家族ゲーム HDニューマスター版 [DVD]

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監督 : 森田芳光 
出演 : 松田優作  伊丹十三  由紀さおり  宮川一朗太 
  • キングレコード (2014年10月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003828103

家族ゲーム HDニューマスター版 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 私達は予め決められた「父」「母」「子」という役柄を「家」という舞台で演じさせらているにすぎない。役を演じさせらている「役者」は全員が子どもである。豆乳を飲みながら湯船に浸かる姿は、羊水の中で母から養分を摂っている胎児のそれであり、目玉焼きは母の乳房を表している。また、思春期の男子が母の生理について質問することには違和感を感じるが、これは二人が情緒的近親姦と言えるほど心理的に密着している証拠である。二次性徴期を迎えた少年が実母を性の対象とみなしているのだ。健全な発達を遂げていれば家の外で性愛対象を探すようになる。これが結果的に親子分離となるのだが、ほとんどはうまくいかない。結果的に抑圧された性のエネルギーは非行や自傷として表現される。それは「親離れ」に伴う寂しさを帯びた人間らしい行動であり、健全な子どもが大人へと向かう成長の一段階である。この「親離れ」には大変なエネルギーを要するものなのだ。未熟な親子それぞれを成長させるほどである。ところがこの家族内では一人の母のおっぱいに三人の男児がむしゃぶりついていて離れようとしない。このとき母もまた子ども返りしているのだ。船に乗ってまでやってきた傍若無人な家庭教師が引き剥がそうとするも徒労に終わり、夕暮れを背に敗北感を漂わせながら帰る姿が印象的である。エンディングのやや俯瞰的な視点から見えてくるのは、この家そのものが「子宮」となっていて、家族全員が「胎児」をやっている姿だ。

  • 最近、テレビドラマで家族ゲームをリニューアルしたという作品を観たら、映画版の家族ゲームが突然観たくなったのでツタヤでDVDを借りた。
    これでこの映画を観るのは2回目だ。
    映像の表現の仕方が面白くて、時々舞台のようなシーンが出てきたのが、とても印象的だった。音楽が一切入っていないとウィキペディアに書いてあったのだけど、言われてみればそうだなと思ったのだけど、音楽ではない音楽が散りばめられていたのではないかと個人的に思った。
    ジャンル的にはコメディみたいな感じらしいのだけど、コメディの中にもドラマがあってとても面白かった。
    映像の中の風景も好きで、観ていると、何故かとても心が落ち着いた。
    懐かしい風景だと感じた。
    とにかく僕は松田優作が好きで松田優作を観たいがためにDVDを借りた。
    やっぱりカッコよかった。

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