ディス/コネクト [DVD]

監督 : ヘンリー=アレックス・ルビン 
出演 : ジェイソン・ベイトマン  アレキサンダー・スカルスガルド  ポーラ・パットン 
  • バップ
3.80
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021143332

感想・レビュー・書評

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  • うわぁ…これは、まさに現代映画、という感じですかね、内容が。

    私もこうしてネットを使ってブクログというアプリを使い、読書感想文的なものを繁々と書いているわけですが、いつどこでどのように、誰にみられているかわからない。
    内容によっては、人を傷つけているのかもしれない。
    誰かを、中傷するようなことを書いてしまっているかもしれない、そんな気はなくても。

    それが、故意だとしたら。
    それで、人が死んでしまったら。
    その背景にあるものが、擦れ違いから生まれた孤独感だとしたら。

    結局、インターネットを使っているのも人間なのです。
    相手も、ネットを通じているけれど人間なのです。
    人間同士のやりとりなんだと思います。
    だとしたら、そこに温かさも、冷たさも、優しさも、怖さもあるんだと思います。

    今は、人間同士でやり取りをしなくても孤独を回避できてしまう時代だけど、結局それでは埋まらなくて、人と人との関係性の中で癒しあうことしかできないんじゃないかなと思ったりします、それがネットを通じてだったとしても。

    こんな時代に、これからどうしていけばいいんでしょうか。
    とても考えさせられる映画でした。

  • 何もかもが素晴らしかった。ストーリー展開も、映像も、音楽も、役者も演技も。
    交差の仕方がとにかく見事。アダルトチャットを生活とする青年とテレビリポーター。子を失っだ寂しさをチャットで話し相手を見つけそれにより詐欺にあって財産を失った女とその夫の復讐。気に入らない相手をSNSで偽造アカウントを使い女の子に扮装し自殺を誘発した少年2人とその父親。自殺した少年の家族。その進行と交差がとにかく見事だった。
    SNSだけでなく、すべてのネット依存の人たちが見るべき作品。ネットがないと成立しない世の中で、どのようにして生きていくか。
    誰かと繋がっていたい。それはSNSだけでない、顔も知らない人が救いになることだってある。危険と紙一重だとわかっていても。寂しいとか嬉しいを共有したい。アダルトチャットだとしても。どんな形でもいい。子供のいじめは悪質で陰険。ジョークは分かりやすく行わなければジョークとして成立しない。親から子への愛の形。
    本当に観て良かった。マークジェイコブスも出演してるしね笑

  • ★★★★★

  • ネットで繋がることの負の側面を群像劇で見せます。SNSのなりすましや個人情報の抜き取りから生まれる悲劇とポルノライブチャットの3つのストーリーを同時進行させます。現実感があってひりつく感じは息苦しいほどです。「クラッシュ」風の盛り上げで、秀逸な出来栄えでした。

  • 最近、日本のとある偉大なインフルエンサーが自殺してしまって、それでネットの誹謗中傷は大きな問題だという、これまでことあるごとに何回も繰り返されてきた議論が再び熱を帯び、相変わらず同じようなコメントがメディア上で再演され、その中でこの映画が某映画評論家によりネットニュースの中でレコメンドされていた。この映画では、同級生に騙されてチャット相手に恥ずかしい写真を送ってしまった男の子が、学校中にその写真が拡散されてしまって絶望し、自殺をはかってしまう。今の世の中、今日もどこかで同じようなことが起こっていそうな、とても卑近に感じるエピソードである。加害生徒は「まさか死ぬとは思わなかった」という、これまたセンター試験の模範解答のような、なにかそういう公式でもあるのかと思うような通り一辺の弁を述べる。私がこの映画を観るきっかけとなったインフルエンサーの死に対する社会の反応も含め、ネットというものが台頭して以来、人間は、全く何も、ほんの少しも、ネットとの付き合い方について学んでいないし進歩していないことの証左が映し出されていると感じる。

    このほか、ネットがもたらすトラブルの事例が、このいじめの事件とあわせて3つ、絡み合うように展開されていく。現実の社会でネット絡みの事件の根底にある問題が何十年かけても全く何一つ解決していないように、この映画でも特段なにか解決することはないし、カタルシスは全くない。胸糞悪い、極めて現実的な展開である。

    ちなみに例のインフルエンサーの自殺は、ネットの誹謗中傷が原因というのがまるで真実のように語られているが、本当にそうだろうか。私にはなにか別の理由が/もあったのではないかと思うが、しかし真相は誰にもわからない。ただひとつはっきりしているのは、ネットとの関わり方について、誰も正解を見つけていないということだ。

  • SNSでチャットしてた相手が実は男のクラスメイトで、送った裸の画像を晒されてしまい自殺未遂で意識不明になる。
    日本でもありそうなリアルに怖い話。

  • インターネットをめぐるいじめ、自殺、詐欺、チャット、ポルノサイトなどを複数の同時進行する視点で描いた映画。身近なネット社会の話なのでリアルで身につまされる。

  • オンライン上での出会いが日常になった現代においてそのリスクは想定以上であり、いかに恐ろしいことかということを知らしめてくれる作品。

  • Amazonプライムビデオにて視聴。
    良い気持ちにはなれない映画が、出来はしっかりしている。
    評価はしません。

  • SNS黎明期に作中と似たような痛い危ない経験をしてきたので各エピソードの全員の気持ちが解る…ネットリテラシー大事。

  • * crashみたいな複数のストーリーが並行して進み最終的に絡み合う構成
    * 全体的に面白いんだけどラストが全てモヤモヤした感じ
    * ネット被害も犯人見つからず、自殺未遂のお父さんも殴られて終わり、レポーターも結局若者助けられず…
    * というかラストが印象に残りにくいというのがもったいない

  • なんかすっきりしなかった。
    ネットに裸の写真をばらまかれて自殺未遂した少年、どっちかというと元警察官を親にもつ少年(アンダー・ザ・ドームに出てた青年、コリン・フォード)あの友だちの方が悪党だったのにあまり焦点はあてられず、ネット詐欺にあった夫婦が誤認していたクリニーングの人(スエーデン版ミレニアムの男優ミカエル・ニクヴィスト、去年肺がんで死去とあった、56歳の若さで…)は間違いで
    真犯人は一体誰?という疑問は残るし。
    ネットでボスにアダルトサイトに言いなりに使われてる青年はその件を告発しようとしてくれたジャーナリストに俺と一緒に住むかなんていい出すし。(結局はボスについていってしまう)
    ネットの世界の闇を描きたかったんだろうけど。
    ネットにつながりを求めるといいことはおきないね
    ってこれはあまりに短絡的か…

    Disconnect 2012年 115分 米 Amazonプライム
    監督 : ヘンリー=アレックス・ルビン
    出演 : ジェイソン・ベイトマン アレキサンダー・スカルスガルド ポーラ・パットン 

    今も誰かと“接続”してますか? 誰かと“つながりたい”ですか?

  • きっかけはネットでも、解決するのも傷つくのも生身の人間。機械相手だから平気で嘘も付くし傷つける。3つの話を見て、つくづくそう思った。

  • ネットを通じた出来事にまつわるドラマ、見る人選ぶドラマかな

  • 2015/9/16 ネット犯罪ドラマかと思いきや 3つの人生ドラマ ネットが恐ろしい事は云うまでもなく…でも、何かで繋がりたい人の気持ちや 家族にも見えない世界。悲しいけど…事件が起きてから気付く愛情。しかし、秀作だった思う。ひっそり コソコソやってるSNS の世界の闇を観た気がした ネットで救われる事も それが 恐ろしい闇と犯罪に発展する事もある。でも、ちゃんと ネットの恐ろしさに向き合って 使わないといけないと思う 現在にあったテーマだと思った。遊びのつもりでも 自分以外の人の事を晒す事は絶対許されない事だと肝に命じなければならない。

  • 久々にいい映画を観た。

  • 自分のネットの闇と重なったのか、なんだかずっとハラハラしていた。音楽にもハラハラさせられた。殴るシーンが印象的でハッとした。

  • 映像も脚本も俳優陣もこれ以上望めないぐらい素晴らしい。「オブリビオン」の時も思ったけど今回もアンドレア・ライズブローはエロくて切ない。

  • ネットが悪いんじゃなく、それを使う人達の心の闇の部分を上手く描いている。クライマックスに向けてそれぞれの話がどうやったって最悪の方向にしか向かわないんじゃないかって持って行き方にドキドキ。

    あとベンの「タリラリラリラリラーリラ」の曲が観終わってからずっと脳内リフレイン。

    3.9点

  • ネットは怖いよー

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