トランセンデンス [DVD]

監督 : ウォーリー・フィスター 
出演 : ジョニー・デップ  モーガン・フリーマン  ポール・ベタニー  レベッカ・ホール  キリアン・マーフィ  ケイト・マーラ 
  • ポニーキャニオン
2.90
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感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013079182

感想・レビュー・書評

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  • ノーラン製作総指揮でジョニデ主演だから普通に観に行ったんだけど、観賞後にネタバレの感想なんかチェックしてたらめちゃくちゃ酷評されまくって、今年のラジー賞有力候補にまでなってて正直驚いた。そんなダメな映画だったのかと自問自答したぐらいだ。

    だから、ぼくはここではあえて擁護派の感想をしたいと思う。

    ただひとつ言わせてもらえば、これはクリストファー・ノーランの作品ではない。ノーランは製作総指揮に関わってはいるが、それはこの作品が「ダークナイト」や「インセプション」で撮影監督を務めたウォーリー・フィスターの監督デビュー作だったからに違いない。ノーラン節はこの作品には込められていない。

    物語は比較的単純ではあるが、現実と照らし合わせると非常にツッコミどころは多い。それを多くの鑑賞者が酷評しているが、まあ所詮SFじゃんと割り切れるぐらいの見方はあると思う。

    ジョニデ演じるウィル・キャスター博士は、人間をも超える人工知能を研究開発しているが、それを脅威と考えているテロ組織によって瀕死の状態に陥る。そこでレベッカ・ホール演じる妻であり同じ科学者のエヴリンとポール・ベタニー演じる親友のマックスとで、ウィルが死ぬ前にウィルの意識をコンピューターにアップロードする。そして、エヴリンはそのウィルの意識データを研究中の人工知能に移してウィルの意識を復活させるのだ。

    果たして人工知能として復活したウィルは本当に生前のウィルと同じなのか。しかし、ことは次第にエスカレートしていく。ウィルとエヴリンは夢の実現のための城を築き始めるが、その城によってウィルは怪物化していきエヴリンさえも疑問に思うほどの異常さを見せ始める。

    そしてこの後、そのウィルの暴走を止めるべくいろいろあるんだけど、それはまあ興味があれば観てくれたらいいんだけど、結論から言うとぼくはこの作品が究極の愛の物語であったと思う。そしてふと似たような作品があったなと思い出す。それはブルース・ウィリス主演の「サロゲート」だ。ぼくはこの作品をSFをモチーフにした熟年夫婦の再起の物語だと嘯いた。

    《参考》「サロゲート」は熟年夫婦の再起の物語である

    このときも「ターミネーター3」のジョナサン・モストウが監督したと話題になったが大コケしたはずだ。今回の「トランセンデンス」もウィルがエヴリンの夢の実現のために神になって地球を救おうとし、エヴリンは自身の死を持ってウィルを信じることができたという、なんだか古典的すぎるぐらいのラブストーリーだったんだと妙に納得してしまった。

    そう言えば、一緒に観に行った妻が観る前に「人工知能になったあなたを自分は愛せるかしら?」と冗談めかして言っていたが、この作品はそのひとつの回答となったのだろうか。

  • AIがより賢くなった未来ってどんなかなと気になって見た映画。最後まで見た人だと分かると思うけど、こういう切り口で描かれると、そんな未来も良いなと思えた。
    怖さと愛が共存の作品。

  • 終わってしまったからこそ美化出来るのかもしれないけれど、愛を含めた感情の電子化は成功していたってことか。俳優もストーリーも好き。
    ポールベタニーの出演を知らなかったからよりテンションが上がった。
    あと、クリストファーノーラン氏も関わっていた事に納得( ˘ω˘ )

  • 人工知能が天才科学者の考えをアップロードしネットに繋がれることで、これまでの人間にはなし得なかったことがいとも簡単に実現される世界となっていく。
    最初は人工知能の可能性を垣間見る感じでわくわく感があったが、後半は話が飛躍して、人工知能対人間という構図となり、演出も安っぽい感じになってしまった。
    後半部分がよりリアルに描かれていたら、もっと緊迫感もあって楽しめたかなと思う。
    人工知能を描くのは難しい。

  • ウイルが暴走していると判断した理由が良くわからない
    そのため途中から話に入り込めなかった

  • ジョニー・デップも人工知能テーマも大好物。
    前半は静かながらもじわじわとみせる雰囲気になかなか楽しめたが、後半は壮大なスケールに演出が追いついていないように思えた。
    結末も「愛」で終わっちゃって、シンプルだけどあっさりに感じたのが残念。

  • 近年何かと話題の人工知能がお騒がせをする映画です。
    天才科学者の頭脳をそのままコンピュータにいれて生かそうという、若干の狂気を漂わせるストーリー。こんなこと可能なのかなあとか細かい事は気にせず、コンピュータというものが人間にとっていかなる脅威となるのかを見守るのがオススメです。

  • こんなに人口知能が進化するのも近い将来有り得ないことではないと思います。
    ジョニー・デップさんの白塗りじゃない姿も見れたしw奥さんを最後まで愛していてラストは切なさもあり決して悪くはなかったんですが、あんまり入り込めなかった。
    トランセンデンスの意味が超越と分かったのは良かったです(笑)
    確かに超越してましたもんね~っていうか超越しすぎ!!
    入り込めなかったのは頭がついていかなかったからかもしれません・・

  •  人工知能の開発をしている夫婦。ハイテクノロジーの反対するテロリストに夫は重症を負わされる。夫婦は人工知能に夫の意思を入れようと試みる。

     けっこう酷評されてるらしいSF。人工知能の話かと思いきや、ナノマシンと結びついてとんでもないことになっちゃうのは確かにちょっとついてけなかった。
     ただ、全体的な話の流れは悪くない。本当に夫の自我がそこにあるのか、夫の名を借りただけの人工知能なだけではないのかという問いがストーリー中ずっとあるのだが、実はそれはハイテクノロジーを恐怖せず受け入れられるかという問いだったのだと思った。

  • もし、コンピュータに
    科学者の頭脳を
    インストールしたら――


    TRANSCENDENCE

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