弱いつながり 検索ワードを探す旅 [Kindle]

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著者 : 東浩紀
  • 幻冬舎 (2014年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (80ページ)

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弱いつながり 検索ワードを探す旅の感想・レビュー・書評

  • ネット検索は当然日本語でするものだと考えてた。だけど世界中の情報が載ってるんだから、それだけじゃ不十分。
    その国の言葉でしか出てこないサイトもある。
    この本では土地の情報とかの話だったけど、病気の新しい治療法とかも国を越えた情報を知りたい。
    今後は他の国の言語でも情報調べられたら、もっと広い世界を見られるのかなと思った。

    後半の話は検索よりも、哲学&旅の重要性の話だったな。

  • 人間関係も知識獲得も、インターネットによって飛躍的に効率がよくなった面は誰もが認識している。が、一方で電子世界の充実により相対的に物理的な実感が欠けていることも誰もが感じているところ。

    そんな状況において、自分が日頃から検索ワードとして打ち込む言葉そのものを物理的な刺激によって変化させようという提案。旅人、観光をキーワードに「本当の自分を探す」のではなく「自分そのものを変化させる」行動が重要だという指摘。

  • 良書。読んで損はありません。
    〇〇のために旅をせよという本は数多くあれど、
    ここに検索ワードという言葉が入ってくる本はそうありません。
    新しい視点が手に入る本です。

  • 検索で簡単に大量の情報を手に入れられる時代。便利だけれど、それだけでは知ることのできない事実も沢山ある。ネット検索とは、一部を知るための手段でしかないということを忘れてはいけない。リアルを知る旅に出たい!

  • ネット時代をいかにして生きていくかの人生論。

    人間は環境によって決まる。人生を変えるのに必要なのは、もっとも目的に適した環境に身を移すこと。ネットは他人との強いつながりを築くのに有効。検索ワードとそれにより導かれる検索結果により、発想が限定的になってしまうことを避けるため、旅に出て、環境を変え、新たな検索ワードを得ることが重要となる。

    読みやすい口調で書かれているが、指摘されているこことはさすがに鋭い。Kindleで読みましたが、今年読んだ中でも印象深い1冊になりました。

  • なんとなく分かる、なんとなく腑に落ちる。
    たぶんもう一度読む

  • 言葉に出来ないものを体験しに現地へ行く。観光、その重要性と活かし方。 特にダークツーリズムの考え方が本書で一番の出会い。 “ひらがな以外で検索してみる” “体験が定着する、移動時間の重要性” さっくり読める割に腹落ち度が高かった。

  • 期待以上におもしろかった!!
    自己啓発本っぽく書かれている事もあるのだろう。
    単純なリアルとネットの対比ではなく、両者のメリット・デメリットを整理して相乗効果をうめる生き方の提案になっている点が好感を持てた。
    今まで読んだ東浩紀さんの本で一番わかりやすく、おもしろかった。

  • 定住する村人、移動し続ける旅人の2つしか選択肢がないのはきつい。著者は、村人と旅人の間を行き来する「観光客」のスタイルを提唱する。観光とは、村人と旅人の往復を意味する言葉だという。

    特定のコミュニティーに定住して関係を深める村人でありつつ、自分を広げるノイズとして旅を利用する。その旅は、「自分探しの旅」のように、深刻である必要はない。観光客として、観光名所を訪問する。それだけでよいという。

    観光は、グーグルで検索するのとは違い、移動時間が必要だ。移動の過程でゆっくり考え、思考が深まる。日常の村人生活とは違う価値観に出会う。例えば、グーグルで検索する時、人は自分が思っている以上に特定の言葉しか使わない。世界は広がっているようでいて、特定の領域にせばめられている。観光によって、普段は使わない検索ワードを発見すれば、世界の見方が変わっていく。村人とも旅人とも違う第三の生き方、それが観光客である。

    この本を読んだ後、副業についての本を読んでいたので、観光客的な生き方は、ダブルインカム生活に近いと思った。1つの職業に縛られない。ある職業から別の職業に転職するのでなく、主職と副職の間を往復する。副職に哲学的救済や「真実の自分の発見」など期待せず、2つの職業の往復によって自分の思考類型を更新していく。それもまた残業削減時代の作法である。

  • 通勤行き帰り+αでたしかにさっくり。でも深い。旅行に行かないタイプの私ですが、旅行の利点に納得すること多々。逆説的だけど、心を動かされるから行きたくないという自分を再発見……
    でも、出先で「これってtweetするべき?」とか考えることがもう縛りなんだと他人に言ってもらえて安心。単純にその場でいろいろするの面倒なんだよ。思い出して「あれよかったよ」なら有りなんだけどね。

  • 「弱いつながり」つながりで本書を読む。グーグル検索について、自分は仕事柄かなり頻繁に利用しているが、SNS時代になって、能動的に検索する人は、むしろ少数はなっている気が。ネットが弱いつながりを強化するか、リアルが弱いつながりを強化するか、でいうと、自分自身の体験と照らし合わせれば、圧倒的に前者のほうが納得感がある。

  • 名取市図書館の本。8/22深夜に2時間ほどで読了。現地の言葉で検索することの重要性について再認識。

  •  最初から最後まで微妙な違和感が消えなかった不思議な本。すべてネジが半穴分ズレてる気分。まず、書名が変。「本書は検索と観光をテーマにしています」と本文にあるのに、タイトルは「弱いつながり」がメイン。
     そして、社会学で過去50年間に提唱された概念で最も重要とも言われる「弱いつながり」が見事に間違って解釈されている。本来、ヴァーチャルな関係こそ「弱いつながり」なのに。ちょっとでもアメリカ社会学を齧った読者なら「???」となるはず。つながりって弱いのも強いのも人間関係なのに、著者は「モノ」との関係を含むって拡大解釈してるようです。
     で、「グーグルストリートビュー」では得られないものを求めて、観光でもいいから「モノ」を実感するための旅に出よう、というのはわかるんだけど、どう考えても旅のポイントである「空気」や「気」に触れないのは不可解。
     2週間前に南三陸と陸前高田を旅行したけど、「防災対策庁舎」や「奇跡の一本松」という「モノ」は、その周りの「気」があって初めて実感として胸に迫る。その実感は庁舎の前に供えられている花だったり、一本松とその周りの再開発のとんでもない落差だったり、「モノ」と「モノ」がぶつかって発する「気」であるのは間違いがない。著者は「モノ」のもつ表象性(シンボリズム)を否定したいんだろうけど、そりゃ無理っしょ、ってのが実感。
     著者が例に挙げているアウシュビッツにしても、「地縛霊」という言葉を使っているほどだから、どうして「気」という言葉を(恐らく意図的に)避けたのかが理解できない。
     東北の被災地の「モノ」や「気」が発する「力」は、(著者は否定するでしょうけど)実際に津波を経験した人の「言葉」によって増幅される。デリダ批判はともかく、「言葉の力」を完璧に否定する言説はどうにも受け入れがたい。
     「一般意志2.0」もそうなんだけど、どうもこの著者、極端に走りすぎるきらいがあると思う。ウケ狙いなのかも知れないが、哲学者なんだから、そればっかりじゃまずくね、とも思うんでした。
     ツイ友が引用してたブロガーの「本好きに聞く100の質問」で、「最近影響を受けた本」(だったかな)に挙げられてたので買ってみたんだけど、値段の割に短くて、軽い読み応えなので、星1つ減点w。

  • 「人間は環境に規定される生き物だからこそ、固定化された思考から逃れるためには観光客として世界を旅してセレンディピティによる弱いつながりを獲得せよ」と。テーマ自体は驚くほどシンプル。それだけに考えはじめると深いし、確実に「今」という時代の本質(の一面)は捉えていると思う。ネットが日常生活の中に深く入り込むほどに、その反動として「身体性の獲得」の重要性が高まるということ。つまり走ることにもつながってくるのか?と思ったり。自分の中で消化するのにしばらく時間がかかりそうな、刺激的なテーマをもらえた本。

  • 著書いわく自己啓発ぽく書いてみたとはあるが、特に何か鼓舞されたりはない。その代わりじわじわと内側から何か欲望が沸き上がってくる感覚。僕たちは誰しも感情や欲望という羅針盤を持っているが、現代における羅針盤の読み方を教えてくれるのが本書かもしれない。

  • 東さんの著作。ちょこちょこ話題になっていたし、弱いつながりをネットワークの紐帯のことかなと思っていたこともあって、読んでみた。ライトなので、数時間で読めます。

    結局、ネットワークの件はそんなに大事ではなく、検索スキルを上げるために、ネットに閉じこもっていないで色々な体験をしましょうという趣旨の内容だった。
    これには非常に同意できる。

    やはり外部から客観視することによって新たな発見もあるし、外の世界で見て、感じたことや新たなワードは本当に糧になると思うからだ。
    なんとなく、著者の経験上子供ができるまでは、ネットに閉じこもりがちだったが、それを機にライフスタイルを変えたというのが自分にも当てはまりそうな気がする。

    旅というものは、金や時間や労力を考えるとけっこうな投資だが、それ相応に得られるものもあるなぁ。
    たまには海外に行くかなぁと思わせてくれたので、星4つ

    ■目次
    0 はじめに――強いネットと弱いリアル
    1 旅に出る 台湾/インド
    2 観光客になる 福島
    3 モノに触れる アウシュヴィッツ
    4 欲望を作る チェルノブイリ
    5 憐れみを感じる 韓国
    6 コピーを怖れない バンコク
    7 老いに抵抗する 東京
    8 ボーナストラック 観光客の五つの心得
    9 おわりに――旅とイメージ

  • 新幹線の中で読み切れた。
    うんうんと頷ける箇所がたくさんあり、特に検索に関する話には大変納得した。
    キーワードを見つけるには環境が重要だと、経験的に思っていたことが言葉として書かれていてホッとした。

  • メモ:観光客であることの可能性。検索ワードを広げる(他社との出会い)。
    弱いつながりは、お互いをあまり良く知らないからこそ大きな可能性を含んでいる。その点で現在のネットは既存のつながりをより強固にする装置。

  • ネットは弱いつながりを構築するためのものではなく強いつながりをより強固にするものという主張は実感としてある。検索ワードを豊かにするための旅、表層に触れる観光客としての姿勢を肯定的に捉えてあって面白いなと思った。

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