マドンナ (講談社文庫) [Kindle]

著者 : 奥田英朗

• 講談社 (2005年12月15日発売)

感想・レビュー・書評

[kecokecoさんの感想 · 2019年3月4日]

奥田さんお得意の、普通の人のまあまあよくあるようなちょっとした出来事を描いた短編集。いや、でも実際はこんなことはあんまりないだろうな。いかに自分の日常がドラマにも小説にもならないくらい平穏無事かということだな笑。

著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔（下）　新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」