コンサル一年目が学ぶこと 新人・就活生からベテラン社員まで一生役立つ究極のベーシックスキル30選 [Kindle]

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想・レビュー・書評

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  • コンサル業界の入門書のような本が読みたかったため購読。

    結論として、社会人にとって、職種を問わず必要なスキルが凝縮されています。

    コンサル一年目が~というタイトル通り、
    数字で語る、仮説思考、自分の意見を持って情報にあたる、成果物から逆算する、など、ビジネスパーソンなら一度は耳にしたことがありそうなことが多く書いてあります。

    ただ、これらの知識を一冊に、しかも簡潔にまとめてくれている本はそう多くないのでありがたかったです。いかに結果にコミットするかだけに焦点があてられた無駄のない本。時間を作って改めて読みたいと思います。

    【TODO】
    ・常に自分の意見を持って情報に当たる
    ・時間=お金と認識する(自分の時間でも)
    ・師匠を見つける(自分にとってのメンターを作る)

    • りまのさん
      8て数字、好きなんです。ラッキー ♪
      8て数字、好きなんです。ラッキー ♪
      2020/08/13
  • 電子書籍で読了。
    全てのビジネスマンが学ぶべきことが網羅されており、新入社員はもちろんのこと、ベテランでも仕事が変わったタイミングや転職したタイミングで読み返すと良い。

    話す技術
    思考術
    デスクワーク技術
    プロフェッショナル・ビジネスマインド
    の4章立てで、30項目のスキル・ノウハウが紹介、解説している。

    私は紙の書籍派だが、こちらは電子書籍で読んだ。やっぱり紙の書籍の方が読みやすいかな?電子書籍の便利な機能は、まだ使いこなせていない。
    どちらにも長所短所があり、今の所どちらかに統一するつもりはない。

  • # コンサル1年目が学ぶこと

    * 雲雨傘の論理
    雲は事実、雨は雲に対する解釈、傘は解釈にもとづくアクション。
    アクションに関しては、複数のアクションの中から、なぜそのアクションを選んだのかを示せるとよい。

    * PREP
    point, reason, example, pointの順で伝える。日ごろからPREPを意識するために、何か提案するときには、**事実・私の解釈・推奨アクション**と見出しを付けて整理する。

    * 期待を超えていくこと
    高い評価を得るためには、**求められていることを確実に実施したうえで**、相手の期待値を超えていくことが求められる。これを繰り返すことでしか、ビジネスにおける信頼は得られない。

    * 仮説思考
    何かリサーチをする前に、今ある情報だけでストーリーラインを組み立てる。労力の無駄を抑える効果と、意思決定のスピードが上がる効果がある。これは、すでに起こりうる事実を予測しておき、対策を想定していくことで、迅速によい行動ができる。著者の旅行の事例が面白かった。

    * 考える=自分の意見を持つこと
    ネットニュースの記事を読むときなども、すぐに記事を開いて答えを知るのではなく、1踏んでもいいから自分の頭で考えてから答えを知ること。そうしないと学びがない。

    * アウトプットドリブン
    仕事に着手する前に、ある程度アウトプットの型を決める(ex. 発表資料を作る前に、pptのタイトルだけバッと作る。空パックをつくる)。そこから逆算してタスクを設計する。

    * 読書の目的を明確化する
    読書の目的を明確化すると、webを検索するように、知りたいことを抜き出して読めるようになる。

    * 課題管理表
    番号、日付・タイトル・課題の内容・解決の方向性・ステータス・担当・期限
    をエクセルにまとめる。

    * valueを出せるか
    社会人に求められることのすべて。社会人は、会社のお客様ではない。

    * コミットメント
    約束したことを確実にやりきることがコミットメント。コミットメントの高い人の特徴は、仕事に納得感があることと、コミットメントが高い組織に所属していること。

    * 守破離

    * フォロワーシップ

    * チームワークとは
    分業。同じことをやる人が二人いれば、どちらかは不要になってしまう。→自分にしかできないvalueの出し方を学ぶこと。

  • まず「話す技術」について書かれている。理路整然と話すのが苦手なのでありがたい。
    結論→理由づけ→具体例→結論の繰り返しで締める、というPREP法は覚えておいて実行しよう。「1、2分考える時間をください」って言えばいいのね、目から鱗。
    「思考術」では、考え方を考える、とあって意味不明やったけど具体例で納得。ロジックツリーを使いこなすための参考文献のうち3冊も読んだことがあったのに身に付いてないことに凹んだ。が、自分一人でのトレーニングには限界があるらしい。適切な指導者からのフィードバックが必要。

    「事実」「わたしの解釈」「推奨アクション」の見出しを付ける、というのもやってみよう。
    とてもためになった本。読んで良かった。

  • 新卒1年目の人に見てもらいたい!
    仕事において、如何なる場面でも重要になる事が書かれている!
    議事録の書き方やエクセル・パワポのショートカットキーなどの実用的なことから仕事の本質とは相手の期待を超え続ける事・仕事においてのコミットメント力は約束を守る事であるなどのマインド的な部分!
    社会人として押さえておくべき内容が網羅されている!
    感動してまとめたので、週一で内容を確認する!

  • Prime Readingの対象だったので、Kindle版で再読。
    コンサルのみならず、新人のみならず、
    是非、すべての社会人に読んで欲しい一冊。





    ==
    ◆01 結論からはなす
    PREPの型に従う
    ・Point = 結論
    ・Reason = 理由づけ
    ・Example = 具体例
    ・Point = 結論の繰り返しで締める

    ◆02 Talk Straight 端的に話す
    まず、質問に、イエスなりノーなりで端的に答える。次に、追加の説明をしたり、相手の質問に答えていく。

    ◆06 相手に理解してもらえるように話す
    相手の理解度を推し量りながら、話す
    →「無言は理解」ではなく、「無言は無理解」のサイン。

    ◆07 相手のフォーマットに合わせる
    伝える側が伝えたいことを「伝えた」と思っていても、相手に理解され、受け入れられなければ、伝わったことにはならない。

    ◆08 相手の期待値を把握
    相手の期待を超え続けることがビジネスの基本。
    →そのためにはまず、相手の期待の中身を把握する必要がある。

    ◆09 上司の期待値を超える
    指示を受ける側も、出す側も4つのポイントを明確にする。
    ①その仕事の背景や目的
    ②具体的な仕事の成果イメージ
    ③クオリティ
    ④優先順位・緊急

    ◆12 雲雨傘提案の基本
    「事実」「わたしの解釈」「推奨アクション」
    →「だから何?」「どうしてそうなるの?」への答えを明確にする。

    ◆13 仮説思考
    仮説→検証→フィードバック

    ◆14 常に自分の意見をもって情報にあたる
    ビジネス能力を向上させるのは、情報量ではなく、考えること。
    考えるとは、自分の意見をもつこと。
    自分の意見をもって、情報に接する。
    正解にこだわらず、考え続ける

    ◆16 文書作成の基本、議事録書きをマスターする
    議事録には、発言の記録ではなく、後日の証拠となるよう、決定事項を簡潔に書く

    関係者に流し、間違いがないか確認してもらって、決定とする。

    議事録で盛り込むべき項目
    ・日時
    ・場所
    ・参加者
    ・本日のアジェンダ(論点・議題)
    ・決まったこと
    ・決まらなかったこと(次に持ち越したこと)
    ・確認が必要なこと
    ・次回に向けてのTODO(誰がいつまでに)

    ◆17 最強パワポ資料作成術
    ワンスライド・ワンメッセージ

    ◆19 最終成果物から逆算して、作業プランをつくる
    どんなことでも、最終アウトプットから逆算して考えるクセをつけておく。

    ◆20 コンサル流検索式読書術
    ・読書の目的を絞る、明確にする
    ・ウェブを検索するように目次ベースで該当箇所を拾っていき、重要な部分だけ読む
    ・なるべく多くの文献を広く浅当たる

    ◆21 仕事の速さを2倍速3倍速にする重点思考
    スピードの秘訣は、「余計なことをやらない」ことに尽きる。
    何が重要で何が瑣末なことかについて、自分なりの判断を持つ

    ◆23 ヴァリューを出す
    仕事の価値を決めるのは、自分ではなく、あくまでも相手。

    ◆24 喋らないなら会議に出るな
    会議で発言しない人の価値はゼロ

    ◆25 「時間はお金」と認識する
    ちょっとした時間を雑談に使っているだけのつもりでも、クライアントから見たら、雑談に何千円もの費用を払っていることになる。

    ◆26 スピードと質を両立する
    Quick and Dirty = 時間をかけて完璧なものを目指すよりも、多少汚くてもかまわないので、とにかく早くつくる。
    「100点はいらない。3日の100点より、3時間の60点」
    「0点から90点まで完成させるのにかかる時間」=「90点から99点にかかる時間」=「99点から100点にかかる時間」

    ◆27 コミットメント力を学ぶ
    一度約束したことは、何があってもやり遂げる。それがコミットするということ。
    方法は問わない。人の手を借りてでも、約束を果たすことを最優先する
    周りの人のコミットメントが高い組織にいれば、それに感化され、強いコミットメントが醸成される。

    ◆28 師匠を見つける
    言語化できるような仕事は、すでにコモディティ化(一般化)していて、差別化はできない。
    →それ以外の、言語化できない暗黙知の部分こそがプロフェッショナルにとって大事。
    「守破離」
    ・守=師匠の一挙一動を真似る
    ・破=師匠と違ったやり方を覚え、幅を広げる
    ・離=師匠のやり方を超え、独自の技を生み出す

    ◆30 プロフェッショナルのチームワーク
    プロフェッショナルのチームワークとは、全員が、違う分野で価値を発揮すること。
    →まずは、いま自分にできることを起点に考えて、チームに貢献できる分野を探す。

    • こまつなさん
      いつもながら、素晴らしいレビューありがとうございます。
      私も全く同感です。
      感想を拝読して、本書を初めて読んだときの感動がよみがえりました。
      いつもながら、素晴らしいレビューありがとうございます。
      私も全く同感です。
      感想を拝読して、本書を初めて読んだときの感動がよみがえりました。
      2022/04/24
  •  確かにそうだと納得することしきり。
     コンサルタントという職業の人は有能な人が多く、各界でコンサル出身者が活躍しているという。
     これだけのことをしていると確かに活躍できそう。
     かくして、なあなあでやっていけたニッポンの楽園経済圏がコンサル出身者に席捲されるという。
     これは良いことなのか悪いことなのか。
     経済がグローバル化すると一部の超勝ち組が大多数の負け組を支配する世の中になっていくというのだろうか。
     私もどうせ負け組の方だけど、せめてもの抵抗のためにこういう本を読んで敵の考え方を知っておく必要があります。
     
    『三四郎』な人生論
     コンサル一年目が学ぶこと 弱肉強食の時代のせめてもの抵抗のために
      https://sanshirou.seesaa.net/article/484108688.html

  • コンサルに限らず、若手社員におすすめしたい良本。ビジネスマインド的な部分で非常に刺激を受けた。定期的に読み返したい。
    一つ一つのトピックはそこまで詳細に書いていないので、深掘りしたい部分があれば別の本で勉強すると良い。

  • 1〜2年目の課題図書として、コンサル業界に限らず有効。この1冊の内容を実務としてマスターできれば基礎スキルはおおよそつきそう。

  • その名の通り、コンサル1年目が学ぶであろう基本的なビジネススキルをわかりやすくまとめた本。
    平易でわかりやすく、基本を抑えるためにビジネスに携わるようになる初心者におすすめと思う。

著者プロフィール

ビットコイナー。2013年よりフルタイムでビットコイン及び暗号通貨の事業に関わる。ブロガーとして暗号通貨の技術を噛み砕いて紹介。Ethereumを日本で初めて一般むけに紹介し「イーサリアム」と翻訳した。暗号通貨の普及と、技術の育成を目的に活動している。(社)日本デジタルマネー協会理事、(社)日本ブロックチェーン協会アドバイザーほか、エンジェル投資家としてウォレットやクロスチェーン等の事業へ複数投資している。1975年生まれ。慶応義塾大学卒、外資系コンサルタント会社、起業等を経て現職。著書に『コンサルタント1年目が学ぶこと』(ディスカヴァー21)『3分でわかるロジカルシンキングの基本』など。

「2018年 『これからを稼ごう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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