- Amazon.co.jp ・電子書籍 (191ページ)
感想・レビュー・書評
-
家族の誰かが買ったのであろう,本棚にあったのを発見。
大ベストセラーの前に書かれた本。
アドラー心理学のエッセンスが分かる。
実践するしかない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子育てにアドラー心理学を取り入れようと、先に実践的な本を読んだが、より本質的な部分を理解せずして日々の実践に落とし込むことはできないと感じ読み始めた。
アドラーの経歴から始まるが、これがアドラー心理学の由来や根拠につながり理解が捗った。
原因論と目的論(アドラー心理学では後者を重視)を具体例交えて説明されている。哲学的で難しい部分もあるが全体感は十分に掴める。
原因論による言い訳(例: 過去のトラウマのせいでこうなってしまった)を許さず、目的論によって現在の自分の意思でどうとでもできる、というスタンスは厳しいものではあるが、それゆえにいつでもどこからでも人生は自分でコントロールできるということを強く伝えてくれる内容。 -
岸見氏の原点とも言える著作。以降の氏の著作で触れられるアドラー哲学のエッセンスが凝縮されているので、岸見アドラー本の手引書としても使えます。
-
「嫌われる勇気」の著者、岸見一郎の本を読んでる中で、オーディブルで読了しました。アドラー心理学入門として、わかりやすい本です。アドラー心理学は、過去と現在に因果関係はなく、現在は過去の積み上げの結果、どうなったかの状態という考え方です。いつからでも人は変われるんだという勇気をもらうと同時に、厳しい哲学です。人は、できない・やらない言い訳をするで。常に、今ここの選択を集中できる考え方は、自分の人生の糧になります。この本に出会えて良かったです。
-
アドラー心理学を簡潔に書いてあった。
客観的思考の重要性が分かった。 -
ベストセラーの嫌われる勇気、幸せになる勇気(どちらも未読…)と同じ著者がもっと前に出した本。1章・アドラーの人生から入り、2章・アドラー心理学の育児・教育論、そこから3章・対等な人間関係の重要性を説明した上で、4章・ギリシア哲学との関係や5章・人生の意味に議論が展開していく。心理学・哲学系の本はほぼ読まないので話の流れ方に慣れておらず4章が全然理解できなかった気がする。役に立ちそうと思ったのは、育児・教育において「褒める」という感覚は、相手を対等に見ていないので持つべきではないという考えや、子供の心理の分析、人生の意味は自分で決め、課題は自分で解決し、ふりかかる結果の責任は自分で持つという考えなど。
-
正確には岸見一郎さんの講演会CDを聞きました
「自由に生きるヒント」暦日会オリジナル収録
アドラー心理学
今を生きるその意味は楽観的であることも必要。悲観的なカエルはミルク壺に落ちたらそのまま沈んでしまう、楽観的なカエルはミルク壺にはまったらバタバタしていればなんとかなるさと思いバタバタしてるうちにミルクはチーズになって生き残る。悲観的な人は何もしない、”楽天的”な人もなんとかなるかと思い何もしない。という例はとても分かりやすかった。
保育園の子供が突然いなくなった時保育園の先生はなぜそのようなことをしたのかと考える、しかしそれは親や先生に注目してもらいたいから隠れたのであった。目的が注目されたいということであれば次から注目しなければその行動は無くなる。
アドラー心理学”嫌われる勇気”とは、およそ多くの煩わしいことは対人関係であるという前提で、嫌われることを推奨するのではなく、対人関係をスムーズにするために、それにとらわれないように嫌われることを恐れないということ。
なぜそれをするのかを考えるとき、生い立ちからではなく。彼の目的な何なんだろうと考えてみる。 -
私は『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』を読んでから、アドラー心理学に興味を持ち、本書を手に取った。
アドラー心理学について書かれている内容は殆ど『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』で書かれていた。
本書では岸見一郎先生の実体験を語られていたり、すこし踏み込んだ内容も書かれていたりするので、より理解を深めたい方や興味のある方は読んでみるのもいいかもしれない。