なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践 [Kindle]

  • 英治出版
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  • 改善目標には裏の目標があり、そのせいで改善が阻害される。
    変わるために必要な3要素
    1.心の底
    理屈抜きの強い欲求を抱く必要がある。理性ではなく本能を。心の底を揺さぶるべき。
    2.頭脳とハート
    思考と感情の両方に働きかける。
    3.手
    思考と行動を同時に変える。

    免疫マップを作る。
    1.改善目標
    それは自分にとって重要なものであること。
    周りの誰かにとっても重要なものであること。
    達成するために、主として自分自身の努力が必要だと認識できること。
    この三条件全てに適合する目標であること。
    否定形ではなく、肯定形で目標を表現したほうが良い。
    2.阻害行動
    具体的であればあるほど良い。
    3.裏の目標
    裏の目標を見つけるために、不安ボックスに恐れていることを書き出す
    その不安の逆が裏の目標に相当する。
    4.強力な固定観念
    裏の目標の根底にありそうな固定観念をあげる。

    1.おとなになっても成長できるという前提に立つ。
    2.適切な学習方法を採用する。
    3.成長の欲求を育む。
    そのためには良い問題に取り組むこと
    4.本当の変革には時間がかかることを覚悟する。
    5.感情が重要な役割を担っていることを認識する。
    6.考え方と行動のどちらも変えるべきだと理解する。
    7.メンバーにとって安全な場を用意する。

    事例が多く載せられている。
    その事例を省いて読み進めた。

  • 人から指摘されてもなかなか自分を変えるのが苦手という人におすすめの本です。
    400ページ以上あってボリューミーなので本を読むのが苦手な人にはちょっと大変かもしれません。
    内容としては、本人が変わらない本当の理由が明らかになり、課題克服が明確にできるようになるので、自己変革したい方にとってはすごく使える本だと思います。
    ハーバード大学で編み出された免疫マップというシートを元に自分の改善目標、それを阻害する行動、表にでてない裏の本当の目標、固定観念を明らかにし、どう自分を変化させればよいのかが明確になります。

  • Kindle耳読
    目で読むのは多分無理、というくらい聞き応えもあった。
    聞きづらいところは特に無く、ボリュームがある本にも気軽に挑戦できるのが耳読書の良いところ。
    感想としては、
    ・免疫マップはそのうち作ってみたい。
    と思ったが、それぐらい、、、
    気になる所を目で再読しないと行動には、つながらないと感じた。

    本のタイトル通り、人と組織は簡単には変われない、、、

  • 少し前に話題になったキーガンさんのチーム論。
    正直、私にはあまり響かなかった。
    いわゆる免疫マップというものを作成し、チームで自己開示することで心理的安全性と透明性を保ち、それを継続的に支援していくようなことができれば、変わっていくよねって話をかなり延々と繰り返しているような気がする。
    まあ、たしかにそういうこともできない職場とかだと目からウロコなのかもしれないけど、個人的にはその部分はもうクリアしてるな。むしろもっと根深い問題とかの方をクリアにしたいよなって思うところもあって、コレじゃない感になってしまった。

    ◆目次
    序章 個人や組織は本当に変われるのか?
    第1部 “変われない”本当の理由
    第1章 人の知性に関する新事実
    第2章 問題をあぶり出す免疫マップ
    第3章 組織の「不安」に向き合う
    第2部 変革に成功した人たち
    第4章 さまざまな組織が抱える悩み—集団レベルの変革物語
    第5章 なぜ部下に任せられないのか?—個人レベルの変革物語①
    第6章 自分をおさえることができるか?—個人レベルの変革物語②
    第7章 うまくコミュニケーションが取れないチーム—集団を変革するために、個人レベルで自己変革に取り組む物語
    第3部 変革を実践するプロセス
    第8章 変わるために必要な3つの要素
    第9章 診断—「変われない原因」を突き止める
    第10章 克服—新しい知性を手に入れる
    第11章 組織を変える
    終章 成長を促すリーダーシップ
    刊行によせて
    原注

  • 免疫マップ。仕事とプライベートの問題は切り離して考えてはいけない。何が成長を妨げているのか。

  • 人と組織が変われない原因は頭で理解できるものの、その解決方法(実践編)でつまづいている。だから変われないんだ・・・というオチ。

著者プロフィール

ハーバード大学教育学大学院教授(成人学習・職業発達論)。30 年あまりの研究・執筆活動を通じて、人が成人以降も心理面で成長し続けることは可能であり、現代社会のニーズにこたえるためにもそれが不可欠であるという認識を広めてきた。授与された名誉学位や賞は多数。

「2013年 『なぜ人と組織は変われないのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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