ける生き地獄を容赦無く描く、そして最後に辿り着く救済さえも主人公を一生後悔に苛まれるであろう『呪い』として描く救いようのなさだ。

    生き残った者までもが心を無くし、生きている事を謝罪し続けなくてはいけないことの悲劇…『黒人差別という米国にかけられた呪いを忘れるな!』製作者の叫びが胸に突き刺さる。

    そしてなにより自己反省的なこの作品にアカデミー作品賞を与える米国民の成熟ぶりに、日本人として恥じ入る事しかできない、この作品のように日本人が犯した『差別』や『罪』を正面から描き、まして国1番の賞を与える事ができるほど『今の』日本人は大人になれていないと。

    重く、苦い、作品だが、今こそ観るべき映画と感じる。

  • 衝撃的な奴隷制の描写、これを衝撃的と感じることも幸福な私の傲慢。
    アメリカ(白)人好みに、邦題の示す通り希望の力強さで物語全体を包んではいるものの、本来描くべきだったのはその包まれた中身の方だったはず。黒人の監督だったらばどう撮っただろうか

  • 人間って怖いよな。

    それが当たり前と思うと、躊躇なくエスカレートして行く。

    この監督、セリフ少ないから、表情だけのシーンが多く、何を考えてんかな?って思うと、ハラハラしてしまう。

  • 同じ人間という動物の中で、、
    こういう歴史、事実がつい数十年前まであったことを決して忘れてはいけない。

  • 邦題「それでも夜は明ける」は内容として合っていないと思った。

    主人公の彼の「12年間」は終わったけれど、

    その後の奴隷解放運動などを考えると全く「夜」は明けていない。

  • 映画館という逃げ場のない環境で、この過酷な映画を観るのは、滅多に経験できない映画体験だと思います。

  • wowowで録画視聴。字幕版。
    好きな役者が数名出ているのと、一応話題作でしたので…かなり腰は重かったんですが見てみました。
    開始15分で不条理さと残酷さに吐き気を覚えながらも、なんとか……もうどんどん無心になっていくばかりの鑑賞でしたが。
    時代背景が本当に理解できなくて…。どうして昨日まで普通に働いて暮らしていた人がひょいと攫われたらもう物の様に売り買いされてしまうのか…。
    とは言え今も世界のどこかでこういった事が行われているのかと思うと芯からゾッとします…。
    殺される事も勿論酷いですが、人の尊厳を踏みにじられ続けることがいかに残酷か。
    一見親切そうな態度をとる人も、結局のところ「奴隷」という商品扱いしかしていない。「もの」を粗末に扱うか大切に扱うかだけの差だというのが救いのない事だと感じました。
    最終的にこの主人公は元の暮らしに戻れましたが、「元の生活」など無い奴隷もたくさんいて、生まれて死ぬまで「もの」として扱われる人も大勢いたのだと思うと、そんな一部を切り取られてもハッピーエンドとは到底思えませんでした。
    アメリカンスナイパーもかなり辛い映画でしたが、あれは観てよかったと思えたのですが、この映画は正直、ここから何を訴えんとしているのか、どこに気持ちを寄せたらいいのか解らず、あまり観た意義を見つけられませんでした。
    各役者陣の熱演は素晴らしい…というか凄まじかったですが。
    ただブラッド・ピットの役柄だけ異様に現代的な理解のあるいい人過ぎてちょっと浮いていたような気もしました。

  • 人が人を買い、
    支配することに疑問の無かった時代で、
    どのように生き抜くのか。
    希望を失わずにいるためには、
    意志の強さ、
    心の強さが必要であるが、
    すべて正しく誠実でもいられず。

    カンバーバッチが中途半端にいい人なのだが、
    当時は、ひとりの人間にできることも少なかったか。

  • 20150709視聴。2015年26作目。

  • 見始めて、どんどん辛くなっていって、最後まで見れるか悩んだけれど、タイトルの「それでも夜は明ける」という言葉を信じて最後まで見ました。
    見終わってみれば思ったほど辛くはなかったけれど、本当にひどい話です。人種差別ってなんだ!?

  • 想像以上に辛気臭い。息を止めて観る130分。
    ルピタニョンゴの演技もすごいいいとは思わなかったけど、専門家から見ると良いのかなあ。
    邦題が気持ち悪い。

  • ああもう・・・・・。人を「プロパティー」なんて。鞭打ちのシーンは息が詰まるかと思った。つま先だけでしのぐ所も、そこから見えた人々の保身も。人の10年強を奪っておいて。命まで奪うこともあって。すべての出演者の「目」がそれぞれの感情を語っていたと思う。

  • マイケル・ファスベンダー、下衆な役もはまってる。

    奴隷の扱いが酷い。人間としてではなく道具という統一見解ってのが、もう、その時点で、自分達が人間以下。どこの国でも似たようなことや人種差別はあったとは思うが(今もあるが)。
    そもそも開拓時代の白人て、成功を夢見て渡ってきた超ポジティブ人間の集まりだから、こんなことも出来ちゃうんだろうさ。とにかく力と武器で勝つ。運命は自分で掴む。自分のことは自分が守る。
    今の米国そのまんまなのがわかる。

    救出されることを諦めなかった主人公は強いけど、たまたま善意ある白人を頼ることが出来ての幸運だった。
    奴隷として生まれて奴隷のまま死んでいく黒人が多かったことを思うと悲しくなる。
    現代の日常生活でも、生存競争の連続だけど、それは生き物の本能だから仕方ない。恋愛、スポーツ、仕事、社会のあらゆる場面で勝敗や優劣はあるけど、イジメや戦争は無くなってほしいよ。
    なんて、珍しくいろいろ考えさせられた。

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