コンフォートゾーンの作り方 [Kindle]

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  • フォレスト出版
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  • コンフォートゾーンは自己イメージが決める。

    自分を過小評価するのではなく、
    正しいセルフトークで自己イメージを形作っていく。

    だから、ネガティブな発言はいけないんだなあ。

    行動
    今日も最高の1日になった、と朝言ってみる。
    自分は優れている、と呟いてみる。

  •  TPIEプログラムに関する本。TPIEプログラムとは苫米地英人氏とルー・タイス氏が中心となって開発した能力開発プログラム。脳科学や心理学に基づいている。
     本書には、TPIEに関する様々な概念が示されている。これまでの暗示によるものがどうしてうまく働かないかなども丁寧に記されている。
     実際のプログラムもやってみたい。
    ---
    以下、引用
    アファメーションの作り方
    1.一人称であること
    一人称で書き、主語を「私」にします。内容も個人的なものにする。

    2.肯定的に書く
    「こうなりたくない」「欲しくないもの」は排除し、「こうなりたいもの」「欲しいもの」についてのみ書く。

    3.現在進行形で書く
    「今まさに○○している」「今起こっている」などのように、現在進行形で書く。

    4.「達成している」という内容にします
    「私は○○を持っている」「私は○○だ」「私は○○をする」などの言い回しを使って、すでに達成しているという内容にする。逆に「私は○○することができる」「私は○○したい」「私は○○しなければならない」という表現は使ってはいけない。

    5.決して比較をしない
    自分自身の変化と成長のみをしっかりと思い描き、「他人と比較してこうだ」という記述をしないようにする。

    6.一行動を表す言葉を使う
    打ち解け、くつろいだ態度でそれを成し遂げている自分自身の行動を表現する言葉を使い、その様子を書く

    7.感情を表す言葉を使う
    ゴールを達成した時にあなたがいかに感動するか、その感動をあなたに正確に呼び覚ます言葉を使って書く。

    8.記述の精度を高める
    的確で詳細な記述になるように、言葉の精度を高め、言葉の中に、不要なあいまい性がないかをよく検討し、それがある時は書き改める。

    9.バランスをとる
    ゴールの中に、あなたの人生におけるさまざまな分野を調和よく組み合わせる。それは家庭、余暇、社会(地域)、精神性、教育、ビジネス、健康、親族関係、キャリア、財産などについてよく調和させ、1つひとつのアファメーションが互いに矛盾しないようにする。

    10.リアルなものにする
    アファメーションの中にゴールを達成した自分自身が見えるくらい、リアルな記述にする。

    11.秘密にする
    あなたの個人的なアファメーションのほとんどは、誰かと共有する必要がありません。

  • P 40
    人はたいていの場合、自らの意思ではなく他人の影響力の下に、不十分な生き方をしています。自分の意思で成長や成功を遠ざけているわけではなく、あなたという人間について語る周囲の人々によって、いつの間にかそうさせられてしまっているのです。
    ピンク色のハイライト | 位置: 59
    申し訳ありませんが、この形式のコンテンツは表示できません。
    P 227
    人の脳がその時重要でないと思った情報を遮断するからなのです。  これがカクテル・パーティー効果です。つまり、これがRASなのです。
    P 234
    脳が重要ではないと判断した瞬間に、それが見えなくなり、聞こえなくなり、感じなくなり、脳が無理やり盲点をつくり出してくれるわけ
    P 247
    まずはゴールの設定が非常に重要になってきます。  今の自分のコンフォートゾーンの外側にゴールを設定し、そのゴールに自分自身で責任を持って臨み、それをリアリティーとして自分のものにしていくのです。  すると、RASがオープンになり、ゴールを達成するための情報が次々に脳に飛び込んできます。
    P 265
    ふだんついこうしてしまう癖などもハビットに含まれます。毎日の日常の中で、当たり前のように無意識で行うことすべてを指しています。
    P 266
    一方のアティテュードは、態度というよりも、行動の性向であり、日常の無意識の選択のこと
    P 289
    実は、ここが大切なポイントなのですが、過去の出来事の情動記憶がつくりあげるハビット、アティテュードが自分のゴールと合致したものであるか否かについては、何の保証もないということです。
    P 358
    マインドの内側にある今の現実を変えることによって、マインドの外側の現実も変わることになります。  つまり、「未来のゴールの世界のリアリティー」を「今ある現実のリアリティー」よりも高めることによって、あなたが感じる不協和が、ゴールの世界を達成するように導いてくれるということです。
    メモ仕事が早く終わって欲しいと考えると、仕事がいやという情報が入ってくる

    P 383
    ブリーフそのものは、情動記憶でつくられます。  ここでいうブリーフとは、いわゆる体験的な記憶としての信念と自分が言葉として聞いた情報を受け入れた結果としての信念との両方を合わせた内容を意味しています。
    P 408
    ブリーフ・システムに違反する新しい行動が引き起こされたとしても、それはホメオスタシスによってすぐに元に戻されてしまいます。
    P 487
    コンフォートゾーンは、セルフ・イメージによって決められています。
    P 528
    コンフォートゾーンに制約されている限り、あなたはその範囲の中でしか能力を発揮することができない、ということになります。  こうした自己抑制機能に制約されずに自分を高めるには、セルフ・イメージのレベルを上げていくことが必要です。
    P 535
    注意すべきは誰の意見を聞くかということです。  もともと人は、最初から自分でセルフ・トークをつくるわけではありません。ほかの人から言われたことを取り込んで、自分のセルフ・トークにしてしまうのです。
    P 545
    つまり、誰かがあなたについて話す内容は、すべてあなたの過去に対する指摘であり、評価であり、イメージであるということです。
    P 559
    現状の延長線上のステータスクオを評価されてると、あなたのポテンシャルを低下させるだけでなく、コンフォートゾーンも低下させることになってしまうからです。
    P 563
    大切なことは、自分が望む未来、自分自身が選ぶ未来に、焦点を定めることです。  ここで大切なことは、人はたいていの場合、自らの意思ではなく他人の影響力の下に、不十分な生き方をしているということです。  自分の意思で成長や成功を遠ざけているわけではなく、あなたという人間について語る周囲の人々によって、いつの間にかそうさせられてしまっているのです。  大切なのは他人の言葉に耳を貸すことなく、自分が望む未来に焦点を合わせてセルフ・トークをコントロールすることが、高い効果を生むということなのです。
    P 571
    セルフ・トークには、4つの段階があります。
    P 573
    第1段階は、「無理だ」「できるわけがない」というあきらめです。
    P 575
    まずこの状態から脱することが必要
    P 576
    第2段階では、「〜するべきだ」「〜であったらいいなあ」という目的論的なものが生まれてきます。しかし、問題を解決する手段がないため、この段階のセルフ・トークでは何の変化も起こりません。
    P 578
    第3段階では、「もうこんなことはやめよう」「こんな状態から抜け出そう」などの〝誓い〟が生まれてきます。この段階になると、目標に向かい、問題を解決している自分のイメージを探し始めます。
    P 580
    第 4 段階は、探している新しいイメージについてのセルフ・トークが生まれます。  ここにくると、「次はこうする」、「明日はこうありたい」という、新しい次元に向けたセルフ・トークを行うようになります。
    P 585
    最後に、それでは迷った時に誰の言うことを聞いて参考にすればいいのでしょうか。  端的に言えば、それはプロのコーチです。
    P 592
    人が高いパフォーマンスを示す時は、つねにコンフォートゾーンにいる時です。  逆にいえば、コンフォートゾーンにいる人は、当たり前のことのように高いパフォーマンスが出てくるのです。その時何か問題が生じたとしても、創造的無意識が勝手に解決してくれます。  では、逆にコンフォートゾーンから外れた時は、どうなるでしょうか。  その時は、いきなりスコトーマが生じるため、周囲の人に想像がつかない間違いをし始めます。
    P 609
    生物は、アウェイでは抽象度の低い、本能的な判断を行い、すばやく行動を起こせるようにつくられているのです。
    P 626
    コンフォートゾーンから外れている時は、創造的無意識が逆向きに働きます。
    P 633
    アウェイをコンフォートゾーンにすればいいということです。  そのための方法が、アファメーションとセルフ・トークのコントロール、そしてビジュアライゼーションで、コンフォートゾーンを広げ、あなた自身の基準を高めていくこと
    P 654
    私たちがゴールを設定すれば、現状のゲシュタルトとゴールのゲシュタルトには当然、差が生じます。秩序を回復しようとするゲシュタルトの働きを使えば、ゴール設定の仕方いかんで、私たちにより大きなエネルギーが生まれることになります。  差が大きければ大きいほどエネルギーが生まれるので、高いゴールを設定すればするほど、ゴールに向かって進もうと、より大きなエネルギーが生まれるわけ
    P 661
    もちろん、エネルギーだけでゴールを達成できるわけではありません。そのためには、アイデアも必要です。アイデアとは、ゴールを達成するための創造性です。
    P 676
    この時重要なことは、ゴールのゲシュタルトが、現状のゲシュタルトよりも、よりリアルでなければならないという点です。
    P 683
    現状のゲシュタルトを壊すためには、非常にリアルかつたいへん違和感のあるゴールのゲシュタルトをつくる必要があります。
    P 686
    たとえば、現状で年収500万円の人が、年収1億円の生活をゴールにしているとします。そのゴールをリアルに感じるというのは、「実際私はすでに年収1億円の生活をしています」という自分の世界観をつくることです。
    メモ神様の本で、祈りは〜できました。とすべきなのと一緒や

    P 694
    ゴールは達成している   と思いなさい!
    P 703
    現状のゲシュタルトを壊し、ゴールのゲシュタルトが選ばれるには、現状ではダメだという現状否定のもとに想像の世界にリアリティーをつくり出す必要があるのです。
    P 763
    ゴールの世界のリアリティーは、「ゴールはすでに達成している」と考えることでつくられます。ここでのポイントは、そのリアリティーは現状とは違うと、はっきり認識することです。
    P 770
    ゴールをステータスクオ(現状)の外側につくる、もしくは、ゴールを現在のコンフォートゾーンの外側につくることなのです。  そもそも現状とは、今のことを指すだけでなく、今の延長線上にある将来のことをも含む概念です。
    P 778
    最後に、ゴールを設定する場合の注意点を、いくつか補足しておきましょう。  まず、数値目標などを現状に合わせないこと
    P 784
    目標を引き下げることは、現状に合わせてゴールを設定することであり、自分の未来の可能性を否定することになるからです。  2番目は、もし現状の内側にゴールを設定してしまった場合は、ためらわずにゴールを見直すことです。  なぜなら、現状の内側にゴールを設定してしまうと、それが自分のスコトーマをさらに強めるように働くからです。その結果、明日はますます昨日のようになってしまうのです。つまり、ゴールを設定することが、何もしないよりも悪い結果を生み出してしまうということです。
    P 792
    また、ホメオスタシスの力とゲシュタルト破壊の力を利用するために、ゴールは高ければ高いほど良いのです。  高いゴールは、不安感などが強く生じ、ゴールを引き下げようとする心の作用が生じますが、その時に決してゴールを下げないでください。  そうすれば、高いゴールを達成するために創造的無意識がわき、それまで見えなかったゴールの達成法が見えてきます。
    P 798
    IV=Rというのは、ルー・タイス・プリンシプルの方程式です。  Iはイメージ、Vは臨場感(ビビッドネス)、Rはリアリティーです。  イメージかける臨場感がすなわちリアリティーをつくる、ということです。
    P 802
    認知科学以後は、臨場感のある世界のことを指すようになりました。  つまり、映画を見て、映画の世界に浸っている時は、映画の世界がリアリティーであるということです。映画の世界は現実ではなく虚構だと反論されるかもしれませんが、臨場感があればそれがリアリティーなのです。
    P 814
    複数のゲシュタルトのうち、IVが一番強いものが、リアリティーとしてつねに選ばれるのです。したがって、鮮明なイメージがあり、臨場感が強いものが、リアリティーになるということです。
    P 825
    ゴールの世界を現実にするためには、ゴールの世界のセルフ・イメージを現状のセルフ・イメージよりもはるかに強烈にしなくてはなりません。
    P 855
    今考えていることがその人のムードをつくり、そのムードによって環境が整い、リアリティーができ上がるということです。
    P 867
    最初に心が変化すると、そこにコンフォートゾーンが生まれ、有用なことからスコトーマが外れて、無用なことにはスコトーマが生まれます。  そうすると、無意識の行動が心の変化に合致するように現実を導かざるをえないということ
    P 872
    ルー・タイスがよくあげるのは、スリー・タイム・フレームという思考の概念です。それは、過去、現在、未来のどこに思考の基準を置き、物事を考えるかというものです。  過去に思考の基準を置く人は、過去の出来事を語り、過去を基準に物事を考えます。  こうした人たちに共通するのは、人生の最盛期をすでに過ごし、「昔は良かった」「あのときは幸せだった」という考えを持っていることです。それゆえに未来に対しては悲観的であり、現在は不平不満の対象でしかありません。
    P 879
    未来に思考の基準を置く人は、未来を先見し、そのイメージをはっきりと持っています。現状がその方向に動き出していることを想定して行動し、自分だけでなく周りの人をも未来に向かって引っ張っていこうとします。  このような人たちは、未来のことであっても、すでに実現している、達成しているものとして現在形で語り、思考します。  そのため、ゲシュタルトが有効に働き、その結果スコトーマが外れ、RASを働かせて必要な情報が流れ込むようになり、イメージ通りの未来に自分を導くのです。

  • 難しい表現も多かったが、わかりやすくセクションごとに図解でまとめくれているため振り返りやすい。

    人生を豊かにするためのマインドセットのあり方を学ぶことができました。

  •  コンフォートゾーンを読んで春休みに課題図書で書く文章の数を12という目標を立てた。自分が今まで逃げてきたことに対し、春休みは正面と向かって対峙していきたいと思う。コンフォートゾーンを広げ、文章を書くことに対する苦手意識がなくなる段階まで文章力を引き上げたい。
     ほかにも春休み中に成し遂げる目標として、ベンチプレス85㎏を挙げる。ゲームのランクをマスターまで行く。クリエイトの残り19回分を通うこと。このように複数の目標があり、すべて達成したい。

  • 個人開発を達成させる、コンフォートゾーンの作り方的な参考箇所はあるか?

  • 「人がなぜ新しい事を習慣化出来ないのか」、「変わろうとしても変われないのか」を脳科学の側面から、解説した一冊。
    人は常に自分の範囲を持っていて、その範囲を超えると、違和感を感じ戻ろうとする。
    自分をより良く変えるためには、この「自分の範囲」自体を引き上げることが非常に重要。

  • 自己啓発

  • 高いゴールを達成するためのメソッド
    - 過去に囚われず極めて高いゴールを設定するべし
    - 設定したゴールを達成した状態をありありをイメージし、リアリティ(臨場感)を上げて自分の世界観というゲシュタルトを現実ではなくゴール達成時のものに塗り替えるべし
    - すると自然にゴール達成に向けた行動・アイデアが湧いてきて実行に移れる

  • 苫米地さん本の初心者にはちょっと難しいかも。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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