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- / ISBN・EAN: 4548967120578
感想・レビュー・書評
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黒人で初めてメジャーリーグの選手となったジャッキー・ロビンソンを描く。ジャッキーの困難を進む気概、盟主のリッキーの公平な思いが胸を打つ。
1947年、ブルックリン・ドジャーズのゼネラルマネージャー、リッキー(ハリソン・フォード)は、チームに黒人選手を入れようと黒人リーグの選手だったジャッキーを見出す。つけた条件は、「反論しないこと」。当然黒人へのヘイト感情があると見越してのことだが、ジャッキーはその条件を守った。しかしそれ以上にジャッキーの実力が勝ったのだ、とも見えた。
ジャッキーもすごい、しかし白人盟主リッキーもリッキーを信頼し尊重し差別の外圧の中冷静に梶をとる。ジャッキーは常に自分のことを思うリッキーになぜあなたはそれほど私をかばうのですか? と聞くとリッキーは、自身がピッチャーだった大学時代、黒人のキャッチャーと組んでいたが、彼は差別に壊れてしまって、自分はそれを放っておいたのだ、だから今は放っておくわけにはいかないんだ、と言う。
ジャッキー・ロビンソン役のチャドウィック・ボーズマンは1976年生まれ。惜しくも2020年大腸がんで43歳で亡くなる。
「ジェームズ・ブラウン最高の魂を持つ男」2014
「マーシャル法廷を変えた男」2017 で主役など実在の人物を演じている。
ハリソン・フォードが年輪を見せる。
2013アメリカ
2023.4.7BSプレミアム詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
黒人初のメジャーリーガー”ジャッキー・ロビンソン”の活躍を描く伝記ドラマ。
差別に対しての戦い方というのは主に二つあるように思います。一つは声を上げて自分たちの権利や現状を訴えること、
そしてもう一つは耐え忍び行動で示す戦い方です。そしてジャッキー・ロビンソンが選んだのは後者の戦い方でした。
オーナーがロビンソンにメジャーリーグの誘いをするとき、「右の頬を殴られたら左の頬を差し出す勇気を持て」と言うふうに語りかけるシーンがあるのですが、
この言葉がこの映画のすべてのように思います。
敵チームだけでなく、ファンや同僚からも偏見の目を向けられてもロビンソンは黙ってプレーで自分の価値を表し続けます。
彼のそうした姿勢が無ければ、初めての黒人メジャーリーガーという試みはいろいろな反発がありきっと失敗に終わっていたと思うのです。偏見に立ち向かうロビンソンの姿が非常に勇ましく見ていて好感のもてる映画でした。オーナーのリッチーの言動やバックアップも素晴らしかったです。
世界を変えるのは自分の行動と勇気なのだな、としみじみ思いました。
そして意外だったのがロビンソンの入団が1945年と自分が思っていた以上に最近だったこと(てっきり1900~10年代と一世紀くらい前の選手だと思っていました)。
今もなお黒人差別の話がアメリカで話題になりますが、そうした人種問題はやっぱりまだ現代と地続きの問題なんだな、と実感しました。 -
子供の頃にエジソン、ヘレンケラーの偉人伝と同時にベーブ・ルースの伝記本を読んで育った私にとってはベースボールの選手は子供の頃から偉大な存在でした。ハンク・アーロン、そしてその記録を塗り替えるのをリアルタイムで体験させてくれた王貞治氏。そんな子供時代を過ごしてきた私ですので野球が嫌いなわけはありません。MLBの伝説の番号42。その伝説もMLB中継で全員が番号をつける試合があるということをきっかけに知りました。日本では42、四十ニは「シニ」、「死に」とも読め、意味として縁起が悪いとして避けられることも多い番号ですが、外国人選手がNPBでプレーする際にはこのジャッキー・ロビンソンにちなんでいる番号として、彼と同じように日本の中で異質な外人(ガイジン)としての意味も含め、名誉ある番号を好んでつける選手も多いようです。MLBでは全球団で永久欠番なのでつけられないようです。それほど特別な番号の選手、ジャッキー・ロビンソンの伝記映画。差別が酷かった時代のアメリカの差別と闘ったフロンティアの象徴のサクセスストーリーは、ある球団経営者の決断がなければなしえなかったと知りました。ブランチ・リッキーの功績は世界を変えたと言えるのではないでしょうか。映画を見終えて検索して知るまでハリソン・フォードとはまったくわからなかった(笑)。そしてこの史実からスポーツが果たした役割の大きさを実感します。スポーツはやはり素晴らしい。そう思える映画でした。
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久しぶりによい映画を見た。
ロビンソンのことは単に知っているだけだったけど、苦労されてたんだな。
彼もすごいけど、リッキーさんも世界を変えた人なんだな。
リッキーさんを演じるハリソンくんは、開始から一時間くらいたって声でハリソンくんだとわかった。
主役を務めた俳優さんは、確か若いのに亡くなった方だよね。もっと見たいと思わせるいい俳優さんだった。 -
史上初の黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの半生を描いた伝記ドラマ
見どころ
白人だけで構成されていた当時のメジャーリーグ。敵チームや観客、マスコミ、審判やチームメイトからも偏見や差別を受け、それでも屈しない強さには胸を打たれる。
ストーリー
1947年。ブルックリン・ドジャースのGM、ブランチ・リッキーは、周囲の反対を押し切って黒人選手、ジャッキー・ロビンソンと契約する。白人しかおらず、周囲の全てから敵視される中、彼は屈することなくプレーをし、自らの存在を証明していく。
ここがポイント!
1997年4月15日に背番号「42」はメジャー全球団共通の永久欠番とされた。それ以降毎年4月15日には、敵も味方も背番号「42」を付けてプレーするという。 -
実話なんですね。こんなに素敵な,精神力の強い選手が本当にいたんですね。
しかも「42」が全球団の永久欠番だなんて…。
アメリカはやっぱり素敵な国ですね。いろんな悪い人もいて,差別もあるし,鉄砲持ってて危険な国だけれども,やるときはやる!
よくもまあ,ここまで我慢できるもんだわ。
少しずつかわっていく周りの選手の描き方も素敵です。
これはディスクから消さないで残しておきます。
《NHKプレミアムシネマの解説を転載》
1947年、黒人初のメジャーリーガーとしてデビューしたジャッキー・ロビンソン。人種差別の激しかった当時、ジャッキーはチームメートや他球団の選手、マスコミや民衆からのヤジや数々の仕打ちに耐え、黙々とこん身のプレーを続け、その姿に周囲は心を動かされていく・・・。ジャッキーを演じるのはチャドウィック・ボーズマン。ハリソン・フォードが球団のゼネラル・マネージャーを演じ話題となった、実話を映画化した感動作。 -
劇場公開時に見たかったのですが時機を逸してしまい、10年が経ってしまいました。
ジャック・ルーズベルト・ロビンソンその人の偉業は世界中があまねく知るところですが、彼を見いだした当時のドジャースの会長、ブランチ・リッチーのガッツにも焦点が当てられており、ジャッキー・ロビンソンと行動を共にする黒人記者やチームメイト、対戦相手の接し方も観客が感情移入しやすいように描かれているように思います。
物語(ストーリー)そのものに「力」があるので退屈せずに見ることはできますが、
・ロビンソンがメジャーで受けた差別の数々
・それを受け止め続けた彼の苦悩
・そもそもの野球の試合展開の描写
など、いくつか「物足りない」と感じる部分もありました。
ただ、フィリーズの監督ベン・チャップマンを演じたアラン・テュディックの演技は、同じ白人からも「一線を越えている」と思われるような迫真のもので、観客の憎悪を一手に引き受ける素晴らしいものだったと思います。
「正しいことをする」ことの難しさと、それを成し遂げる人の勇気、易きに流されず信念を貫くことの美しさ、といったものを感じさせる作品であると同時に、いまなお根強く残る黒人差別とそれに対するBLM運動という対立構造を一刻も早く克服できるよう、政治問題を直接取り上げているわけではないこの映画のような作品がより多くの人の目に触れ、問題意識を共有できるようになればよいと思います。 -
人間にとって必要なのは、品位だ。
他人に敬意を払えるか。
自分に敬意を払えるか。 -
大リーグのメジャーはもとより、マイナーリーグ、独立リーグ、アマチュア野球に至るまで永久欠番となっている背番号があります。黒人初の大リーガーとなったジャッキー・ロビンソン!彼がつけた背番号42がアメリカにおいての永久欠番です。
それにしてもドジャースのGMブランチ・リッキーを演じている俳優さんは見たことないけど上手いなぁ~…でもこの声は聞いたことあるんだけど顔は初めて見るし味があっていいなぁ~と感心しながら検索すると…ハリソン・フォード?えっ~と驚くばかりの変貌ぶり!特殊メイクを少し加えているようでわかりづらいのですが、こんな時代になってしまったんですかね?ハリソン・フォードがww
「42 〜世界を変えた男〜」
https://www.youtube.com/watch?v=dBzlO87_Qsk
大戦後間もない1947年黒人が初めて大リーグのグランドに立つそれまでは黒人は黒人の独立リーグの中に参戦していたが未来を見据えたブランチ・リッキーが大リーグにいや、アメリカに戦いを挑む。
さすが人種差別色の強い作品に仕上がっているので、見る人はいやかもしれないがアメリカの歴史であるから仕方がないが実際のところ人種差別はもっとひどいんでしょうね。
久々だぁ~ジャッキー・ロビンソンの活躍に感動を覚えながら感情的にアナウンサーに「プラトーン」のジョン・C・マッギンリー!すごい懐かしい。人種差別激しい相手チームの監督にタッカーのアラン・テュディック!やっぱり人相悪いわ~www
最後の回想の中でロビンソンにボールをもらった少年がその後ミラクル・メッツで活躍する黒人プレイヤーになるとか真偽のほうは調べてはいませんがすごい話だなぁ!
主演のチャドウィック・ボーズマン。活躍の場はテレビドラマ中心ではありますが、今後の銀幕の中でも暴れそうですね -
史上初の黒人メジャーリーガーとして幾多の差別を乗り越え、野球界の新たな1ページを切り開いた伝説のプレイヤー、ジャッキー・ロビンソンの不屈の人生を描いた感動の伝記ドラマ。彼と、彼を周囲の猛反対を押し切り起用したブルックリン・ドジャースのやり手GMブランチ・リッキーの2人が繰り広げる孤独で過酷な戦いの行方を綴る。