あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫) [Kindle]

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  • 筑摩書房 (2006年12月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (165ページ)

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)の感想・レビュー・書評

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  • "一発で通じ合える、これが自由だと思った" ズーニーさんの本はあとがきが本当にいい

  • ●相手が、「あなたの理屈は正しいとわかった。
     しかし、あなたという人間は嫌いになった」
     では、通じたとは言えない。

    本書冒頭に登場する一文です。
    この一文自体は“問い“になっておらず、“断定文”です。
    しかし、本著を通じた著者の大きな“問い”の一つは、

    ●相手が、「あなたの理屈は正しいとわかった。
     しかし、あなたという人間は嫌いになった」
     は、通じたと言えるのか?

    という点だと思います。

    本著と、
    ・「自己肯定感、持っていますか?」水島広子著
    の二冊を読みまして、
    私が40年近くやってきたコミュニケーションが、
    いかに家族、友人、何より自分自身をボロボロに
    するやり方であったかという点を強く深く反省しました。

  • 読みながら「私はこの人好きだな」と思ったしまった。裏表がなく真っ直ぐで、前向きで。
    小手先のテクニックではない、正面からコミュニケーションに取り組むための心構えが書かれている本。
    また読み返したい。

  • 2017年1月
    相手に伝えるためには、自分の中の「気付き」が重要である。筆者は、その気付きを「問い」として表現し、自分が考えた物事のきっかけとしてどんな「問い」があったのかを相手に共有することから、自分と相手への架け橋が生まれると言う。
    また、「意見」と「根拠」はセットで伝えなければ納得させることができない。考えてみれば非常にシンプルな意見だけど、日常で自分がどれだけそこを意識して話ができているのかと振り返るきっかけとなった。「自分はこう思う」「その理由はこうだから」という論法だけど、どうしてもその「根拠」を語らずに伝えようとしてしまうことが、普段の自分には多いなと感じた。まずはこれから始めてみよう。その上で相手に伝わらない場合は「問い」を共有してみよう。

    また、「メディア力」という考え方もとても面白い。自分の職場の会議でも、同じ意見を言っているのに、ちゃんと話を聞こうと思う人となんとなく聞き流してしまう人もいる。これは伝え方の前提となる部分ではあるが、何かを発信する際には、「自分がどのような人として見られているか」を意識しなければいけないと感じた。

    最後に、私自身が最も痛感したことは、「自分が本当に伝えたいこと」と納得して伝えなければ意見に意味はないということだ。何となく正論だったり、こういうもんでしょと思って話す事柄は相手に伝わらない。そう思えば、別に何でもかんでも伝えようとしなくても良いのだな。本当に伝えたいことが何なのかを考えてから話をしたいと思った。

    筆者の働き方や、周りとの関わり方も含め非常に勉強になった。

  • 20160108読了
    話を伝えるための方法について書かれた本。

    単なる話し方の方法だけでなく、話を伝える以前の信頼の築き方や、伝える内容をどう考えるか、という観点からコミュニケーションの質を高める方法が述べられている。

    内容は良かった。仕事やプライベートでコミュニケーションする際に実践していきたい。

    ◆この本からの学び

    問いを立てる→意見→理由 の順で話す

    時間・空間・人の軸で問いを広げる

    正論を言うときは目線を合わせる、等身大のメディア力を持つ

    メディア力(人との信頼の体系)を高めるために、
    ・自分の過去、現在、未来の意志を伝える自己紹介をする
    ・相手の問いを受け、相手の言いたいことを端的に理解する
    ・相手から見た自分のメディア力を図りながら発言する

    ----

    以下、本文のハイライト。

    話が通じないと思うとき、「何を言おうか」「どう言おうか」よりも、「いま、相手はどんな問いに基づいて話しているか?」「自分はどんな問いに基づいて話しているか?」とチェックしてみるといい。

    人に何か正しいことを教えようとするなら、「どういう関係性の中で言うか?」を考えぬくことだ。それは、正論を言うとき、自分の目線は、必ず相手より高くなっているからだ。

    メディア力とは、その人固有の「人との信頼の体系」だ。

    一発で通じあう力、会話を成立させるために最も必要な力とは、「理解力」だ。

    根本思想をつかむ力を鍛えるには、日々の中で、相手の言わんとすることを、極力短く、自分の言葉で言ってみるトレーニングが効く。そう、「要約」だ。

    短くつかむことは、深く理解すること

    コミュニケーションの入り口で、すみやかに信頼をつかむには、「意志」で自分を証明する、「相手理解」に努める、相手から観た自分の「メディア力」を量りながら発言する、の3つが有効だ。

    1.伝えたいものがある(切実な動機)。  2.伝えるだけのものがある(10年以上の経験に象徴される)。  
    3.伝える技術がある(表現技術)。

  • 私はこの本を、相手の気持ちと自分の気持ちのどちらも尊重して、コミュニケーションをとる方法の手引きと受け止めました。

    第1章で「コミュニケーションのゴールとは?」という問いが提示されます。
    この問いを受ける形で、後の章が続きます。
    第2章で論理的に思考・表現する方法。
    第3章〜第4章で人(相手/自分)の気持ちを尊重する事の大切さとその方法。
    第5章ではコミュニケーションの基底となる信頼について。

    筆者の失敗談なども交えて身構えずに読み進められるようになっています。
    仕事などで「どうして、こんな当たり前のことが伝わらないのかな?」と悩んだり腹立たしくなったりしている人は、この本から未来を良くするヒントが得られるかもしれません。

  • 久しぶりに再読。

  • 地味に役に立った本。
    話がなぜ通じないのか?と言う素朴な疑問に、真面目に取り組むことが出来る。

    自己紹介というシンプルな事が、どう伝えるかで随分とイメージを変えられるのだろうなとちと実験したくなった。

  • 常に悩んでること。
    自分のメディア力のなさ。

    問いを正しく捉える、というのは難しいなぁ。
    いつもちょっとズレてしまう。

    いい問いが立てられるようにならねば、と。

    問いをスクラップするという、トレーニング方法がいまいち分からなかったので、もう少し詳しく知りたい。

  • ≪伝える≫ということを突き詰めた本。

    ≪コミュニケーションというのは、人と人との間に、橋を架けるような作業だ。≫

    話が「通じない」のはなぜか。
    コミュケーションの方法、伝えるための技術、論理をまとめるための問いの立て方、などが書かれた本です。

    ≪「何を言うか」よりも、「だれが言うか」≫
    ≪話が通じるためには、日ごろから人との関わり合いの中で、自分というメディアの信頼性を高めていく必要がある。≫

    …と、信頼性を高めると話が通じやすくなる、と説いている。

    また、「考える道具としての"問い"の発見」という記述が興味深かった。
    本の中では「自分の意見を定めるため」あるいは「相手との論点の共有のため」として"問い"を用いているが、単に自分の思考をまとめる目的にも使えそうに思う。


    この本の内容とは離れるが、最近読んだ、この本の著者の山田ズーニーさんの、以下の文章がすごく心を打った。

    ≪人が、陰で全く知らない人々に対して、
    どうふるまっているか?
    「そこで、“人間の底”が知れる。」≫

    ついついイラっとしてしまいそうな時、”底、底" ”自分の底はまだ浅い”…と心の中でつぶやいています。

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