世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア [Kindle]

著者 :
  • 英治出版
3.79
  • (8)
  • (9)
  • (9)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 151
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (335ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白かった気がして再読。広く浅く概略を解説してくれるやり方は、個人的趣味に合ってる。経営学とよばれるものがどんな種類があって、どんな議論がされているかの大枠を理解するにはもってこい。ここからなにか興味を持った考え方を深く学ぶきっかけになればよし。


    以下、メモ
    ポーターの競争戦略論は、競争しない戦略
    ゆえに、現代のハイパーコンペティション時代ではあまり有効では無い
    トランザクティブメモリーとは、組織の誰がなにを知ってるか把握していること
    見せかけの経営効果ではない、その企業にしかとれない本質的な優位性を考えることが大事
    ストラクチュアルホールとは、情報の真ん中にいる人。商売の基本中の基本
    リアルオプションとは、段階的な投資。不確実性の高い現代において有効と思われる戦略のひとつ。

著者プロフィール

入山 章栄(イリヤマ アキエ)
早稲田大学ビジネススクール教授
1972年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所で主に自動車メーカーや国内外政府機関へのコンサルティング業務に従事した後、2008年にピッツバーグ大学経営大学院よりPh.D.を取得。ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクールのアシスタントプロフェッサーを経て、2013年より現職。専門は経営戦略論、国際経営論。主な著書に『世界標準の経営理論』(ダイヤモンド社)、『世界の経営学者はいま何を考えているのか』(英治出版)、『ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学』(日経BP社)のほか、Strategic Management Journal、Journal of International Business Studiesなどの国際的ジャーナルへの論文発表も多数。

「2022年 『両利きの経営(増補改訂版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

入山章栄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×