物語 現代経済学 多様な経済思想の世界へ (中公新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 役にたたないためか、経済学史は当世では人気がないそうですね。 面白いのに。というか、今は経済学そのものがひどく不人気と聞きます。面白いのになあ。

  • 経済学者の中で、経済学の多様性や経済思想の重要性を説いている人が少ないのに驚いていたら、やっと私の問題意識に正面から答えてくれる本に巡り会えました。現在ではアメリカの経済学が「主流派」を形成し、そこに属さない「異端派」の研究の評価が総じて低い状況について、以下のように言っています。「経済学には200年を超える歴史と研究の集積があって、その思想はけっして一つではありません。そもそも経済問題は、一人の経済学者の思想のみで解決できるほど単純ではない。経済学は多様だからこそ価値があるのです。」

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著者プロフィール

1962年、宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。著作に、『今こそ読みたいガルブレイス』(集英社インターナショナル新書)、『英語原典で読むシュンペーター』(白水社)、『現代経済思想史講義』、『経済学者の勉強術』、『来るべき経済学のために』(橘木俊詔との共著)、『ブックガイド基本の30冊 経済学』(編著、以上四冊は人文書院)など多数。

「2021年 『16歳からの経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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