ある過去の行方 [DVD]

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監督 : アスガー・ファルハディ 
出演 : ベレニス・ベジョ  タハール・ラヒム  アリ・モッサファ  ポリーヌ・ビュルレ 
  • Happinet(SB)(D) (2014年12月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953062894

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ある過去の行方 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • イランで初めてアカデミー外国語映画賞を受賞、ベルリン国際映画祭でも金熊賞を含む3冠を達成した「別離」(2011)のアスガー・ファルハディ監督。
    パリを舞台に、再婚を予定している子連れカップルの思いもよらぬ過去の秘密が少しずつ明らかになっていくさまと、彼らを軸に複雑に絡まり合う愛と哀しみの人間模様が赤裸々かつサスペンスフルに綴られていく。

  • しばらく登場人物の関係がわからない。もちろん見ているうちに、あーなるほどと。

    しかも、自分の都合で行動し、それを隠そうとするからお互いの不信感を高めるため、話がこじれて、本当のことがなかなか見えてこない。

    サスペンス的な要素が含まれている。それぞれの思惑が見えてくると話がひっくり返ってくる。そういうところは最後まで観てしまう要素。

    ラストも希望があるような、ないような。もし話が聞けたとして、何か希望があるのかな。変わらなければ、また同じ繰り返しだと思うのだけど…

    それにしても、大人の勝手で振り回される子供たちが気の毒。

    観ていてあまり気分のいい映画じゃないけど、人の心理の見せ方とか良かった。多分こんな気持ちが隠されてるんだろうとか、こうな気持ちになってるのかもと想像していく映画。

  • 最後までドレスのシミの原因はわからなかった。込み入った人間模様は、ヒトであるがゆえ。正直なら問題は大きくならなかったかもしれないけど、愛や妬み、疑い、ちょっとした悪知恵は人生につきもの。

  • 白黒だけじゃない、誰のせいは言い切れない、そういうグレーゾーンの存在をいつも描いておるような気がする。

    少し離れたところでされる会話。
    音を聞かせない、かといって内緒話とは言い切れない、そんな映像の見せ方が斬新。

    憶測の積み重ね、それで現実が過去となっていくのだとすれば、それを丁寧に紐解くと、こういう真実というべきものが見えてくる。
    そんなことを教えてくれる良作。

  • フランスの国民性なのかな。
    火が付いたときには我が子であっても感情をむき出しにする。元を正せばその原因が自分に有ったとしても。
    こういう人ってフランス映画では結構見ている気がする。
    とにかくそういうシーンが見ていてちょい辛い。

    映画的には、わざとらしい説明的な会話は無く、小出しにされる会話(情報)から推測しながら少しずつ事実が解明される感じはサスペンス要素を駆り立てる。
    登場人物それぞれのちょっとした嘘や誤解から生まれる不幸の連鎖は観ているこちらまで鬱々。
    しかしラストシーンのかすかな希望は救い。


    3.7点

  • 空港で待ち合わせる男と女。甘い物語かと思いきや、離婚手続きのためにイランからやってきた元旦那と迎えるフランス人元妻なんですね。説明的な描写がなく、交わされる会話から、現状と真相が明かされます。雑な作りはなく、会話に聞き耳を立てさせられるミステリー仕立ての展開が楽しめます。大人の事情に巻き込まれる子供たちは可哀想ですが、そのせいで可愛さ5割増しでした。

  • 私はやっぱりフランス映画合わないなーと。

    全部ではないんだけど、やっぱりフランス映画って鬱々としてて・・・。

    で、なぜか主人公の女の人は大抵気が強く、陰気で嫌味でヒステリックだったりする。
    フランス人女性にはこのタイプが多いのかな。

    この映画の主人公もまさにそう。
    何度も離婚と再婚を繰り返し、現夫と離婚成立前に他の男(妻子あり)の子供を妊娠し、
    娘の説得を現夫に任せ、何が何でも妻子あり男と結婚しようとし、何かあれば厭味ったらしく
    ヒステリックに叫びながら家族を怒鳴り散らすこの主人公には、
    何ひとつ魅力を感じませんでした。

    ファッドとリュシーがずっと可哀相でした。
    子供はいつだって大人の都合で振り回されて、いとも簡単に傷つけられてしまう。

    リュシー役の子が可愛かったな。

  • 2015/6/2 最初の車の中で振り返った時に出る
    タイトルの出し方いい 曰く付きな感じで始まり
    結構 観てしまったが 最後まで 解決には辿り着かず 余韻を残した終わり方だったが、良い映画に思えた。過去の行方 過去に捕らわれながらも 今を生きていかなければいけないし…結局、何かの
    きっかけが必要なんだろうね。しかし、どちらの旦那様もメチャ善い人だなぁ〜と感じた。それが 魅力であり危ういのかもしれない。
    生きてく上では 過去も現在も含め 何かの形で 色んな事が露呈されるんだろうね。ラストシーンは良かったけど…何らかの結果に導かれないところは 少し残念だと思うのは 観ている自分も何らかの答えを求めてるからだろうな。

  • サスペンス性(宙吊り状態)はあるのだけれどもどこに向かっているのかいまいちよくわからない映画だった。植物人間になった妻が夫の香水の匂いに反応するという、それだけのシーンを撮りたかっただけのワンアイデアに固執した映画のようにも見えた。

  • マリーアンヌには共感できないしアーマドはなぜイランに帰ったのか分かんないしラストにいきなり植物人間出てくるし、軸ブレブレ。映像は趣深いし子どもたちの表情はとてもよいのだけど。

  • 「別離」の監督、アスガー・ファルハディ作品。この人の世界観は好きです。
    離婚を考える夫婦と、子供たち、再婚相手とその連れ子、それぞれの思いが絡み合い、重厚な物語が紡ぎ出されていきます。

    救いが無い感じがするし、何も解決していない気もするけど、何故か良い作品だと感じてしまった。

  • 中東アジア出身の夫アーマドとフランス人の妻マリー。

    すでに別居している夫婦だが、この程正式な離婚手続きを
    する為、夫が妻の住むパリへやって来る所から物語が進行していく。二人には娘がおり母親と異父兄弟と一緒に生活している。子供は全て母親が引き取っているが、母マリーは恋多き女なのか
    何なのか、正式離婚前だが今も彼氏サミール(またも中東系)と半同棲。相手の連れ子は引き取って我が子の様に面倒をみるも、やんちゃで手を焼いている。3人の子供の母親となり忙しい日々だが、アーマドとの娘(高校生位?)が、母の奔放な異性関係に
    ヤケがさした感、、というか母に懐いてない。

    遠路はるばるやってきた話の分かる父親アーマドに過去のとある事件にまつわる新事実?を打ち明ける。

    その新事実とは、母の現在の恋人・サミールの妻が自殺未遂の末植物状態になってしまったのは、サミールと母の不倫が原因だという事。
    娘は母親が間接的に人を死に至らしめた事に動揺し苦しんでいた。また母の不倫をリークしてしまった(かも?)自身も自責の念に囚われていた。

    しかし母マリーの認識では、サミールの妻は自営のクリーニング店での客とのクレーム騒動が原因だと思っていた。

    サミールがなぜ不倫がバレたのかを探るうち従業員の女性が
    不信な行動をしていた(様にサミール的に判断)。その事で激情的に彼女を解雇してしまう。

    サミールはマリーを愛す傍らで植物状態の妻への献身もみせる。

    実に複雑な人間模様を小気味良くミステリアスに裁いて行く
    ラスト。

    サミールの息子フアッド君がかわいい。
    大人の事情で子供がちと可哀相とか思えるシーンもある。

  • [LE PASSE/THE PAST フランス2013]
    メモ:蠍座 14:50-17:00 三本鑑賞¥2,000-にて。 一人で観る
    パンフ

  • それぞれの理由から蟠り、許す事が出来ないでいる前の家族と今の家族達が過去と対峙する。私はあれほどまでに感情をぶつけられてしまうと正面切って向き合う事が出来ないかもしれないなぁと感じてしまう。物凄い修羅場が繰り広げられて胸が苦しかったです。だけどどんな状況であれ愛する全ての家族が前へ歩み進めていけるように支え合い、許し合うって事、それが一番大事なことなんだって言っているのかな…苦しくても誠実で強い大人の立ち振る舞いを見たような気がします。いい映画でした。

  • 少しミステリーチック。
    主人公の奥さんの不倫相手の奥さん(ややこしい…)の自殺の理由が少しずつ見えてくる。
    けれどなかなか物語的には進まず、やきもき。

    自分たちが不倫をしたのが諸悪の根源なのに、子どもを責めたり、なんでこんな態度を取れるのか終始理解できなかった。奥さんが植物状態なのに結婚しようとしていることも。

    子どもたちもこんなに複雑な関係の中にいたら嫌になるだろうなー。

  • 最後のベッドシーツにのった手のひらを映しての、ピアノBGMがいいですね。

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