- Amazon.co.jp ・電子書籍 (298ページ)
感想・レビュー・書評
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コロナで海外に行けない今、せめておもしろそうな旅の話を…と手に取った。
が、読み始めて早々、「美人でもなくスタイルもよくないが、やたらケバイ化粧(以下略)の年増の女」と言うような記述に出会い、そんな言い方はないんじゃないの、と若くない私は感じてしまい、読むのをやめようかと思ったけど、まあずいぶん古い作品だからそんな書き方をしてたのかなぁととりあえず読み進める。で、やめなくてよかった。旅の話はとてもおもしろかった。それはアマゾンという場所の奥深さのためであり、著者の旅スタイルのユニークさのためであり、著者の文章力のなせるたまものだろう。
特に面白かったエピソードは「ブラジル人が必死になっている姿を初めて見た」時の話とか、日本人の行商人に出会った話。そのほかにも「へぇー」と驚く話がいろいろ。あと「ペルーの旅はトラブルも多いが(中略)面白い」というのも、そうだったなぁと自分のペルー旅を思い出した。
この本が書かれたのは30年も前のことなので今はアマゾンも変わっているだろうか。こんな旅にはあこがれるけど、正直、暑さや蚊との戦い…となるとひるんでしまう。
著者もスペイン語やポルトガル語でコミュニケーションしていたようだし、いつかちょっとでもアマゾンの近くに行ける日に備えてスペイン語から始めるかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
冒険家高野さんのまだまだ若いときのお話。アマゾン川を上っていくのだ。沢木さんほとかっこよくない分、現実味がある。しかしこれはもう20年以上前のアマゾン。今はどうなのかなあ。