ナイトガーデン ふったらどしゃぶり When it rains, it pours (フルール文庫 ブルーライン) [Kindle]

著者 :
制作 : 竹美家 らら 
  • KADOKAWA / メディアファクトリー
4.29
  • (5)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (184ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトルのとおり夜の植物のような静謐さのある小説。本編の「ふったらどしゃぶり」は個人的にはイマイチで、和章もただの非人間的な男としか思えず好きになれなかったけど、今作はとても良かった。山の自然のもと感覚的に生きる柊の目線を通して、和章が異常なほど合理的で神経質ながらも独特のクセや感情起伏のある人として、変化も含めて丁寧に描かれている。天候や植物の描写から緑の匂いや景色が浮かぶようだった。優秀な気象予報士、の台詞が好き。

  • ふったら~の方は未読なのでなんかあったんだな状態で読んでた。
    面白かった。柊への手紙の相手とか、両親との関係とか、な何より同居してからとか気になるところが多くて、続きがあるなら読みたかった。

  • スピンオフ出るの、早いね…。「ふったらどしゃぶり」で報われなかった当て馬のスピンオフだけど、BLではおなじみ、別にこれだけでも楽しめる。

    キャラクター的に和章みたいな、無機質なタイプ好きだったし、辛いものを背負ってたので、幸せにしてもらえてよかったね!と思います。これも早く読みたくて、ざっくり読み過ぎた。
    整と暮らしてたころ律してた生活が、柊と東京で暮らし始めたらどうなるのか、ちょっと興味ある。同人誌とかで書かれると良いなあ…

  • スピンオフ。植物園。祖父。台風。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

2007年作家デビュー。以後主にBL作品を執筆。「イエスかノーか半分か」シリーズは20年にアニメ映画化もされている。21年、一般文芸初の単行本『スモールワールズ』が直木賞候補、山田風太郎賞候補に。同書収録の短編「ピクニック」は日本推理作家協会賞短編部門候補になる。著書に『パラソルでパラシュート』『砂嵐に星屑』『光のとこにいてね』など。

一穂ミチの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×