センスは知識からはじまる [Kindle]

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著者 : 水野学
  • 朝日新聞出版 (2014年4月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (109ページ)

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センスは知識からはじまるの感想・レビュー・書評

  • これを読んでる時間があったら、勉強しないと、と思わされるくらいには勉強の大切さを学んだ。水野さんの言葉にはいつもハッとさせられる。

  • 感覚とは知識の集合体である。 知識・経験を貪欲に得る事、それを怠らないこと。 萎縮せずに、アウトプット(チューニング)し続ける。センスを『磨く』とはそう言う事。 確かに特別な事は言って無いのだが、読みやすく腹に落ちる。

  • いろいろな商品が、そのような思考を経て作られているのかと
    パッケージを見るのが楽しみになった

  • デザインはアートであり、ロジックでもある!

  • 抽象的に思っていたセンスについて、具体的な方法で身につけ方を教えてくれる本。

  • タイトルに共感して購入した本。内容はまさにタイトルに集約されています。

    筆者の水野さんは「くまモン」を手がけたアートディレクター。
    デザインの世界で大活躍をしていると、天才的なセンスの持ち主、というイメージを持ってしまいがちですが、「センスは学ぶることのできるものである」というタイトルに集約される考えや、センスあるアートディレクターとしての「ものの見方」など、ものすごく共感できる考え方でした。

    ■「センスのよさ」とは
    水野さんはセンスのよさを「数値化できない事象のよし悪しを判断し、最適化する能力」と定義します。

    こう定義を置くと、次には「数値化できないものをどのように判断するか?」という疑問が出てきますが、これに対しての答えは「普通を知ること」であり、それが唯一の方法としています。

    個人的にはわりとすんなり入ってくるところだったんですが、人によってはなかなか腑に落ちないこともあるんじゃないかと思う。普通って言葉が、難しすぎるもんね。

    大多数の意見を知っていることでも常識であることとも違う。
    普通とは「いいもの」と「わるいもの」とがわかるということ。
    両方を知った上で「一番真ん中」がわかるということ。

    知っているものが少なければ、たまたまそれは他の人から見れば「悪いもの」ばかりかもしれない。
    その中でしか判断できない自分だとすれば、自分にとっての良いものが他の人にとっての良いものである可能性は低くなってしまいます。
    相対的評価の精度をあげていくには、評価する世界を広くしていくことが一番です。
    その上で、自分の評価と「みんな」の評価のズレを掴んでいく、という感じですかね。

    ■美術の授業が「センス」のハードルを高くしている
    水野さんは、現在の美術の授業には大切なモノが欠けていると指摘します。

    芸術や美術についての知識を蓄える「学科」
    絵を描いたり、ものを作ったりする「実技」

    美術はおおきくこの2つに分けることができるが、今の授業は実技にウエイトを置きすぎており、学科ももっと力を入れて身につけさせるべき。
    学科、というと単なる知識の詰め込み的なイメージが浮かぶ方もいるかと思いますが、水野さんの例えはとても分かりやすい。

    たとえば経済学では、経済そのものと関係がないカール・マルクスという人物の歴史を学ぶなど、枝葉と思われる知識の部分も知っておくことが大切だという共通認識があります。

    同じことは美術でも重要である、と。

    「ある絵の描かれた背景についてどれだけの知識があるか」や「どうしてこのような作品が生まれたのか、体系立てて説明できるか」というようなことが適切に評価されるようになれば、よきセンスを養うことにつながるだろう。

    これはなるほどですね。
    中学校ではペーパーテストもありました。教科書を読み込んでそれなりに良い点数をとった覚えもありますが、中身は何も覚えていないし、絵を見る態度について学校で学んだことはあまりないです。
    もっとこういう勉強したかった。
    絵はかけなくてもそっちはもっとできた気がする。

    あと、個人的には現状の美術の授業は学科面の貧困さだけが問題じゃないと思う。実技についても問題多いです。みんな同じポーズの絵を描かせたりとかね。全然楽しくないもん。

    ■どうやってセンスを身につけるか
    タイトルにも通じる本書の中心軸です。

    センスとは知識の集積である

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