ゴーン・ガール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988142065810
感想・レビュー・書評
-
デヴィッド・フィンチャー監督作との事で楽しみにしていた作品。
かなり満足出来ました。
途中までは読める展開ですが、そこから先は全く読めない。どこに着地するのか分からず食い入るように見ました。
今作は余計な情報を見ないで楽しむのが良いと思います。
おすすめです!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結婚5周年の記念日を迎えたニックとエイミーの夫婦。
だが、記念日の当日、エイミーが突然姿を消してしまう。
一体エイミーに何があったのか!?
全体的に静かでダークな感じが良かった!!
期待以上に面白かった!!
でも少し怖かった・・・。 -
名画座で鑑賞、
本日3本立ての目玉。
またまた音楽はトレントレズナー、「ドラゴンタトゥーの女」と同じく不穏な空気感を良く表しています。
最初はミステリーっぽいですが、奥さんが書く日記から導き出されるシーンからサイコスリラーの様相を帯びてきます。
不注意から有り金全部をモーテルの住人に盗られてからはブラックコメディになります。
完璧な計画だったハズなのに無一文になって昔の男を引きずり込んでしまう辺りから、主人公と奥さんの立ち位置が完全に入れ替わってしまう過程が凄く面白い。
この映画は、気の強い奥さんを持った人なら誰しも経験する結婚の現実を鋭く描いています。それがあんまり的確なんで笑ってしまう場面が多々あります。
映画館でも笑いが起こっていたので、「あぁ私だけじゃないんだ!?」と安心しましたが。
映画として面白いのは勿論ですが、実生活を振り返って自分にも「あるある!」と思わせてしまう処が一層怖いです。
この映画は極端な例ですが、自分にも起こりうる事として捉えると、奥さんを怒らせてはいけない!奥さんを大事にしよう!と心の底から思えます。
家に帰って妻に言うと鼻で笑われましたが。 -
予告の見せ方がとても秀逸で、事前情報入れずに見た方が衝撃的で絶対楽しい。サスペンスと思いきや、後半がらりと毛色を変えてくるので見事に振り回されました。
妻は、ワイフでもレディでもなくどこまでも“ガール”なんですよね。正体現して以降の衣装なんかも本当に露骨で、最高にクールでした。 -
セブン以来の衝撃。フィンチャー最高。
-
※映画をみました
クリスマスにみる映画じゃまったくないけれど、
めっちゃくっちゃ面白かった!
賢すぎる妻と俗物な三流夫の間に起こる事件と画策と憎悪と愛の物語。
最初のほうは、なんてくだらないサイテーなクソ男なんだ!エイミーかわいそう!と思っていたんだけれど、え、そういうこと?となり、そのあとから奥さんの知能の高さとドライさがおそろしくてたまらなくなる…俗物な夫のほうが、まだ愛せる人物かもとも。
絶対にありえないシチュエーションだけど、すべての夫婦の縮図にも思える。
フィンチャー天才かよ!と思いました。
これ観た人と語りたくりたいです。 -
アメリカ・ミズーリ州。幸せに満ちた理想的な結婚生活を送るニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)だったが、結婚5周年を迎えたその日にエイミーの姿が忽然と消える。
家には争った形跡があり、さらにキッチンからエイミーの大量の血痕が見つかった。警察は失踪と他殺の両面から捜査を進めるうちに、アリバイがあいまいなニックを疑う。
美しい若妻が失踪したこの事件は注目され、報道は過熱、ニックは全米から疑いの目を向けられカップルの知られざる秘密が明るみになる……。
完璧な妻エイミーに、いったい何が起きたのか?
ギリアン・フリンの同名小説を映画化したサスペンススリラーの傑作。
失踪したエイミーを探す手がかりを掴むために、ニックはエイミーが残した結婚記念日のプレゼントに導く手がかりをたどっていく中で、エイミーの隠された過去や本性に気づいていくサスペンス、エイミーが幸せな結婚生活の中で失業をきっかけにニックに対する不満を募らせていき密かに恐ろしい企みを計画していたことやニックが密かに浮気していたことなど登場人物の隠された本性が徐々に明らかになるにつれて予想外な方向に突き進んで衝撃的なオチにたどり着いた時に見えるのは、お互いに相手の理想像を演じ「どういう相手と結婚したと見られたいか」という肥大した自己愛を投影している夫婦の現実、そして「自分は恋人や妻の本性を本当に見つめているだろうか」という問いを自分に問いかけたくなり、背筋が凍りつくデヴィッド・フィンチャーの最高傑作です。ワイドショーやSNSによってニックに悪いイメージが付けられ追い詰められていく展開もスリリングでした。 -
電撃的に結ばれた夫婦が徐々に膿んでいく5年目の結婚記念日、突然、妻のエイミーが失踪する。
煽動的な内容で視聴率を稼ぐメディアと、それに踊らされる衆愚によって、共依存的な夫婦関係が織りなすリアルな人間関係がコンテンツとして消費される。終わりの見えない恐怖に空恐ろしさを覚える。
繰り広げられる頭脳戦の数々は「鬼才」という敬称が最も似合う男、デヴィッド・フィンチャー監督作品ならでは。これでもかというほど展開が周到に用意されていて、2時間半があっという間に過ぎる。
失踪する妻をロザムンド・パイクが怪演。メイクや衣装でこんなに顔が変わるか。ゴーンのダブルミーニングにも注目。ベン・アフレックは今作でもシリアスな場面で絶妙に口が開いていて良かった。