アドラーに学ぶ部下育成の心理学 「自ら動く部下」が欲しいなら ほめるな叱るな教えるな [Kindle]

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  • 日経BP
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感想・レビュー・書評

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  • 若手のチームリーダーあるいはマネージャー向けの本

    指示するか、任せるかの二極になりやすいマネジメント側の悩みを理解した上で、その間をいくマネジメントの考え方と手法について述べている。
    組織論や指標設定に関する知識と踏まえて活用するのが望ましいと思います。

  • アドラーをダシにした部下育成の啓発本。ヒトは教えられることはあっても教えることはできない、という教育の原則を踏襲した内容。育つ意志がある人に対して自分で気づくようにさせる、因果関係を認識させる、ということがキモか。まぁ、そんなに大したことが書いてあるわけでもない。個人的には、メンタリングとかコーチングとかは意味が無いと考えているので、本書程度のことができれば初めて部下や後輩を持つ人でも対処できるのではないか。

  • 褒めてはいけない、叱ってはいけない、教えてはいけない。
    なんとなく経験則で感じていたことを、分かりやすく説明してくれる。
    示唆がたくさんあった。

    ・コントロールしようとしてもできない かえって信頼を失う
    ・「勇気づける」=困難を克服する力を与えるが大事
    ・叱ると勇気をくじくことになる
    ・フィードバックとフィードフォワードを使い分ける
    ・教えるかわりに「ホワイトスペース」と「支援応需」
    ・指示をするから指示待ちになる
    ・支援応需は事前告知が鉄則(定例面談という場を作るのもよい)
    ・「あなたはどうしたい?」
    ・悩む部下には「質問」>「ひとりごと」>「提案」
    ・人は体験からしか学べない 自然の結末を体験させる
    ・嫌味をいってはいけない
    ・成功を増やしたいなら失敗を増やせ
    ・「論理的結末」を体験させる←事前に約束し学びを見守る
    ・嫌味や叱責は罰になる 論理的結末だけで学べるので基本不要
    ・人事考課は論理的結末を仕組み化した一例
    ・結末を受け入れるのは誰か、と常に考えるべき 他者が受ける結末に自分が踏み込みすぎない

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著者プロフィール

小倉広事務所代表取締役 心理カウンセラー、エグゼクティブ・コーチ、組織人事コンサルタント。
大学卒業後、株式会社リクルート入社。組織人事コンサルティング室課長など企画畑を中心に11年半勤務。ソースネクスト株式会社(現東証一部上場)常務取締役、コンサルティング会社代表取締役を経て現職。 リクルート社在職中の昇進うつを機に心理学と心理療法を学び始める。日本アドラー心理学会正会員、日本ゲシュタルト療法学会会員。現在、研修講師として年間300回登壇し、一年先まで予約が取れないほどの人気を博している。 著書に、『任せるリーダーが実践している 1on1の技術』『任せる技術』(日本経済新聞出版)『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社)『もしアドラーが上司だったら』(プレジデント社)など多数。著書発行部数累計は100万部超。

「2021年 『コーチングよりも大切な カウンセリングの技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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