マンガで読む国防入門 impress QuickBooks [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 石破茂の著書「国防」を原案にした漫画。

    「もし日本にミサイルが飛んできたら?」
    「もし日本がテロに襲われたら?」

    といった架空のストーリーをマンガで描く。

    無論これらの「架空」は、現実で起こり得る「架空」だ。


    この本の初版は10年以上前で、今とだいぶ事情が違うところもあるが、それでもなお刺激的な内容である。

    本書の言わんとする所は、
    「平和を語る前に、まず正しい知識を身に着けましょう」
    という所だと思う。

    確かにその通りだろう。

    戦争なんて無いに越したことはないのだが、まるで子供のように
    「戦争反対!武力反対!」
    と盲目に言っていてもしょうがないのだ。

    その反対に浮かび上がる、様々な問題についてもきちんと向き合っていかなければならない。


    ・日本とテロは無縁ではない
    ・平和はギャンブルではない
    ・ラーメンが作れない国だからこそミサイルが作れる
    ・アメリカのために動くことは日本の利益になる

    など、鋭い言葉が多く載っていた。

    戦争と平和について考えるきっかけになる。
    さらりと読めるので、ぜひご一読をオススメしたい。

  • 地元の意見を自分の考えとして前面に出す人がいる。政治家としては間違えていない。石破さんの考えは逆で、自分はこう思っているので賛同してくれる人は僕を選挙で当選させてくれと言う人です。これも間違えではない。要するに「受けの人」か「攻めの人」と言うことだ。受けの人は、御用聞きでありイエスマンでもある。自分はイエスマンが嫌いだ。攻めの人が、変人や自分勝手と言われることが多く、攻撃対象になりやすい。でも、自分はそんな攻めの人が好きだ。

  • 当然ながらマンガなのですぐ読めますw 安保法案がいろいろニュースになっているので国防の基礎をと思って、ソーシャルで回ってきた本書をKindleで購入して読みました。石破茂の落ち着いた国際的な振る舞いに合わせた分析はとても的確だなと。そこからどういう国を作りたいと考えるかは個人次第ですが。

    安保の議論を見ていると、知識の前提条件が違う人たちがいがみ合っているので、正直うんざりしますよね…w(2015/09/18ごろ読了)

著者プロフィール

1957(昭和32)年鳥取県出身。慶應義塾大学卒業後、三井銀行(現三井住友銀行)に入行。1986(昭和61)年、29歳で衆議院議員初当選、以来9期連続当選。農林水産政務次官、農林水産総括政務次官、防衛庁副長官、防衛庁長官を経て、2007(平成19)年に防衛大臣、2008(平成20)年に農林水産大臣。自由民主党では過疎村対策特別委員長、安全保障調査会長、高齢者特別委員長、総合農政調査会長代行、政務調査会長等を歴任。2012(平成24)年から自由民主党幹事長を務める。主な著書に『職業政治の復権』、『国防』、『国難』、共著に『坐シテ死セズ』、『軍事を知らずして平和を語るな』、『こんな日本を作りたい』など。

「2013年 『国防軍とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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