調理場という戦場 「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 [Kindle]

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著者 : 斉須政雄
  • 幻冬舎 (2014年7月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (172ページ)

調理場という戦場 「コート・ドール」斉須政雄の仕事論の感想・レビュー・書評

  • 日本での修行に疑問を感じ、単身でフランスで修行することを選択した、若手料理人。
    行った先のフランスで、6店舗での仕事を経験することになります。
    その修行の様子と、修行を通じて感じたこと。
    帰国後、日本でフランス料理店を開き、自らが料理人として、さらに後輩たちに教えながら、お店を運営・経営する立場となって考えていること。
    フランス料理の料理人、経営者として長年、研鑽を積み実践してきた経験を、自ら綴った一冊です。
    料理人としての成功を望む、多くの志願者(ライバル)。
    その中で認められるには、決して「良い人」ではいられない、と繰り返し書かれているのが、印象に残りました。
    自分が何をすべきかを考え、その考えに周囲が合わなければ、意見を言う、その結果、衝突する。
    その衝突が無ければ、互いに何を考えているのかわからない。
    衝突した上で、お互いに何をすべきかを引き出す。
    しかし、ただ文句を言っていれば良いというわけでもない。
    人を引き上げてくれるのは、人。
    その判断基準になるのは、その人が普段、何をしているのかということ。
    「事なかれ主義」の日本ではなく、フランスで修行を積んだ著者ならではの、経験に裏付けられた言葉の数々。
    背筋をピンと、伸ばしてもらえた一冊でした。

  • 「コート・ドール」の斉須さんの仕事というか、人生に対する想いが書かれています。今までの料理人としての人生を、駆け出しとして文字通り突っ込んだ世界から、怒涛の人生が躍動感あふれて(実経験のすごさというか)織綴られていきます。著者の人生と哲学を、読みながら体験することができます。料理人になることはとても大変なことで、よほど好きでないとできない。しかし好きだったら、その大変さが素晴らしいことになる。料理の世界だけでなく、いろんな人生や仕事にも同じことが言えると思いながら読ませていただきました。最後に自分の店を持って落ち着いた現在、一緒に働くスタッフに、どのように人生を送って欲しいかということを真剣に描かれています。この本はそのスタッフにも読んで欲しいと想定して書かれている。苦労されてきただけのその愛情を感じました。

  • 著者であるフランス料理シェフの仕事論。
    序盤がイイ。
    フランスで店を転々とするあたりがいい。
    後半はちょっと説教臭くなるけど前半の貯金で読める。
    20代の10年を払った人の説得力。
    仕事論を読んでると、こういう仕事の覚え方もアリだな。寿司アカデミーもいいけど。
    若い人を応援してるのもいい。

    食べに行きたい。とかいう人多いんだろな。

  • アイデアを生み出す力が一としたら、それが使えるかどうかを見極める力が十、それを実用化できる生産ラインを作る力が百

    こんな風にしたら良くなるんじゃなかろうか、と思える時がたまにあります。でも大抵実現できません。それを実行する金も時間もないからです。

    いいこと思いついたのにな〜、で終わってしまうのは、その先の方が労力がかかるからなのですね。目から鱗でした。

    次何か思いついた時は、その見極めや実行する手順まで考えてみたいと思います。

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