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- / ISBN・EAN: 4988111246790
感想・レビュー・書評
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戦争は‘悲劇’なのか‘犯罪’なのか?
コリン・ファースとニコール・キッドマンの共演で描いたハリウッドでは無くオーストラリア製作の実話を基に描いたドラマでした。それから真田広之さんも出演していましたね。
太平洋戦争でシンガポールで降伏したイギリス軍兵士にコリン・ファースが演じ、終戦後彼と結婚する女性にニコール・キッドマンが演じています。そして彼を拷問する日本軍憲兵隊の通訳の戦後の姿を真田さんが演じています。
冒頭に記した元兵士の想いと懺悔心をテーマに50年も心が解放されない姿を名優と称しても差し支えないコリン・ファースの演技が凄いです。そして戦後50年経過して元日本兵の真田さんと再会するシーンが迫力ある‘心’の対決です。
戦争を舞台にした作品ですが砲撃戦のシーンは一切描いて居ないヒューマン性を訴えるドラマでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦時中、タイの泰緬鉄道建設に従事させられ、収容所内でラジオを作ったことにより、日本軍から拷問を受けて心に傷を負った元英軍捕虜と、拷問に関わった日本軍通訳との和解の物語。
映画は歴史資料ではないので、どこまでが本当で何が作り話や誇張なのかはわからないが、歴史の溝を乗り越えた元英軍捕虜と元通訳、それに、心に傷を負っている元捕虜の男性を支え続けた妻の強さと勇気の物語は心を打たれる。
日本人や日本軍に対するステレオタイプとか、文明のイギリスと野蛮の日本という構図が若干滲んでて、気分よく見られる場面ばかりではないが、それも含めて色々考えるにはいい映画なのではないだろうか。
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第二次大戦時、タイとビルマ間を往来する泰緬鉄道建設に従事させられたイギリス人将校と日本人通訳の交流の実話を映画化。
『戦場にかける橋』と舞台を同じくする作品。この映画は戦争時だけでなく、その30年後の姿がメインになっている。
特筆すべきはやはりラストの二人の対面シーン。元日本兵を詰問するイギリス人が、まるで立場を逆にした再現劇のようで面白い。真田広之の熱演が光る。
この映画のように、やはり私たちは加害者としての日本というものとしっかり向き合っていかなければいけないんだなぁと痛感。 -
英国人将校の壮絶な戦争体験や妻の献身的な愛をつづり、「エスクァイア」誌ノンフィクション大賞に輝いたエリック・ローマクスの自叙伝をコリン・ファース主演で映画化したヒューマンドラマ。
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題材はいいと思うけど、バランスがおかしな映画。キレるコリン・ファースは怖いので、いつか本当に怖い役をやってもらいたいな。
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草食系鉄道オタク青年が戦争に行って拷問を受け、戦後も苦しみ続けるさまを見ると、今の日本にいるたくさんの草食系青年たちも、戦争に行ったら(これほどまでのひどい状況ではなくても)一生棒に振るのは必至だと思われる。
それにしても、一応戦争中は敵味方である上、一生のトラウマになるほどの残虐な暴力を振るった者と振るわれた者が、友情を結ぶという話の割に、最後まで日本人の元憲兵が悪い奴にしか見えないのが痛い。何を言っても言い訳にしか聞こえないのは、真田広之の演技(顔)のせいなのか?セリフのせいか?
これでは許したというより「復讐をあきらめた」話に見えるし、日本人も戦争中の状況で逆らえずにやったというより、理不尽な拷問を行う残酷な民族にしか見えない。
あと、若いころを演じる役者が、コリン・ファースにも真田広之にも全く似ていない。これを同一人物に思えというのは、お約束にしても無理がある。 -
第二次世界大戦中の英国と日本の映画。暴力シーンあり。近代史を勉強してから観たらよさそう。
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過酷な体験をした兵士達。そのトラウマを背負った被害者が振り返って過去を清算するまでを描いた物語で非常に重い内容でした。被害者側、加害者側によらず戦争と言う狂気の最中での行動に傷付き、悔いて精神を壊している様の悲しさが、許し合うことで癒されていく姿を観て、この作品が言いたい事が分かる気がした。哀しい内容ではありますが再生の映画として、相手を許す行為の力を感じるいい作品です。
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日本人としては観ているのが辛いほどの拷問の場面で敵味方の立場にあった二人が対面した後の顛末は、物語であったとしても非現実的にすら思えるものだが、この辛い恩讐を乗り越えた人物が実在することに驚いた。そこに至る感情を表現し切ったColin Firthの演技はやはり見応えがあるし、Nicole Kidmanも相変わらず綺麗。舞台となるタイの緑の中を列車が走るシーンは画的にも印象的。
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第二次大戦中、日本兵の捕虜となり、タイビルマ間の鉄道の建設に従事したイギリス人将校と、日本人通訳の姿を描いた、事実に基づいた作品。
捕虜中に非人道的な扱いを受けた将校が、50年の時を経て日本人に復讐しようとするが...。
過酷な扱いを受けながらも、無二の親友となった2人の間には、我々では計り知れない、何か達観しようなモノがあるような気がします。
とにかくコリン・ファースの演技に魅せられました。真田広之も頑張ってたし、ニコール・キッドマンは相変わらず綺麗。 -
エリック・ローマクスは電車で出会った女性パトリシアと恋に落ち結婚する。
しかさ、エリックはイギリス軍兵士として日本軍捕虜となった二次大戦中の記憶に苦しめられていた。
かつての仲間から、自分を拷問した日本人将校の1人永瀬が生きていると知ったエリックは・・・。
エリック・ローマクスの自叙伝を映画化。
結局のところ、戦争の償いはこの方法でしか出来ないのだろう。 -
2014/10/17 戦争映画の実話に基づくだったのね
戦争映画って やはり理不尽で悲しい 悲しい
戦争知らない私達は 日本が 何故 そこまで 侵略してた事さえ不思議だし…どんな状況においても
捕虜になってる立場の人は ただただ 痛く辛い
人間の不条理 復讐したいほど 過去に酷い目にあっても、憎む連鎖が止まらないと やはり…戦争は終わらない。事実は変わらないけど…そこを通過したなら 新しい 二度と復讐心なんて起きない世界を作っていきたいと思う。許す方も許された者も その事が あっての和解だよね。コリン.ファースの存在感は色々な役でも生かされいるね。戦争反対‼︎拷問は人間のやることじゃない❗️絶対❗️ -
「The Railway Man」も観た@帰京の機上http://www.imdb.com/title/tt2058107/ … コリンファースに惹かれて見始めたら実話ベースの戦争物だった。戦争に情(愛情や友情)を絡めると途端に安っぽく薄っぺらになるのは何故だ。真田広之に知性と洗練を誰か注入してくれい(おわり