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- / ISBN・EAN: 4988003828998
感想・レビュー・書評
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80歳になろうとする医学博士。勲章の授与式に行くまでの1日に起こる出来事と、思い出す昔のことを交互に描き、自分の人生を考える。
最初の夢が夢らしくシュール。思い出した事柄からすると、婚約していたいとこは自分の弟と結婚し、それがずっとひきずっている? その後妻となった人とは不仲だったようだし。一族の避暑地で、好きだった従妹がおじの誕生祝に野いちごを摘んでいると、自分の弟が現れ従妹に愛をささやく。
スウェーデン語なのか、ドイツ語とフランス語と両方が混ざったような響きが新鮮。
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3.0
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初めてベイルマン監督作品を見ました。
年代は古いけれど普遍的なテーマだし、センスフルな
整っている映像で全く古さを感じませんでした。
老いた教授イーサクの名誉学位授与式に赴く日に
走馬灯のように今までの人生を振り返った話。
道徳的な意味が織り込まれていそうなモチーフだが
押し付けがましい説教ではなく
老紳士の家族への悩み、孤独、老い、死などへの思いを
その一日の出来事に上手にパッケージしてありました。
イーサクの「気づき」や「振る舞い」が見ているものへの
メッセージになっている感じでしょうか。
含蓄のあるさすがの巨匠といわれる監督の映画でした。
次は「第七の封印」を見ようと思います。