プリズナーズ [DVD]

監督 : ドゥニ・ヴィルヌーヴ 
出演 : ヒュー・ジャックマン  ジェイク・ギレンホール  ポール・ダノ  ヴィオラ・デイヴィス  マリア・ベロ  テレンス・ハワード  メリッサ・レオ 
  • ポニーキャニオン
3.60
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  • (52)
  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 325
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013059481

感想・レビュー・書評

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  • 2013年 アメリカ
    監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ

    ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、テレンス・ハワード

    ある田舎町で子供が行方不明になります。
    主人公ケラー(ヒュー・ジャックマン)とお隣さんフランクリン(テレンス・ハワード)の娘達が。

    不審なキャンピングカーからこの車に乗ってたアレックスが捕まります。
    さて犯人は誰でしょうってお話。

    ところがここに宗教色が出てきたりします。
    ケラーはめっちゃ敬虔なキリスト教徒。信じる者は救われる的に神を信じていてなりふり構わず怪しいアレックスを捕まえて拷問する。
    真犯人もともと敬虔なキリスト教徒だったのに息子を亡くしたことから神に背を向けてる人。
    刑事ロキ(ジェイク・ギレンホール)は異教徒。
    ロキってソーの弟。北欧神話に出てくるロキから来てるのかな?だからキリスト教徒ではない?干支の話とかしてたし。

    神と悪魔の戦いに異教徒が乱入するって構図。
    ざっくりすぎるけど(笑

    宗教色抜きにしてもはらはらしながら見入ってしまう展開です。

    最初の不審人物アレックスが宮崎勤にしか見えなくて怖い怖い。
    その後、娘を誘拐されて半狂乱のケラーに拷問されるんだけど、なんでこの子は何も弁解とか諸々しないの?って思ってしまう。
    死んでまうやん!!
    閉じ込められてるところから見えた「目」が怖かった。

    子供が誘拐されて狂気的になってここまで出来るんだろうか?

    ロキがアンナ(ケラーの娘)を保護して病院に連れて行くシーンもはらはらしたよ。まさかここで死んでしまって結末なんかにしないよねぇって。

    そして最後にケラーは無事に助けられたかなぁ?とはらはらしながら終わりました。

  • BSジャパン録画,吹替>痛々しかった。。ジェイク・ギレンホールにポール・ダノ,ヒュー・J.さんとなかなかの俳優陣♪なんで期待大。
    何だか無実なポール・ダノ(アレックス)が不憫で可哀想(;^ω^)。。まさかの犯人で驚いたわw
    娘を誘拐されたからって容疑者を監禁・拷問していい訳ではありません!!絶対にない><!!!
    展開が色んな転がり方をしたので面白かった。
    おヒューさんが割と悪い親父役でしたw失踪した娘の身を案じ、許せない思いと悲しさゆえの怒りなんでしょうけど。
    ラストは罰が当たったんだなwwまぁジェイク刑事が気付いてくれそうな気配ENDだったのも巧いわねぇ~~♪

  • 子供たちの失踪事件をダークでヘビーで狂気な世界で描かれている。ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールの好演と、ロジャー・ディーキンス撮影監督のハイセンスな映像によりグロテスクなシーンすら上質に感じることが出来る。テンポがマッタリとしているのでけっこう疲れてしまった。おそらくこの監督の持ち味だろうボーダーラインよりは楽しめたと思う。

  • 重たい作品でした。
    ヒュー・ジャックマンさん演じるケラーさんの娘を想う気持ち物凄く分かるんですが、だからといってあの拷問はやりすぎやと思います。
    誰か分からないぐらい腫れあがった顔になってしまったポール・ダノ君が気の毒でした。
    確かにポール君物凄く怪しいのですが、ここまで拷問するともし違ってたらこの父ちゃんどうするつもりなんやろ?と今度はそのことばかり気になってました。
    案の定犯人は別人。しかもポール君も被害者やったし。
    警察の調べが手ぬるいのでジェイク・ギレンホールさん以外無能の集まりに見えてイライラするし色々ツッコミたいこともいっぱいありました。
    そして何より長い!!2時間半は長すぎでした。
    重たい作品なので、もう少し短くしてほしかったです。

  • 衝撃の「灼熱の魂」のヴィルヌーヴ監督作品。
    この映画もまたかなり衝撃の展開でした。

    しかし、数奇なシチュエーションだが
    奇抜な語り口ではなく非常に巧妙でどっしりとしていて
    落着いて見られる作品でした。

    子供の失踪、容疑者、周辺の人々
    親の気持ちの尺度、恐るべき真実・・・

    ヒュージャックマンの父親の姿もデフォルメされているが
    子供を持つ親なら分からないではない行動。

    ギレンホールの刑事も描き方が良い。
    身勝手な行動をとる父親にどこかでやってられないと
    放りだすのではと、ありがちな展開を予想しながら見ていたが
    どこまでも冷静で真摯に捜査する姿がかえって斬新。

    世界一困った顔の似合う男、ポール・ダノ!

    ラストのシークエンスのアレについては
    薄々感づいてはいましたが
    幕引きも秀逸。

    やっぱり、この監督の腕力はすごいなぁと思う。
    (編集かな?)

    さ、「複製された男」も楽しみに見よう。

  • 事件前の幸せな雰囲気から引き込まれるから、いい予感したが大当たり。

    舌打ちしつつも静かななかにあつい刑事、いいなぁ。
    はまりすぎの配役。父親との距離感が絶妙。

    容疑者の母親が真犯人とは衝撃。
    この母親もいい表情ではまるなぁ。

    ラスト、心のそこから見つけてほしいと願ってしまう。
    ホイッスルが聞こえて振り返るだけで終わる、なんともいい余韻。

    カメラワークに音楽もはまってるのもあって
    2時間半があっという間。

  • ちょっとちょっとー!パパ、暴走しすぎー!!(笑)
    もう何だかずっとハラハラしながら観ていたような気がします。

    ほんのちょっと目を離したすきに、娘を誘拐された父親。
    犯人と見られるのは、10歳の知能しか持たないという青年。
    決定的な証拠がなく警察はなかなか動かない…
    そして父親のとった行動とは…

    最後の最後まで展開が読めず、
    2時間半というなかなか長い映画ですが全然飽きさせられなかった。

    何が善で、何が悪か、観ているうちに分からなくなってくる。
    自分の身を守るのは自分だけ。自分の家族を守るのも自分だけ。
    もし私が父親の立場だったらどうするだろうか?と、
    思わず考えてしまう映画です。

    それにしたって暴走しすぎです(笑)

  • 身代金が要求されない幼児誘拐は捜査が困難ですね。誘拐される側、誘拐する側の心にいずれも狂気が宿っています。そこには信仰が絡んでいますが、キリスト者じゃなくて充分理解できません。でも、ラストのどんでん返しまで行き詰まるサスペンスでした。

  • 伏線が張り巡らされたサスペンスだが、見終わった今も全部はつながらない。でも、2度見ようとは思わないかな。

    宗教色の濃いテーマがあるようだけど、そこにこだわらなくても普通に見れる。ジェイク・ギレンホールはいい役者だと思った。

    わが子を思う父親が人の道を踏み外して修羅になっていく描写には、いろいろ考えさせられる。

  • 今となっては、どんな映画だったか、まっっったく覚えてないので、自分の感想を読みながら、へー、とか思った。
    でも、ロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)が、聞き込みしたおばちゃんに「メモとれっ」って怒られて、慌てて「部屋の中、壁」ってメモったシーンだけはおもしろかったので覚えてた。後で絶対見ないし意味もないメモ。

    私も会社の面接とか行くと、「まじめなんで、ちゃんとメモ取りますよぉ」アピールで、そういう意味のないメモを取る。誰に対しても意味のない行為なんだけど、人の話を聞くときは必ずメモをとれと口をすっぱくして言う人がこの世には多いので、相手に気に入られたい時に限り、なんとなく頑張ってやってる。でもそれで何か特別に好印象を与えるとも思えないんだけどね。

    --------------
    2017/03/28 鑑賞

    物語がどこに行きつくのか最後まで予測できずに翻弄されっぱなし。
    こういう、画面の隅々まで計算されたサスペンスがほんと好きなので、陰鬱な情景とは裏腹に、心は映画を見る幸せが止まらないって感じでした。

    ロキ刑事のキャラクターが素敵過ぎます。
    無口で、仕事ができる。手がかりを見逃さない。
    「あなたって今まで担当した事件は全部解決してきたんですってね」っていう自然で巧みすぎる説明セリフにわくわく。

    「メモとらないのっ!?」と聞き込みしたおばちゃんに咎めるように言われて、慌てて「部屋の中、窓」なんて、どーでも良いことをメモっている場面では「うう、ちょっとかわいい・・・」ときゅんきゅんしてしまった。
    普通、彼ほど実績のある叩き上げの刑事なら「そんなもの必要ない」とかなんとか切り捨てるように言うパターンが多いんですけどね。

    ただ、見終ったあと、意味が分からないところがいくつかあって、さっそくグーグル検索。
    ロキ刑事がしていた指輪とか刺青だとか、たくさんの蛇だとか、祈りの言葉だとかの思わせぶりに映る小道具の数々が、分かる人には分かりますよねーとでも言いたげに画面で主張していた。(でも私には分かんない)

    こういう、破綻とは違う、単なる自分の知識不足からくる消化不良の答え探しも、ある意味作品の深さのバロメータであり、観た後の楽しみでもあります。(こういう分かりにくさが嫌いな人ももちろんいるでしょうが)

    ここにはリンクは貼りませんが、素晴らしい解説がいっぱい見つかりました。
    私は聖書の知識がまったくないので、見ている時は宗教的なメタファーは1つも分かりませんでしたが、信仰心や宗教上の善悪の対立について描いた映画、という見方もあるみたいで、目からうろこで興味深く、読みふけってしまった。

    私にとっては、信仰って、人をがんじがらめにしているように見えることがたまにあるので、タイトル「プリズナーズ(=囚人たち)」ってそういう意味もあるのかなぁ、なんて考えたりも。
    単数じゃなくて複数形であるところも意味深です。

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