ラバーネッカー (小学館文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • すごくおもしろかった、よかった!
    アスペルガー症候群の大学生パトリックが、解剖学の授業で解剖した死体の謎に気づいて、っていうミステリなんだけど、パトリックが少しずつ人とかかわりを持って、成長していく青春ものとも読めて。わたしはこういうの(謎解きだけに終わらないというか、純文学より、というか)がすごく好きだ!

    植物人間状態の患者たちの話とか、解剖シーンとか、けっして楽しくはないし、あと、パトリックが「頭部」を持って逃げるとかは、わざとグロテスクにしてない??って言いたくなったけど、それでも陰惨な感じではなく、からっとしている感じで。ユーモアもあってなんだかさわやかさが感じられて。

    最後にパトリックにかかわる大きな謎が解けたときも、普通に考えたらショッキングな話なんだけど、最終的には希望を感じる結末になっていて。すべてはパトリックのキャラクターがいいからかな。わたしはちょっと泣けました。

  • 面白かった。
    パトリックのキャラがいい。
    「he pushed me」の場面はドキッとしたけど、あの後どうなったのか?

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