もぎりよ今夜も有難う [Kindle]

著者 : 片桐はいり

• 幻冬舎 (2014年9月26日発売)

感想・レビュー・書評

[strattonさんの感想 · 2019年1月6日]

片桐はいりの文才については、『わたしのマトカ』、『グアテマラの弟』で証明済み。3冊目の著作となる本書は、常時持ち歩いているkindleに入れておいて、隙間時間に。
抱腹絶倒度合いは前2作に劣るものの、本書ではユーモア溢れる表現で包まれた強烈な映画愛でお腹いっぱい。実際の映画のタイトルをもじっているのは表題だけでなく、本書内の全40話も。しかも、そのタイトルは内容にぴったり。もうひれ伏すだけ。

[wordwormさんの感想 · 2015年7月7日]

え、あの片桐はいりさんがエッセイも？
私的好感度高女優であられる故、これは読んでみなければ。
そして、読んで本当に良かった本。
映画はそれほど見ているわけではなくとも、映画館という建物と空間を心から惜しむ世代の人間であるからして。
はいりさんの書かれる一文一文に、胸を、目頭を熱くしながら拝読した。
DVDにストリーミング、動画サイトで、ぐんと映画が身近になっているはずの現代で、いまだに館で観たいという気持ちを捨てきれない自分を、ほっこり掬い上げていただいた思いです。

[cheshireさんの感想 · 2022年11月12日]

はいりさん、いろんな経験してて人生楽しそう。

[zhizeさんの感想 · 2022年2月4日]

・ホントに映画と映画館が好きでたまらない人が書いた本。
・ここ２年くらい映画館で映画を観ていないのもあって、ホントに映画館に行きたくなる一冊。

[yoshio2018さんの感想 · 2018年10月11日]

映画の題名をもじった章題がおしゃれだ。映画館のもぎり嬢だったはいりさんの映画館にまつわるいろいろなお話。

[nari-akiさんの感想 · 2016年3月29日]

片桐はいりさんの、「もぎり時代」のエピソードやそれと関係する映画館、地方の劇場や映画館への思いなどを綴ったエッセイ。

どのエッセイも短いのだけれど、映画に対する愛情が籠もっている。
そして、「もぎり」への愛。

古今東西、有名・無名の映画のタイトルにもじったそれぞれのエッセイにつけられた題名もよい。

[stingx3さんの感想 · 2016年1月5日]

片桐さんの思い出話と映画の紹介。文章の言葉に小粋さがあり，テンポ感があって読みやすい。そうだ，映画館に行こう。

[miholantaさんの感想 · 2015年6月8日]

この人の文章好きだなぁ。才能あるよねぇ。
映画「館」にこれだけ思い入れってあるもんなんだねぇ。
そういえば昨日行ったAngelika Film center Cinemaも素敵な映画館だったわぁ。

[lstdrudruさんの感想 · 2015年2月16日]

偏愛を語る喜びに溢れたエッセイ。
映画館に対するこだわりも楽しいけども、個人的には昭和の銀座に関するお話がどうしても羨ましくてたまらない。