パフューム ある人殺しの物語 [DVD]

監督 : トム・ティクヴァ 
出演 : ベン・ウィショー  レイチェル・ハード=ウッド  アラン・リックマン  ダスティン・ホフマン 
  • ギャガ
3.62
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921400350

感想・レビュー・書評

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  • アラン・リックマンが出てたので鑑賞。

    究極の香りを作ることに取り憑かれた調香師。
    市場の薄汚い生ゴミの中で生まれた、どんな匂いでも嗅ぎ分けられる才能を持った男は、まだ知らない香りを嗅ぐために自分の産まれた町を出て調香師となる。

    ある時初めて若い娘の匂いを嗅ぎ、その香りに魅力されるが、うっかり娘を殺してしまう。死体となり香りが失われていくことに気付いた男は、何とかこの香りを留める方法を知りたいと老調香師に弟子入りし、ひそかに実験を重ねる。
    その間十何人もの若い娘を殺して香りをとり、遂に男は究極の香水を作り出すことに成功するが、完成と同時に殺しが露見してしまう。

    殺した娘の父親から糾弾され、あわや死刑となる寸前、究極の香水をつけた男が死刑台に現れる。
    若い娘の香りを纏った男は、不思議とどんな人間にも敬意を持って優しく接してしまうような魅力を感じさせたため、死刑囚のはずがまるで貴族のような扱いで群衆の前に現れる。
    当初重罪人に対する死刑を望んでいた群衆や、殺された娘の父親もその香りの魅力には抗えず、「この男がそんなことをするはずがない、なにかの間違いだ」という錯覚を起こし、また発作的に周囲の人間全てに対しても愛欲の虜となり乱交騒ぎとなってしまう。

    その隙に逃げ果せた男だったが、人々が求めるのは自分ではなく、あくまで香りなのだということに気付き、悪臭漂うあの産まれた場所に戻ってきていた。
    愛を求めた男は、最後に自分に全ての究極の香水を振りかけ、町の人間達の前に姿を現し、そして跡形もなく消え去った。

  • ベン・ウイショー目的で鑑賞。

    高尚過ぎて私には退屈だった。

    でも、ベン・ウイショーの素晴らしい演技力を堪能することができた。
    自分に体臭がないことに気付いて新しく生きる目的をみつけてからは目に精気が宿っていた。
    逆に死刑台に上って作った香水の威力を知るも自分の願望とは違っていたことに
    気づいて絶望した表情。
    グルヌイユ役はベン・ウイショーだからこそ成り立った映画だと思う。

    アラン・リックマンは好きな俳優だけど、今作ではちょっと残念だった。
    娘を殺されたのに、香水に抗えない表情をもっと上手く見せて欲しかった。

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