トゥルー・ロマンス ディレクターズカット版 ブルーレイ(初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]

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監督 : トニー・スコット 
出演 : クリスチャン・スレイター  パトリシア・アークエット  デニス・ホッパー  ヴァル・キルマー  ゲイリー・オールドマン 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント (2014年12月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967132786

トゥルー・ロマンス ディレクターズカット版 ブルーレイ(初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

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  • 1993年公開のアメリカ映画。

    コミックショップで働くB級映画オタクの青年クラレンスは、
    自分の誕生日プレゼントに店長が差し向けたコールガールのアラバマと出会い、
    お互いに一目で恋に落ちます。

    意気投合した二人は翌日には結婚し、
    クラレンスが彼女の元ヒモのところに
    荷物を取りに行くことに。

    しかしヒモと口論になり、
    クラレンスは男を殺害してしまう…。

    そして彼女の荷物だと思って持ってきたバックには何故か大量のコカインが…。
    新生活を始めるため、麻薬を売りさばいて現金に替えようと考えたクラレンスだったが、
    やがてマフィアと警察から追われるハメに。
    二人の逃避行の運命やいかに…。

    『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』『キル・ビル』の
    クエンティン・タランティーノ脚本、
    『トップガン』『ビバリーヒルズ・コップ2』『アンストッパブル』
    のトニー・スコット監督による、
    真実の愛をテーマにしたバイオレンスアクションの傑作!
    (その後、2012年に飛び降り自殺でトニー・スコットが亡くなったというショッキングなニュースにはビックリでした)



    もうメチャクチャ好きな映画です。
    10代の多感な時期に観たので、今でも鮮烈に記憶に残ってます。
    (あっ、この先完全にネタばれしてます!悪しからず!)


    この作品、トニー・スコットが敬愛するテレンス・マリック監督の傑作『地獄の逃避行』をオマージュして作ったらしいけど、
    僕個人としては
    断然、現代版『ボニー&クライド』と呼びたい。
    アメリカンニューシネマの傑作『俺たちに明日はない』を彷彿とさせる愛の逃避行だけど、
    こちらはなんともクールでロマンチック。

    ティーンエイジャーだった僕は
    ショートのブロンドヘアにサングラス、
    ピーチのような甘い声と
    一途で情熱的でセクシーで、
    オタク文化に理解があって、
    映画館を出た瞬間空手の真似をするなど(笑)ノリが良くて、
    少女のように純粋で少し頭の弱い(笑)、
    アラバマにゾッコンでした(笑)。
    (だいたい、オタクにこんなキュートな彼女がいること自体が、男の妄想であり、最大の夢なのでは!)

    そして、漫画やB級映画オタクのクラレンスの設定は
    あきらかに脚本を書いたタランティーノを反映してて笑えるんだけど、
    思春期の僕はそんなクラレンスを気取って
    馬鹿みたいにド派手なアロハシャツを買ってみたり(笑)、
    あきらかに影響受けてましたね(笑)
    (この、主人公がオタクだという設定が、
    ロックと文学と映画に昏倒していた10代の僕の心を打ったし、だからこそ等身大のヒーローとして憧れを抱いたのです。しかし、千葉真一の殺人拳シリーズ三本立てをチョイスするセンスはあっぱれ!笑)


    それにしても、不器用で無軌道な、
    それゆえの無垢で純粋な愛が
    本当に眩しかったなぁ〜。

    『Cool』という言葉を
    自分も含めて周りが意識して使うようになったのも
    この映画の影響からだし(笑)。


    映画的な見所も沢山あって、
    クラレンスの父親を演じたデニス・ホッパーと
    マフィアの相談役を演じたクリストファー・ウォーケンの
    息詰まる対決シーンは鳥肌の立ちまくる凄さだし、
    (長い会話の妙にタランティーノ節が色濃く出ています)

    どんなに殺し屋に殴られても
    諦めず立ち向かっていくアラバマのシーンは下手なホラー映画顔負けの陰惨さと壮絶さで
    激しく胸をかきむしられたし、

    あと、当時まだバリバリの美青年だったブラッド・ピットが
    ファンの女の子なら、
    『え〜!!』ってドン引きしちゃうような
    汚れ役で出てます。
    (ブラピいわくどんな役でもいいからこの作品に出たかったとのこと。しかし、チョイ役ながらその存在感はスゴい!スターの証明ですね)


    主演のクラレンスには
    『ヤングガン2』『カフス』『忘れられない人』『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『告発』『ブロークンアロー』など、当時人気絶頂だった
    クリスチャン・スレーター。

    アラバマには『エルム街の悪夢3』『インディアン・ランナー』『エド・ウッド』、
    そして2014年『6才のボクが、大人になるまで。』での主人公の少年の母親役で映画賞を総ナメにした
    パトリシア・アークエット。

    他には、
    『シド・アンド・ナンシー』でSex Pistolsのカリスマベーシストのシドや
    『レオン』のクラシック好きのイカれた麻薬刑事など
    エキセントリックなキレる男を演じたら右に出る者がいない
    怪優ゲイリー・オールドマンが
    アラバマのヒモでポン引きのドレクセルを。

    クラレンスの神であるロッカー、エルヴィスを怪演した
    バル・キルマー、

    ほんのチョイ役で
    サミュエル・L・ジャクソンなど
    無駄に豪華なキャストを発見するのも楽しいです。


    今でもマリンバを使った
    ハンス・ジマーのテーマ曲「You’re So Cool」を耳にすると、

    クラレンスとアラバマが出会った
    映画館のシーンや、
    屋根の上での告白シーン、

    電話ボックスでの刺激的なメイクラブ、
    洗面所でクラレンスに勇気を授けるエルヴィスの霊のシーン、
    ラストの砂浜での夕陽のシーン(砂浜を駆ける子供はパトリシアの実の息子だそう!)など
    いくつもの名場面が甦ってきます。

    この作品が今でも映画ファンから圧倒的支持を得ているのは、
    タランティーノお得意の
    バイオレンスさとその中に絶妙に息ずく遊び心とコミカルなエッセンス、
    それにプラスして
    トニー・スコット監督お得意の
    人間模様とロマンチックな味わいの
    2人の個性が奇跡的に上手くブレンドされ昇華されてるから。
    (暑苦しくなりがちなタランティーノ色がうまく中和されて、タランティーノマニアではない一般の観客にも観やすくなってます)

    そして当初バッドエンドだったタランティーノの脚本を
    ハッピーエンドに変えたトニー・スコットの功績は大きい。
    バッドエンドだったならば数多あるバイオレンス映画の中で埋もれていただろうと思う。
    それだけこの作品のラストシーンは
    アウトロー映画の結末としては異色だったし、
    異色だからこそ、
    記録ではなく、深く記憶に残る映画として、
    すべてのオタクファンに愛される作品になったのだと思います。


    愛のためにひた走る男と
    そんな男に100%尽くしきる女。
    冷静に見ればただのバカっぷるの純愛ストーリーなのだけれど(笑)、
    誰もが夢見ても実現できない
    愛ゆえの愚直なまでの暴走が、
    最後には人の心を打ち突き動かす。

    中には二人の暴走を批判する声も聞くけど、
    恋愛なんて本来
    エゴ丸出しで自分勝手なもの。

    何があろうと
    それを貫いた二人は
    やっぱりカッコいいし憧れます。


    https://youtu.be/vXMxy_TkmJc

    『トゥルー・ロマンス』予告編


    https://youtu.be/6ab1l2TwFp8

    マリンバを使った印象的なテーマ曲『You're So Cool! / Hanz Zimmer』

  • うむ、大好きですね。愛おしい映画、といいましょうか。素敵にシッチャカメッチャカといいますか、邦画ですと、SABU監督の「ポストマン・ブルース」に似た感じかなあ?と思いました。

    もうね、とんでもなくシッチャカメッチャカで荒唐無稽で、ありえへん、滅茶苦茶やん、と思いながらも、大好きでたまらない。はあ、ええなあ~こんなん、すっきやなあ、、、って、思えちゃう映画。そんな感じです。どんな感じなんでしょうね?

    ものすごい極論だと思うのですが、めっちゃ個人的意見ですが、この映画、異性にモテる人は、あんまハマらない、入りこまない、と思うのです。女の子にモテない、切ない男が、好きになる映画。勝手にそう、思っちゃうのですよね。自分がそうだから、勝手にそう思っちゃうのですよね。

    「ああ、タラちゃん。あんたもそうなのね、わかるよ、わかるよアンタの気持ち」って、今や世界の名監督になったクエンティン・タランティーノさんに、「あんたもモテなかったんやね、、、」って、ホンマに失礼ながら、めちゃんこ感情移入しちゃうんですよねえ、、、同志意識を、もっちゃうんですよねえ、、、すんませんタランティーノさん。ホンマごめんなさい。

    いやあでも、こんなシッチャカメッチャカな、リアリティーZEROな映画に「トゥルー・ロマンス」って。「真実のロマンス(ロマンスって日本語でなんでしょうね?)」って、名前、つけちゃうなんて。タランティーノさん、あんた、まじスゲえよ。切ねえよ。最高だよ。あ、ちなみに監督は、トニー・スコットさん、なんですけれどもね。でもなあ、どうしてもこの映画は、タランティーノの存在が、最高に重要だなあ、とか、勝手に思うんですよね。

    クリスチャン・スレーターの、ギリギリ2枚目半、な主役っぷりも最高です。ホンマかどうかは知らないのですが、最高のチョイ役で登場したブラッド・ピット。この映画の主役を演じたかった?らしいのですが、いやあ、この映画の主役は、やっぱ、クリスチャン・スレーターでないとなあ。ギリ二枚目半、ってな所が、ホンマに大好き。

    だいたい、自分のバースデーに、相当マニアックなカンフー映画3本立てを一人で観に行く男、って、切なすぎるやないですか。

    そこがまあ、最高なのですが、せっかく映画行く前にね、バー?で知り合った、ちょっと良い感じのお姉さんに「カンフー映画観ない?3本立てだぜ!安いんだぜ!超名作だし(俺にとっては)!観ようぜ!」って、自信満々に誘う所。あの勘違いっぷり。愛おしすぎる。自分の好きなモノは、相手も好きになると信じて疑わないあの無邪気な眼差し。ホンマなあ、あの勘違いっぷり。愛おしすぎる。

    コールガールを演じたパトリシア・アークエットを、自分のバイト先の古本屋?に案内して「この初代のスパイダーマンが最高なんよね。絵もストーリーも。バッチリっしょ!!?」って、そんな感じで言う場面、あるやないですか。なんやそのマニアックな解説は。で、それに笑顔でつきあうアラバマよ。こんなん、単なる妄想やないか。いやあ、よー実写化してくれましたよトニー・スコット監督よ。

    あと、クリストファー・ウォーケン演じる、マフィアの相談役の人?VSデニス・ホッパー演じる、主人公のとおちゃん、の対決場面は、超絶名場面だと思います。あの時、父ちゃん、死を覚悟しつつ、ってか生を諦めつつ?でも、愛する息子の為に、或いは自分のプライドの為に?めちゃんこ怖いマフィアの相談役的な人に、立ち向かうんですよ。あの時の、父としての思い、自分の息子を守ろうとする思い、みたいなん、すっげえなあ、ってね、思うんですよね。勝手に。めちゃんこ、こう、息子に対する愛を感じました。男としての父親としての矜持を感じました。デニス・ホッパーに。

    で、とおちゃん、殺されちゃった後、あっさりと冷蔵庫に貼ってたメモで、息子の居場所、バレますやんか。意味ないやん。無駄死にじゃん、っていう、残酷さ。コメディーさ。それも含めて、でもどうしても、あの場面を描きたかったんだろうなあ~っていう、タランティーノの脚本家としての美学?みたいなんを、勝手に感じたのです。勘違いかもしれませんけれども。

    まあ、とにかく、超絶大好きな映画です。愛おしい。愛おしすぎる映画です。

  • 2015/6/28鑑賞。
    すきな作家さんが好きな映画ということで、みてみようかと。
    SEXと薬と、GUNとって感じでした。
    まさかのコールガールとの仕組まれた出会いが運命の出会いになるとは。
    どんなことがきっかけになるかなんて、わからないとの。
    運命ってそんなものだなぁと。
    ただ、貫く事って大事だし大変。

  • 激しい恋に落ちた男と女が、暗黒街と警察を向こうに回し、逃亡を続けるさまを描いたラヴ・サスペンス。クエンティン・タランティーノが、『レザボア・ドッグス』の資金集めのために泣く泣く売った処女脚本作をトニー・スコットが映画化。

  •  脇役がすごい人ばかりだね。ストーリーも飽きさせず、ファンが多いのも頷けます。

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