民王 [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 最初こそ、ドタバタ喜劇かなんかかと思いながら読んでいたが、タイトルの「民王」の意味するところに気づき始めた頃から、面白くて一気に読破した。

  • 入れ替わるって、結構、単純な設定だな、と思いながら、読んでいた。いつも、銀行や企業を舞台に社会を切っていた池井戸潤にしては、おとぎ話的だと思っていた。
     しかし、後半、総理が、息子の思いを受けながら、若いころの熱い思いを呼び起こされる辺りは、さすが池井戸潤だな、とおもった。読み終わったときには、いつもの池井戸作品を読んだ時のように、「あ~っ、いいっ!!」って思った。

  • 今の政治に対して誰もが叫びたいことを主人公が代弁してくれる。痛快さがある。
    ドラマ化が投票行動を質的にも量的にも改善させてくれれば幸い。

    前職の経験から、情景が浮かんで個人的にはかなり楽しめた。

著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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