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- / ISBN・EAN: 4589921400022
感想・レビュー・書評
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1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、家族と一緒に幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモン(キウェテル・イジョフォー)は、ある日突然拉致され、奴隷として南部の綿花農園に売られてしまう。狂信的な選民主義者エップス(マイケル・ファスベンダー)ら白人たちの非道な仕打ちに虐げられながらも、彼は自身の尊厳を守り続ける。やがて12年の歳月が流れ、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バス(ブラッド・ピット)と出会い……。 (シネマトゥデイ)
ブラピの出演している映画!と思っていたら、最後の方、ちょっとだけでした。彼のおかげで助かるという、キーマンではあったのでしょうが、あれだけでは弱い。というよりそれまでの過酷さに心攫われているのであっさりすぎて??なかんじです。問題を追及してあきらめない姿勢はすばらしい映画だとは思いましたが、私的にはちょっと苦手です(^_^;)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[鑑賞方法:TOHOシネマズスカラ座]
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人身売買。まだまだあるんだろうなー。
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アメリカの黒歴史である奴隷制度が抱える闇を黒人監督であるマックイーン監督が描くってだけで話題性十分。でもよくこの内容でアカデミー作品賞を取れたな。アカデミー会員の琴線に何が響いたのか?ううむ…。ソロモンが首を吊られて死にかけてる周りで子供たちが遊んでいるシーンがあまりにも強烈…。
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「自由黒人」に凄い違和感を感じた。
奴隷がいて当たり前という価値観が、本当にあったんだな -
目を覆いたくなるような
過去の現実を知るきっかけになった -
本当にあった恐ろしいお話。
奴隷制、アメリカ南部に何故
根強く残ったのか? -
「黒人は白人の所有物だ。黒人で遊んで傷つけて何が悪い。」
そんなことが当たり前だった19世紀のアメリカ。この手の人種差別物の映画はそこそこ観ているので慣れてきているつもりでいるけど、やっぱ何度観ても苦しい。
毎度観ていて思うのは集団心理の恐ろしさ。
心の中の罪悪感を隠し、奴隷に鞭打つ。
そういうものだから…
それが常識だから…
そんな常識を覆したリンカーンが居なかったら、そんな時代がいつまで続いていたのか…そう思うと恐怖以外の何ものでもない。
3.8点 -
歴史としては知っていても実感に乏しいアメリカの差別問題について、そのルーツを生々しく感じさせる。Chietel EjioforやLupita Nyong'oが鞭打たれるシーンなど、観ていて辛くなるシーンも少なくないが、制度的にはとっくに解消された現代にも人々の感情の深い部分に影を落とす、この問題の根深さを改めて理解させる力のある作品。よくもここまでという程、憎らしい悪役に徹する俳優陣の演技も見応え有。
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ノンフィクション
アメリカ北部の自由黒人、ソロモンノーサップ。
ある日彼のバイオリンの腕を見込んで商売の話が舞い込む。しかしそれは白人の奴隷売買の罠だった。その日から彼は奴隷として12年もの凄惨な年月を過ごすことになる。
劇中目を背けたくなる残忍なシーンがあるが、そんなことが日常化していたことを考えると、神の存在を信じている訳ではないが、世界中の差別主義者に鉄槌が下ることを祈りたくなる。