- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988111246912
感想・レビュー・書評
-
ハンニバル・レクターの若き日を描いた映画『レッド・ドラゴン』の登場人物を引き継いだ、オリジナルストーリー。
FBI捜査官ウィル・グレアムとの関係を描く。
『羊たちの沈黙』、『レッド・ドラゴン』に描かれる前のハンニバル・レクター(マッツ・ミケルセン)は、FBIで働く優秀な精神科医だった。
彼の仕事は、連続殺人犯の精神を見ることができるという天賦の才能を持ちながら、同時にそれに悩まされている特別調査官ウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)を助けることであった。
ウィルの精神状態を診る役目だったレクターだが、次第に犯行現場にも立ち会う様になる。
殺人事件の捜査でウィルに協力しながら、本性を覗かせていくレクター。
全シーズンを通して描かれたのは、レクターのグレアムの危うい部分を救いたいと思い、レクターは自分のことを理解してもらいたいと思う一方、自分の犯行がグレアムにバレないように様々な工作を仕掛ける二面性。そしてグレアムのレクターに対する自分を理解して助けてくれることへの友情、レクターを警戒する気持ちの二面性。
レクターとグレアムの愛に近い濃厚な友情は、演じたマッツ・ミケルセンとヒュー・ダーシーの対照的な魅力もあって、女性ファンを惹き込む見せ場となった。
映画では充分描かれなかったサディストのバージャーのサイコさやサディストぶり、レクターやバージャーやレッドドラゴンが行う殺人シーンの残酷さ、レクターが客にごちそうする人肉料理のデティールは、テレビドラマの枠を越えたクオリティだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ウィルとハンニバル、これからどうなってゆくのか続きが気になる。
-
シーズン1観了。残虐描写が多々あるのに関わらず、レクター博士の優雅な物腰、インテリア、料理、テーブルセッティングの美しさで、際どい描写でさえアートに思わせる雰囲気を漂わせています。キワモノになりがちな料理シーンがあんなに洗練されて美しいシーンになるなんて!主演のマッツミケルセンはまさにハマり役。いかにも肉食なハリウッド俳優にはないノーブルな魅力があります。淡々と静かに進んでいくので派手さは無いけれど、精神的肉体的に追い詰められるFBI捜査官ウィルとその様子を楽しみながら(笑)罠を仕掛けていくレクター博士との攻防にゾクゾクします。シーズン2も楽しみ!
-
マッツミケルセンが好きで。
血とか、暴力とか、痛そうな描写は、非常に苦手なのだが、マッツミケルセンを見たいが為にがんばった。
レンタルでみた。
見た後、牡鹿の象徴する物をググッた。
シーズン1、全編に張り巡らされた伏線回収がかっこいい。
とにかく、画面のセンスがいい。
レクター博士のスーツ図鑑とか出して欲しい。
どの役者さんも服装オシャレでかっこいい。
肌、スーツ、ネクタイ、シャツ、ポケットチーフと色合わせに痺れる。
もちろん服だけじゃなく画面全体の色のコントラストが綺麗。
凄惨な描写もそんなに生々しくなく、芸術作品のようにみえるので耐えられた。はたして2はどうなのか。
わたしが見られる程度ならいいなぁ。