ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜 (角川ホラー文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 今まではオカ研が事件の依頼を受けて、それを解決していくパターンだったけれど、少し違う解決できないタイプのオカルト事象の話があったのが印象的。「よくない家」に引っ越した男性のその後は語られる時が来るのかな…猟奇的になる予感がするからそっとしておきたいですね^^;
    藍さんがオカ研創設したというのは納得でした。意外と行動力もあるけど、黒沼部長にそのバイタリティはないよねぇw
    今回は森司の高校時代の親友・津島君登場。こよみちゃんとの仲を応援してあげればいいのにことごとく否定的なので、森司がちょっと気の毒になってしまった。でも彼女とは着実に家族ぐるみのお付き合いに発展してて、経過は良好なのでは。

  • 連作短編。温泉街の旅館の女将の代理ミュンヒハウンゼンの話、オカ研誕生の話、引っ越しバイトですごくイヤな家にあたる話、合コンで悪乗りでトンネル工事の碑を倒す話。旧友の津坂浩太くんがバイプレーヤーとして出てくる巻。
    第一話の旅館の女将のモチーフは「この子の七つのお祝いに」と似ていて混乱する。引っ越しバイトの話は異形の怖さ。このシリーズでは珍しい。

  • ホラーがベースにあるんですが,結局,人間の物語で,いろいろ考えさせられることがあります.

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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