人形館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 前作などと比べると好みではないですが、毎回パターンを変えて書かれていて、シリーズ全体で見ると、今回はこういうパターンで来たかと面白いです。この作品だけ見ても、いまいちだろうなとは思います。

  • 再読。

  • 館シリーズ4作目。そろそろ著者の切り口に慣れてきて、「あ、この人が犯人、ニヤリ」と思う度に順次否定され「犯人おらんやないか!」と思ったところで衝撃。著者の切り口なぞまったくわかってないのが判明しました。5作目に挑戦だ。

  • これも…館シリーズって事なんすね
    う〜ん。。。

    犯人がずっと身近にいる感じと、じわりじわりと近寄ってくる感じと、両方味わえる。
    孤島などと違って、京都市内という誰でも犯人になりうる舞台で一体どんな人物が犯人候補になるのか…

    結末まで読んじゃえばあっけないかもしれないけど、やっぱ「本格」だわ

    まだ読書量の少ない十代の時に読んでみたかったな〜

  • 館シリーズで今の所、1番好きかも。

  • 二重(三重)人格系か〜
    スーッと終わった
    架場はなんだったんだ?ただの良いヤツ?
    なーんかお腹を下しそうな話 私には結構重い

  • 館シリーズの中ではかなり異色。
    サイコ・ミステリの先駆的存在で京極夏彦の初期作品に通ずるところもあるように感じる。仕掛け自体はすでにありふれたものになっているが単純に文章が醸し出す雰囲気に引き込まれる。
    暗く不安定な一人称の語りに誘われ読者は主人公の世界に連れ込まれ、知らぬ間に足を掬われる。

  • 著者が物語を構成するある要素が、発表後しばらくですっかりある種の定番となっていったと語る通り、
    なんとなく結末は察しがついてしまいますが、
    当時に読んでいたらすごく衝撃を受けた作品なんじゃないかと思います。
    世界観に引き込まれ、最後までワクワクしながら読めました。
    島田さんまで妄想だったのは、さすがに予想外でした。

    島田さんが好きなので、島田潔が、結局手紙でしか登場しないところはちょっと物足りなさがあったり、
    人形館が中村青司の館じゃないというところも、
    館シリーズと呼んでよいのか?と個人的にモヤモヤが残る部分はありました。
    いつか受け入れられるような大人になりたいです。

    占星術殺人事件を既読の人にはニヤリとする記述がありましたね。笑
    こういうのを盛り込んでくるところ、好きです。

    被害者の肉親(?)視点だったり、犯人視点で読むせいか、死というものがいつも以上に辛く感じられたりもしました。侘しい気持ちになる一冊です。

  • 館シリーズ4作目。
    舞台となる京都の人形館の佇まい、ちょくちょく挿入される犯人視点、じわじわと主人公飛龍想一に迫る死の気配を感じさせる脅迫状の存在。
    忍び寄る死の気配にミステリというかホラーを感じた。
    犯人が誰かはかなり早い段階で気付けるのだが、それでも楽しめる作品だった。

  • 読むのが遅い私が、後半の200ページを数時間で読み切ってしまったよ。後半の話の「転」の部分からがとても面白かったです。なんとも奇妙な雰囲気がミステリー感あってイイ。そして主人公のヒッキーならではの理解出来るとこもあったなー(´Д` )

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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