日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる (講談社+α新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • この分野の本では最高の星五つとした。(感動がない分野なのでそういう設定。)

    糖質制限食をさらに具体的にM(ミート)E(エッグ)C(チーズ)の頭文字でメック食を提唱している医者の本。そもそも人間にとってグリコーゲンをため込むのは非常時用で、ケトン体と呼ばれる脂肪から造られる成分によるエネルギー燃焼の方が脳にも体にも良いとの事。

    ランナーとしていろいろ本を読んだりしているが、カーボローディングなどするのは何だかおかしいとは感じていたところ、糖質制限者のランナーがエネルギー切れにはならずに、かえってラストスパートできることを知って不思議に思っていた。その答えが本書にあった。(おそらく普通の人は読み過ごすような、さりげない書き方であったが・・・。)

    自分自身、炭水化物食だとすぐ眠くなったり、食べても満腹感が足りなかったり空腹になりやすいとは感じていた。本書にある糖質中毒ではないにしても、なるほどと思わされた。

    脂質は取り過ぎても排出される事、当分(炭水化物)は必須栄養素ではないこと、かえってタンパク質と脂質を控えた食生活がとても危険であることなど、目の開かれる内容が多々あった。良く言われる「脳の栄養素はブドウ糖のみ」と言うのが誤りで、ケトン体の方がより脳の求める栄養素であることも驚きであった。

    実際メック食を試してみたところ、少ししか食べないのにすぐお腹いっぱいになれた。これらからも続けようと思う。

著者プロフィール

渡辺信幸(わたなべ・のぶゆき)
沖縄県那覇市・こくらクリニック院長
1963年愛知県生まれ。名古屋大学医学部卒業後、沖縄県の総合病院に入職。4年間の研修を経たのち、与論島や宮古島などの離島医療に従事する。離島では、脳卒中や心筋梗塞など重篤な患者を救えないケースも少なくないため、予防医療に注目。以来、生活習慣病外来を運営して3000人以上の患者をダイエットに成功させた。現在では市民への啓蒙のため、地元コミュニティーFM局でラジオパーソナリティーも務めている。
1963年愛知県生まれ。著書に『一生太らない体をつくる「噛むだけ」ダイエット』(3刷)。
メディア取材も多く、2013年だけでも9月にはテレビ東京の「主治医が見つかる診療所」(2014年4月にも登場決定)、雑誌では8月「壮快」、「女性セブン」、9月「からだにいいこと」、11月「壮快」「VOLT」などがある。

「2014年 『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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