- Amazon.co.jp ・電子書籍 (379ページ)
感想・レビュー・書評
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- 重要なこと
- 感情に訴える──聴衆のハートに触れる
- 目新しさを出す──聴衆に何か新しいことを教える
- 記憶に残す──聴衆が絶対に忘れないような形で見せる
- アリストテレスは、エートス、ロゴス、ペーソスという3要素がそろったときに説得できると考えた。エートスとは信頼感だ。我々は優れた業績、地位、経験があり、尊敬できる人に共感する傾向がある。ロゴスとは論理、データ、統計を通じて説得する方法で、ペーソスは感情に訴える行為だ。 /// 見てのとおり、プレゼンテーションの内容のうち、エートスはわずか 10%、ロゴスは 25%だ。それに対し、ペーソスがなんと 65%を占めている。おもしろいことに、スティーブンソンのプレゼンはTEDドットコムで「最も説得力があるプレゼン」に選ばれたもののひとつだ。「説得する」という言葉は本来、相手の理性に訴え、影響を及ぼすことと定義される。この定義に「感情」という要素は含まれないが、感情に訴えるストーリーの力がなければ、スティーブンソンのプレゼンはこれほどの説得力を持ちえなかっただろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『スティーブ・ジョブズ脅威のプレゼン』を書いた著者がTEDのプレゼン手法を解説した本。ジョブズの時は「18の法則」だったので、あれから半分に減らすことに成功したと言える。シンプルさを追求したのだろう。
これに書かれている内容は、何もプレゼンに限った話ではない。人に何かを伝える場合には必要とされる技術だ。とりあえず目次ぐらいは目を通しておくといい。どれも知っていることならば後は意識するだけだし、知らないことがあるならば読んでおこう。